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子どもの虫歯予防 嫌がっても仕上げ磨きを

子どもの口腔ケアは乳歯が生える前から必要だが、歯ブラシを使うのは乳歯が4本ほど生えてきた頃からで十分。汚れが落ちやすいナイロン製がお勧めだ。子どもは歯ブラシをかむ場合が多く、毛先が広がりやすい。早めに交換を。磨き残ししやすいのは、舌と接する下の奥歯の内側と、ほおに近い上の奥歯の外側。親の利き手側の奥歯は、のぞき込みにくく歯ブラシを歯に当てにくいので入念に磨きたい。奥歯の表面は溝深いため、歯ブラシの角度や向きを変え、毛先を溝に入れるように磨くといい。
                    新潟日報 2011.1.25

がん治療で口腔ケアを 副作用で炎症 食事も困難に

がん治療によって起こる口腔粘膜炎などの口の中の合併症は、患者の生活の質(QOL)を大きく損なう。その症状を軽減するため、口腔ケアが注目されている。道内でも、がんの治療気管と歯科医とが連携する動きが出始めている。抗がん剤や放射線治療では、副作用として重い口腔粘膜炎の発症や唾液腺機能の衰えのため、口腔内が乾燥するなどの合併症が現れることが多い。
 抗がん剤で起こる口腔粘膜炎は通常、一時的なものだが、炎症による腫れや痛みは食事を困難にし、治療効果を下げ、患者のQOLも大きく損なわせる。口腔が乾燥すると唾液による自浄作用が失われるため歯垢がつきやすくなり、歯周病や虫歯を起こしやすくさせる。また、がんの治療中は免疫力が落ち、歯や入れ歯の汚れの中にいる細菌が原因で感染症を起こすこともある。
 こうした合併症は口腔内の状態が悪い人に起こりやすい。だが近年、がん治療の前に歯周病や虫歯の治療、歯石の除去などを行い、口腔内を清潔に保てば、口腔の合併症を軽減できることが明らかになってきた。がん手術の前に口腔ケアを行うことで、術後の感染や発熱を減らし、入院日数を短くすることができるとの報告もある。もちろん、治療中や治療後も歯磨きなどで口腔内を清潔に保つことが大切だ。
                 北海道新聞 2011.1.19

食べることは生きること

「食べることは生きること~【健やかな食と食べる機能】を支援するためのシンポジウム~」が1月29日(土)、両会の共催の下、歯科医師会館で開催された。全国レベルで初めて、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、栄養士を対象に開催された、本シンポジウムには171名が参加。専門職として食育を推進していくに当たって、両会の連携の重要性を再確認した。
                     日歯広報 2月15日

チーム医療での歯科職種関与 NST、口腔ケア、摂食嚥下など

日本歯科総合研究機構(日歯総研)は病院でのチーム医療における歯科の係わりに関する調査結果を取りまとめて1月28日(金)、厚労省のチーム医療推進会議第5回チーム医療推進方策検討WGに提出した。調査の結果、歯科を標榜する病院のチーム医療において、NST、口腔ケア、摂食嚥下、完成制御への歯科職種の関与が比較的高くなっていることが分かった。
 また、口腔ケアを含めた歯科的管理は7割以上の病院で実施しており、歯科を標榜していない病院では、看護師・准看護師とともに歯科医師、歯科衛生士が担当していた。地域歯科医師会と連携している病院は3割未満にとどまっていた。
                     日歯広報 2月15日

口内炎 ⑤ 痛くても汚れは放置しないこと

抗がん剤治療などを受けている人は免疫力が低下しているため、口の中の潰瘍や傷口から細菌に感染しやすい。国立がん研究センター中央病院で治療を受けていた乳がんの女性は、抗がん剤投与を受けて約1週間経過するといつも小さな潰瘍ができ、回復したころまた投与を受けるパターンを繰り返していたが、約半年後、「今回の口内炎はいつもと違う。痛みが強くなかなか治らない」と主治医に訴えた。潰瘍から細菌が入って炎症が悪化し、じっとしていてもびりびりと激痛が走った。痛みが強くなってからは歯磨きができず、口の中はますます汚れた。主治医に歯科を紹介され、痛み止めを使用しながら、歯科医に口の中をきれいにしてもらうと、数日で潰瘍に触れなければ痛みもないという程度に戻ったという。
                                   毎日新聞 2010.1.14

歯科医が金歯リサイクル 小児ホスピスに寄付

日本歯科医師会は22日、いらなくなった金歯や入れ歯の回収、リサイクルでこれまでに計約1億6千万円が集まり、日本初の小児ホスピスと、小児がん専門の治療施設のために寄付すると発表した。

 日本歯科医師会と日本財団が2009年から取り組み、全国の約3200の歯科医院から計約540キロの金歯や入れ歯が集まった。これまでは多くが医療廃棄物として捨てられていたという。

 寄付を受ける重度障害などの子どもと家族のためのホスピス「海のみえる森」は神奈川県大磯町で12年秋の完成を目指す。運営団体の理事長で聖路加国際病院副院長の細谷亮太(ほそや・りょうた)医師は「支援の輪が広がり、とてもありがたい」と話した。

 小児がん患者のための治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」は神戸市中央区に13年春に開設予定。2施設とも歯科医が口腔(こうくう)ケアの分野で協力する。

 歯科医師会は今後も全国の歯科医院に不要品の回収を呼び掛ける。
2011年2月23日 提供:共同通信社

集団フッ素洗口・塗布 日弁連が中止求め意見書

集団フッ素洗口・塗布について、有効性、必要性、実施上の安全
性などに疑問があるとし、中止を求める意見書を日本弁護士連合会
(宇都宮健児会長)が1月21日に発表した。意見書は今月2日に厚労
相、文科相、環境相に提出している。歯科におけるフッ化物応用を
巡る問題では日本歯科医学会は平成11年11月に、「う触予防を目的
としたフッ化物応用を推奨する」との見解をまとめ、日本歯科医師会は
12年12月に日歯医学会を全面的に支持する見解を発表している。
 日弁連のフッ素に関連した意見書は2回目。意見書は、昭和56年の
時と同様に市民団体などから人権救済の申し立てを受けて行われた
もの。

 ●日弁連の意見書は精査している段階 (厚労省)

 厚労省医政局歯科保健課は、日弁連の集団フッ素洗口などの意見
書について「う触予防には多様な方法があり、各地域で実情にあっ
た対応が行われていると考えている。日弁連の意見書の内容につい
ては、現在、精査している段階」とコメントした。

(香川)抜いた歯供養 医術向上誓う 歯科医ら30人参列

治療などで抜かれた歯に感謝する「歯の供養祭」(県歯科医師会主催)が20日、高松市錦町の県歯科医療専門学校で営まれ、歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士ら約30人が参列した。
歯科医が抜歯した約50本が祭壇に供えられ、同会の豊嶋健治会長が「消化や発音など、口腔(こうくう)内で果たしてきた役割に感謝と哀悼の意を表します」とあいさつ。参列者が献花した後、全員で「歯の疾患を予防し、早期発見と治療を徹底して寿命を延ばすため、医術の錬磨に努め、患者様に最善を尽くします」と、誓いの言葉を唱和した。
供養された歯は、同校で授業に使われるほか、金や銀の冠はリサイクル業者に売却し、売り上げを福祉事業に寄付するという。

2011年2月21日 提供:読売新聞

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