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口臭を予防・改善する方法

1.口の中を清潔に
  歯磨きで歯垢をキレイに除去することが大切。さらに、舌苔のそうじも習慣に。歯を  磨いた後、舌の上を歯ブラシでやさしく、2~3回こすりましょう。舌への刺激が少  ない舌専用のクリーナーもあるので、試してみてもよいでしょう。

2.臭いのもとになる食べ物を控える
  口臭の原因となる食べ物にはにんにくやらっきょう、にら、ねぎなどがあります。ま  た、飲酒や喫煙も臭いのもとに。人と会う前などは控えたほうがよいでしょう。

3.よくかんで食べる
  食べ物をよくかむと、唾液の分泌量がアップ。唾液には殺菌・洗浄効果があるので、  唾液が増えれば口臭予防にもつながります。また、食後にガムをかむのも効果的。キ  シリトール入りのガムなら、虫歯予防にもなり、一石二鳥です。

4.舌の運動で唾液を増やす
  舌を動かすことで唾液の分泌を促すことができます。以下の二つの舌運動を習慣に。
  ①口を開けて、舌を上下、左右に動かす。
  ②口を閉じて、歯と唇の間を通るように舌を回す。

5.口呼吸から鼻呼吸に
  気づくと口が開いている人は、口で呼吸をしている可能性大。口呼吸をしていると口  が乾き、口臭の原因になります。口呼吸から正常な鼻呼吸に戻すには、鼻炎など鼻の  病気を改善すること、舌を正しい位置に置くことが大切です。
            暮らしと健康 2011.6

歯科口腔保健法 8/10公布・施行 条例制定の拍車に期待

国の歯科の基本法として8月2日(火)、第177回国会の衆議院本会議で可決・成立した歯科口腔保健法(歯科口腔保健の推進に関する法律)が8月10日(水)、公布・施行された。これを受けて、今後、成人を含めた生涯を通した国民の歯科保健・歯科医療の充実等に向けて、都道府県及び市町村で歯科保健に係る推進条例の制定に拍車がかかることが期待される。条例は8月現在、兵庫県が歯及び口腔だけでなく、全身の健康づくりの推進として制定している他、歯科保健条例としては、新潟県で平成20年7月11日に制定されたのを皮切りに19道県で制定されている。
             日歯広報 8月25日

歯科医側は争う姿勢 踏切死亡事故訴訟で弁論

三重県四日市市の近鉄線踏切で昨年12月、乗用車に自転車が追突され、電車にはねられ死亡した医師中本勝昭(なかもと・かつあき)さん=当時(40)=の父親(76)が、乗用車の歯科医池田哲(いけだ・てつ)被告(47)=公判中=に約1億4800万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、津地裁四日市支部(神吉康二(かんき・こうじ)裁判官)で開かれ、池田被告側は請求棄却を求めた。

 原告側は「研修医だった中本さんは突然の事故で小児科医になる夢を断たれた。肉体的苦痛は大きく、一人息子の成長を楽しみにしていた父親の悲しみも計り知れない」と主張。池田被告側は「原告側の主張を踏まえて反論していきたい」とした。

 訴状などによると、中本さんは昨年12月30日午後、近鉄線の踏切で、自転車に乗って踏切待ちをしていた際、持病のてんかん発作で意識を失った池田被告の自動車が追突、電車にはねられ死亡したとしている。

 中本さんら2人を死亡させたとして自動車運転過失致死傷罪に問われた池田被告は公判で「運転中に発作が起こるとは思っていなかった」として事故の予見可能性を否定、無罪を主張している。

デンタルドックを受けてみたら・・・

人間ドックならぬ”歯科ドック(デンタルドック)”が、最近注目を集めている。歯は悪くなってからでは治療費や治療時間がかかる。食べたいものも食べられなくなる。さらには、歯の悪化は糖尿病や心臓病など全身疾患の原因になることが、近年明らかになってもいる。欧米では、”歯周病のコントロールが出来ていない人には心臓病の手術をしない”と言われるくらいだ。
             日刊ゲンダイ 2011.7.11

