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誤嚥性肺炎防止へ口腔ケア指導

東日本大震災の避難所で心配されている高齢者の体調管理。通常の介護でも重視される口腔ケアは、水や歯磨き粉が不足する生活の中で後回しにされがちだが、、怠ると口の中に細菌が発生し、誤嚥性肺炎を招くこともある。家庭で介護している人も、口腔ケアの基礎知識を知っておきたい。
 避難所には支援物資として飲料水は届いていたが、ショックや混乱から口の衛生を気に掛ける人はいなかった。東日本大震災でも、避難所では栄養面に重点を置いた支援が講じられているが、口腔ケアがどこまで徹底されているか不明だ。洗面所についても十分な数や広さがないとみられる。
 歯ブラシがない場合は、食後にうがいをすれば食べかすや舌への付着物を除去できる。水が限られる場合は、少量でできるだけうがいの回数を多くすることが大切だ。歯が少なく粘膜の露出が多い人は、歯ブラシの代わりに綿棒を使い、食べかすをなで取るようにしてもよい。義歯については、避難所では人目を気にして、汚れても外さない高齢者がいた。毎日の洗浄が難しい場合は、週2、3階でも構わないので水洗いを。水がなければティッシュなどで拭くだけでもいい。
               神戸新聞 2011.4.5

子どもの虫歯の少なさ、11年連続で全国トップ 新潟県「意識の高さ」胸張る

子どもの虫歯の少なさで00年から都道府県別で全国トップを続ける県は、10年の調査でも平均本数が0・75本(治療済みの歯も含む)と最少で、11年連続トップになった。一方、国は10年度までに全国平均を1本以下にする目標を掲げていたが、達成できなかった。06年に全国に先駆けて1本を切った県は、順調に減らしている。

 文部科学省が、永久歯のほぼ生えそろう12歳(中学1年生)を対象に毎年行っている調査によると、10年の全国平均は1・29本。1本を切ったのは新潟を含めて6県にとどまる。新潟は06年に0・99本になり、09年の0・80本からさらに減少した。県内の中学校で調査したところ、虫歯が1本もない生徒は64%に上るという。

 県は1981年から「虫歯半減10カ年運動」をスタート。当時は5・03本と全国平均5・9本をやや下回る程度だった。歯を強くするという、フッ素を含む水で口をすすぐフッ素洗口の教育現場での普及や、小中学校の検診で虫歯だけでなく、表面が白っぽくなるなど虫歯になる前の段階で歯科医受診を勧めるなど、予防に重点を置いてきた。

 08年には全国初の歯科保健推進条例を制定。県健康対策課は「長年の取り組みで予防の大切さが浸透し、県民の意識の高さが一番の要因ではないか」と胸を張る。
2011年5月27日 提供:毎日新聞社

水につけ置き歯ブラシ除菌

長野セラミックス(千曲市)は、歯ブラシに付着した細菌を除去するセラミックス製品を4月下旬に発売する。新開発の粒状のセラミックスボールと歯ブラシを一緒に水につけ置くことで除菌する。口腔衛生の意識が高い女性や高齢者らの需要を見込み、手軽な除菌商品として売り込む。
               信濃毎日新聞 2011.4.3

私立歯科大・歯学部、受験者全員合格校も

大幅な定員割れが問題になっている私立歯科大・歯学部で、今春も全国17校のうち10校が定員を満たさなかったことが、文部科学省の調査でわかった。

 半数を超える大学の定員割れは3年連続で、全体の競争倍率も1・52倍と低く、「大学によっては質的に一定レベルの入学者が確保できていない」との指摘も出ている。

 入試結果は、25日に開かれた同省の「歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」で報告された。それによると、私立の入試は一般、推薦などを含め、入学定員1825人(前年度比66人減)に対し、4393人(同75人増)が受験、合格した2896人(同72人減)のうち、1524人(同35人増)が入学した。

 昨春に比べて、定員割れした学校数は1校減。今春は、5大学で定員を削減したこともあり、全体の定員充足率も83・5%と5ポイント改善した。各校別にみると、最も充足率が低かったのは、奥羽大で25%。北海道医療大、神奈川歯科大、松本歯科大も充足率が6割を切った。国公立では、東北大だけが定員割れした。

 また、競争倍率が、十分に選抜機能が働くとされる2倍を下回った大学は14校に上った。6校が1・1倍以下とほぼ無競争に近い状態で、松本歯科大は81人の受験者全員が合格していた。

仮設歯科診療所 実効性ある運用確保を

日歯は5月11日(水)、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県歯の箱崎守男会長、宮城県歯の細谷仁憲会長、福島県歯の金子振会長とともに厚労大臣室を訪ね、5月2日(月)に成立した第一次補正予算における仮設歯科診療所の整備を実施するに当たり、建物を新たに建設せずに仮設歯科診療所とする場合、歯科診療に必要な設備や機材の整備が事業の対象となるよう配慮することなどを細川律夫厚労大臣に要望した。
            日歯広報 2011年(平成23年)5月15日

