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免疫力をアップすると、どんないいことがあるの?

①花粉症の改善・予防ができる
免疫力は、体内に入ったアレルギー物質に体が反応するのを抑える力。スギ花粉が大量に飛ぶ春も、免疫力がしっかり働いていればマスクなしで過ごせます。

②がんになりにくい体になる
免疫力には、腫瘍の増殖を防ぐ働きがあります。たとえば、胃潰瘍やガンの発生を抑えたり小さくしたりするのも、免疫力の働きです。

③ウィルスに負けない体になる
免疫力は、体内に入った菌に抵抗する力。インフルエンザが流行る時期、体内に戦う力があれば元気に乗り切れます。

④歯周病の症状を緩和・予防ができる
細菌が侵入してきたときに、体内で応戦するのが免疫力。歯周病になったとき、外からのプラークコントロールに加え内側から抵抗する力があれば、症状を改善できます。

平成21年度国保1人あたりの医療費前年度比歯科だけが市町村、国保とも減少

厚労省が発表した平成21年度国民健康保険事業年報により、市町村と組合を合わせた歯科の1人当たり医療費は2万1779円となり、国民健康保険の都道府県別1人当たり医療費で歯科だけが前年度に比べ1.0%減少していることがわかった。市町村は2万2141円、組合1万8022円で、前年度に比べ1.00%、2.0%それぞれ減少している。
歯科1人当たり医療費の平成17年度以降の年度別では、20年度が
2万2005円で最も高く、次いで21年度となっている。
都道府県別の1日当たり医療費では、北海道が最も高く6959円、次いで秋田6893円、岩手6824円の順。最も低いのは群馬で5639円、次いで熊本5645円、鹿児島5711円の順。
一方、歯科の市町村、組合を合わせた被保険者100人当たり受診件数(受診率)は21年度157.3で17年以降増加している。1件当たり日数は2.2日で、前年度に比べ0.1日減った。

東日本大震災:岩手・避難所で歯科治療

岩手県の避難所では、県歯科医師会が県内外の歯科医師や歯科衛生士らの協力を得て巡回診療をしている。23日には同県●町の▽沢小学校で、佐△陽●ちゃん(3)が母あか▲さん(39)に見守られながら診察を受けた。

 診察室は学校の保健室で、ベッド代わりに机の上に毛布を敷いた。陽那ちゃんは被災後、奥歯の虫歯が悪化したが、かかりつけの歯科が津波の被害に遭い、通院できずにいた。あかりさんは「津波で家が流され、仕事も失い経済的にも遠くの歯科まで行く余裕がなかったのでありがたい」とほっとした様子。治療を終えた陽那ちゃんは「ちょっと痛かったけど、歯磨き頑張る」。
旭川歯科医師会からも3名の歯科医師が岩手県の被災地に歯科治療にいっております。

口の中清潔に

阪神大震災の後、肺炎による死亡が相次いだ。震災関連死922人のうち、223人の死因が肺炎だった。当時、診療にあたった歯科医師で神戸常盤大短期大学部の足立了平教授(57)は、口のなかの細菌が肺に入ったことで発症した「誤嚥性肺炎」が多く含まれてたとみている。水やお茶を飲む際、口の中でくちゅくちゅと10回ほどうがいをして飲むだけでも効果はある。「食べかすなどの汚れが取れるうえに、水分を補給できる」しかし、高齢者の場合は、水が肺に入らないように注意が必要という。唾液は加湿に加え、自浄効果もある。唾液分泌を促すため、「唾液腺マッサージ」を勧めている。耳の下からあごの下までの柔らかい部分を指で数秒ずつ押すだけで、口のなかに唾液が出てくる。
            朝日新聞 2011年3月20日

妊娠中の歯科治療 エックス線への心配不要

一般の歯科治療でのエックス線の放射線量は、通常の生活をしていて1年間に人体が浴びる自然放射線量と比べても微量であり、胎児への影響は無視できるレベルです。従って正しい診断・治療のために必要最小限のエックス線撮影をすることに心配する必要はありません。内服薬については、基本的に妊娠中、特に妊娠初期は胎児の器官が形成される時期であるため、使用しないことが望まれます。ただし、薬を使用しないことで母体に悪影響があると考えられる場合(腫れて痛みがひどいようなとき)には、胎児への影響が少ない薬剤を内服して症状の改善を優先させることも考えます。
            福島民友 2011年3月11日