歯の再生 マウスで成功

マウスの幹細胞から作った歯のもとになる「種」を、完成された歯になるまで育ててから口内に移植し、かんだり痛みを伝えたりといった天然の歯と同じ働きを持たせることに、東京理科大の辻孝教授(再生医工学)と大島正充助教らのチームが成功した。米科学誌プロスワンに12日発表した。人に応用するには、種の材料となる細胞を胎児以外から調達する方法や、体に負担をかけない培養の仕方、移植できる程度に育つ期間の短縮方法を、さらに研究する必要があるとしている。チームには東北大、東京医科歯科大、オーガンテクノロジーズ社(東京)も参加した。
             東京新聞 2011.7.13

あごの関節痛 ストレス原因 筋肉ほぐして

食事中に口が開かなくなることがありませんか。無理に開けると、バキッという音がして、あごの関節が痛い。何かに集中し、気づくと、あごがだるいということも。あごの関節は、下あごの上端の下顎頭などの骨、あごを動かす筋肉の咀嚼筋、関節を取り巻く関節包や骨をつなぎとめる靭帯、下顎頭を覆うような円板など軟組織といくつもの部分でできている。口を開けたときの関節の雑音や痛み、口が開きにくいといった症状が現れる慢性の病気が顎関節症だ。顎関節症になりやすいのは、食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある人だ。筋肉を緊張させ、関節に過度の負担をかけるためで、仕事や家庭、人間関係のストレスやその他の精神的な緊張が影響しやすい。①左右いずれか片方ばかりでかむ②うつぶせに寝る③ほお杖をつく④あごの下に電話や受話器を挟むなどもよくない可能性があるという。
              朝日新聞 2011.7.11

歯周病と骨粗しょう症には関連が!エストロゲンが減ってからは骨量を維持する工夫を

さらに、エストロゲンは骨にも関係していて、エストロゲンが減ることで、骨量が減ることもわかっています。また、年齢を重ねるほど、カルシウムの吸収率が下がるため、骨がさらに弱くなります。ですから、閉経後は骨粗しょう症に注意すべきなのです。歯を支える歯槽骨も例外ではなく、閉経後の歯槽骨の骨量低下も、歯周病を進ませる原因に。歯槽骨が溶けてなくなってしまう歯周病にとって、骨の質はとても重要です。もうひとつ、更年期に口臭トラブルが増える原因は、唾液の分泌量が落ちること。さらに、ストレスでも唾液は減少。リラックス時の約3割減るといわれています。唾液には、多くの洗浄・抗菌成分や傷の修復成分などがあって、常に口の中の清潔を保っています。その唾液が減ることで、菌が繁殖しやすくなるのです。ただし、唾液の分泌量の低下(ドライマウス)は、シェーグレン症候群の可能性もありますので、気になる場合は医師に相談しましょう。このように、更年期にはエストロゲンが減ることで、口臭が強まり、歯周病のリスクも上がります。更年期はお肌ケアだけでなく、口の中のエイジングケアも必要です。

更年期特有の口臭がエストロゲンと密接なわけ

口臭の原因には、大きく分けて4つあります。①口の中のトラブル ②全身的な病気 ③食事などによるもの ④生理的なものです。③や④は病気ではなく、人間である以上、ある程度におってあたりまえといえる、治療の必要のない口臭です。②は、鼻・のどの病気(蓄膿症など)、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病など。これらの病気によってもにおうことがありますので、注意が必要です。けれども、更年期世代の女性に最も多いのは、①の口の中のトラブル。口臭原因の90%を占めています。歯周病、虫歯、そして唾液の減少がその多くの原因です。なかでも、更年期に女性ホルモン(エストロゲン)が坂道を転げ落ちるように減少してしまうことで、リスクが上がるのが、”歯周病”と”唾液量の減少”なのです。まず、歯周病について。なぜ、エストロゲンが減ることで歯周病にかかりやすくなるのでしょうか?エストロゲンには、炎症を抑える働きがあります。このエストロゲンが少なくなる閉経後には閉経前の2倍近く、歯ぐきの炎症成分(サイトカインや酵素など)が多く産生されてしまい、歯周病が悪くなりやすくなるのです。

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