(佐賀)「歯10本以上で認知症予防効果」

75歳以上で身の回りのことを一人でできる人(自立高齢者)のうち、歯が10本以上残っている人の割合は、認知症の場合より2・2倍高いことが、県歯科医師会の調査でわかった。同会では、早めの口腔(こうくう)ケアが認知症予防に効果があるとみて、関係機関と連携して啓発を進めている。

 県歯科医師会は2008年から10年にかけて、県内の75-84歳の計682人(男性278人、女性404人)を対象にアンケートを実施。このうち、自立高齢者は587人で、認知症の人は95人。認知症のため自ら説明できない人には、介護者から聞き取りした。

 その結果、歯が10本以上残っている人は、自立高齢者が49・6%だったのに対し、認知症の人は半分以下の22・1%にとどまった。「硬いものがかめるか」という質問でも、「かめる」と答えたのは、自立高齢者が70%で、認知症の人は40%。自立高齢者の65・4%は入れ歯をしているが、認知症の人は35・8%と低かった。

 同会では、実際にそれぞれの口腔状態を調べたうえで、北九州市にある九州歯科大の柿木保明教授(摂食機能リハビリテーション学)にデータの分析を依頼。柿木教授は「要介護度が進んでいる人ほど、口腔機能が低下していた。認知症の進行とも因果関係があると推測される」との見解を示した。

 結果を踏まえ、歯科医でなくても、口の中の清潔度や病気などを確認できるチェックシートを1500部作成し、県内の保健所や介護施設などに配った。

 中心となって調査を進めた歯科医の服部信一さん(59)は「早期に虫歯や歯周病の治療を行ったり、入れ歯を入れたりして、かむ機能を維持すれば、認知症の予防をしたり進行を遅らせたりできる可能性がある。高齢者に歯の定期健診を受けることや早めのケアを促したい」と話している。
2011年5月22日 提供:読売新聞

北海道における摂食嚥下障害対策に関する現状

介護保険制度は、制度施工後見直しが行われ、高齢者の生活機能の低下を未然に防止し、生活機能を維持・向上させるための介護予防を推進するなど、高齢期もしくは保健福祉サービスのあり方も大きな転換期を迎えている。
 今回の介護保険制度の見直しにおいて、介護予防事業の推進が重視されているが、高齢者の生活機能の低下を予防する上で、「食事」に大きな関わりがあり、摂食嚥下機能の改善等を目指した「口腔機能の向上」が介護予防の新たなサービスとして位置づけることとなった。
 人は食事によって生命活動を維持している。その食物を取り込み、胃に送り込むための一連の流れ(経過)が摂食嚥下である。この食べる機能の障害すなわち摂食嚥下障害は、誤嚥性肺炎や窒息の危険、脱水や低栄養の危険をもたらすばかりでなく、人間の基本的な欲望である「食べる喜び」が奪われ、その人のQOL(Quality Of Life)が著しく低下する。
 高齢者の摂食・嚥下機能の低下は、低栄養の重要なリスク因子であり、ADL(Activites of Daily Living:日常生活動作)や認知機能との関連が指摘されているか、免疫能の低下による気道感染や肺炎等の感染症発症の危険因子となっており、医療、リハビリテーション、介護など、高齢者の住宅・施設でのケアにおいて大きな課題となっている。
 特に、脳卒中等の中途障害後に、摂食嚥下障害が数多く認められており、今後、患者の増加が推測される。
 しかし、摂食嚥下障害に関する医療技術の歴史は新しく、摂食嚥下機能の検査、診断、訓練を行える施設、専門家は少ないことに加え、摂食嚥下障害対策に取り組んでいる機関・施設等についての情報は、集約化されていない状況にある。

あなたの「歯ぎしり」をチェック!

あなたの「歯ぎしり」や「噛み締め」をチェックするテストです。下記の項目に当てはまる場合は〆を。

 レッドゾーン
   □歯ぎしりをしていると、家族から指摘されたことがある
   □集中しているとき、緊張しているとき、無意識のうちに噛み締めていることが多い
   □歯科医院で「歯ぎしりや噛み締めをしていませんか?」と聞かれたことがある
   □事故やケガを除き、歯が割れた(折れた)ことがある
   □頬の内側の粘膜や舌の周辺に歯の跡がついている
   □歯がかなりすり減っている
   □肩こりがひどい
   □頭痛があることが多い

 イエローゾーン
   □詰め物がたびたびはずれる
   □犬歯やその前後の歯の先端が極端にすり減っている
   □朝起きたときに、口の周囲にこわばりがある
   □下あごの内側に、歯茎が硬く隆起しているところがある
   □歯の付け根がくぼんでいる
   □虫歯でもないのに、しみることがある(知覚過敏)
   □あごの関節に痛みがあったり、カクカク音がなる
   □エラが張っている
   □ストレスがたまりやすい

 判定
  レッドゾーンのチェック項目に〆印が3つ以上ある場合は、ほぼ「歯ぎしり」をしていると判断できます。また、レッドゾーンに〆印が1つ以上あり、イエローゾーンにもチェック印が3つ以上ある場合、歯ぎしりをしている可能性が高いでしょう。

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