酸性の飲食物で歯に穴

飲食物などに含まれる酸により、歯の表面が溶けてしまう「酸蝕歯」。進行すると冷たいものが歯にしみる知覚過敏や、虫歯のような痛みを引き起こす。原因となる酸性飲食物は、炭酸飲料やかんきつ類など、私たちの食生活に深く根付いた身近なものばかり。予防には、食生活の習慣を見直して、過剰摂取や不適切な飲み方、食べ方を改めることが大切だ。対策として①酸性飲食物の摂取後は水やお茶で口をすすぐ ②軟化した歯が削れるのを防ぐため、摂取後30分は歯磨きを控える ③デンタルガムやフッ素入りの歯磨き剤で歯質を強化する。
            毎日新聞 2011年3月4日

日歯、被災地訪問し意見交換 ”最大限の支援”を約束

日歯の大久保満男会長と村上恵一専務理事、柳川忠廣常務理事は4月7日(木)~10日(日)の4日間、高木幹正日歯連盟会長とともに東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島各県の被災地を訪ね、被災地区会員を激励した他、意見交換等で状況把握に努め、最大限の支援を行っていくことを約束した。
       日歯広報 4月15日 1530号

舌痛症の診断・対応

舌通症はいわゆる口腔内科的疾患で、ドライマウスに次いで、多い疾患である。広義には舌が痛いという症状があれば舌痛症ということになるが、近年、原因不明でいわゆる心因性のものを1次性とし、原因が明らかなものを2次性とすることが提唱され広く受け入れられつつある。2次性の原因として最も多いものが、カンジダ菌の増殖である。カンジダ菌の増殖による舌痛では、通常のスワブ検査によりカンジダ菌の検出されないことが多く、肉眼所見やカンジダ検査所見で1次性と誤って診断のされてしまうこともある。また、カンジダ菌の増殖がストレスにより誘導されることから、基本的には1次性の舌痛症であっても、カンジダ菌の増殖が症状を悪化させていることも少なくない。これらのことから、舌痛を訴えてきた患者には、治療的診断として、まず抗真菌剤によるカンジダ菌の除去を行い、改めて1次性か2次性かを再考する必要がある。明らかな2次性舌痛症の場合には、原因の除去により症状の改善を目指すことが鉄則であるが、1次性と診断された場合には、100%の治療というものがないために、症状の改善には複数の治療法の試みや併用などの工夫が必要である。1次性舌痛症の治療とした様々な方法が試みられてきたが、治療効果のエビデンスが示されているものに、薬物療法として、抗うつ剤、aリポ酸、カプサイシン製剤、漢方薬などの投与、心理療法として認知行動療法がある。抗うつ剤、特にSSRIやSNRIによる薬物療法と認知行動療法は、高いエビデンスレベルが実証されてきているが、他の治療法は有効性のエビデンスが否定している報告が多く、必ずしも信頼できる治療法とは言いがたい。抗うつ剤の処方は、薬物の選択から始まり、副作用に関する問題、薬物の中止について一定の知識や臨床経験が必要であり、認知行動療法もある程度熱練が必要であることから、日常に歯科臨床での対応には困難の伴うことも少なくない。そこで、姑息的ではあるが、舌痛の緩和に有効なものにスプリント療法がある。舌痛症患者の多くに食いしばりがみられることから、その症状の緩和に有効であるのみならず、とりあえずスプリントを装着しておくと痛みを感じないという患者が多い。このことは、痛みを感じる付近の触覚を刺激すると痛みが分散されるという心理学的理論(ゲートコントロール理論)によってある程度説明できるものと思われる。これらの治療や対処の前に、1次性舌痛症では、心理社会的な問題をかかえている患者が多いことと、痛みが第3者に理解されないということにフラストレーションを抱えた患者が多いことから、心身医学療法の基本である、支持的精神療法を行うべきであろう。支持的精神療法は「受容」「支持」「保証」からなっているものであるが、医療面接の基本的態度である「受容」「共感的態度」が基になっている。すなわち、1次舌痛症では、まず、患者の話をじっくり聞くことで症状の緩和をみる例の多いことも理解しておくべきだろう。

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