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お年寄りに食べやすく

麺類はすすって食べると勢いで麺やつゆが気管に入る「誤嚥」の危険がある。すすらなくてよいよう、長さ3~5cmに切り軟らかくゆでる。みそ汁のようにとろみのない汁物も、むせやすく誤嚥しやすい。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると食べやすいです。とろみでゆっくりのどに入るので、飲み込むタイミングが取りやすくなるんだって。また具と汁を別々に食べる方が、むせにくい。
 調理の注意点はなんだろう。食べにくくなった高齢者の食事は軟らかいもの、と考えがち。軟らかいものばかり食べてかまずにいると、唾液の分泌が少なくなり、口の中が汚れやすくなってしまいます。味わいも感じにくくなっちゃうって。ある程度口を動かせばかみ砕けるような調理をする方が、食べる機能を保つのによい。
                  朝日新聞 2011.1.16

     

総合的咬合・咀嚼機能検査で1技術を承認- 先進医療専門家会議

厚生労働省の「先進医療専門家会議」(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は2月10日の会合で、第2項先進医療として昨年12月に受け付けた3技術のうち、歯科の1技術を承認した。これによって、一定の条件の下で保険診療との併用が可能になる。
 承認されたのは、有床義歯による咀嚼機能の回復が必要な歯の欠損症例が適応症の、有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査。

 有床義歯を新たに作製した際、咬合や咀嚼機能についての検査は、従来は医師の経験や有床義歯を装着した患者自身が訴える違和感などを基に微調整を行っていた。
 新技術では、歯科用下顎運動測定器を用いて咀嚼運動を自動解析し、正しくないかみ合わせや口腔内への当たりなどがないか調べる。併せて、グミゼリーを左右で片側ずつ咀嚼してグルコース濃度を測定し、顎運動の左右の均衡状態を調べる。両検査は、デジタル画像によって3次元的かつ定量的に評価することが可能で、より微細な有床義歯の調整ができるようになる。また従来は、調整に通常7、8回の通院が必要で、約8週間の期間を要していたが、新技術では4、5回で調整が完了するため、通院期間も約半分に短縮するという。この先進医療に掛かる費用は、1回の検査当たり5000円で、典型的な1症例に要する費用(保険外併用療養費)は2万円。
 12月受け付け分のうち、残り2技術については、書類の不備などを理由にいずれも返戻となった。
( 2011年02月10日 19:42 キャリアブレイン )
院長談:入れ歯の調整に7,8回かかることはありません。疑問が残る承認です。

「お口ポカン」要注意

電車の中などで、口を開きっ放しにしている子どもを見かけることがある。人間は一般的に鼻で呼吸する。口呼吸が癖になると細菌などを取り込みやすくなり、病気にかかるリスクが増えるほか、歯の成長にも影響する。
 歯の内部には、表面の粘膜や織毛でホコリや微生物などの異物を取り除く働きがある。また、のどを痛めないように外部の乾いた空気に湿り気を与え、温めてから体内に取り込む加湿や加熱の機能もある。鼻はにおいを感じる機能だけでなく、体内に異物が入るのを防ぐフィルターの役目を果たしているというわけだ。
 口呼吸は歯の成長にも影響を与えると言われている。口を開けたままにしておくと唇や舌の位置が定まらず、歯並びも悪くなる恐れがある。また、口呼吸は虫歯になるリスクも高い。口を開いたままだと口内が乾いて、唾液の循環が悪くなり、歯を溶かす細菌が増えやすくなる。
                    毎日新聞 2011.1.9

認知症の発症リスク        咀嚼能力に反比例

咀嚼能力の低い人は、認知症の発症リスクが高くなる。日本福祉
大学の近藤克則教授、神奈川歯科大学の山本龍生准教授らが、平成
22年度厚生労働科学研究として行った分析で明らかになった。1月
21日に札幌市で開かれた第21回日本疫学学会学術総会で発表された
もの。
 調査は、愛知老年学的評価研究(AGES)プロジェクトのデータを
基に、2003年10月時に要介護認定を受けていない65歳以上が対象。
4年間追跡できた4425人について、要介護認定を伴う認知症度Ⅱ以
上が発症するまでの各日数や歯数、咀嚼能力、かかりつけ歯科医院
の有無との関係を検討した。

おもちの季節・・・窒息事故に注意

もうすぐお正月。もちやごちそうを食べる機会が増える。もちは窒息事故が最も多い食品で、しかも事故となった場合、約半数が重症以上となっている。しかし、窒息事故はもちだけでなく、ご飯やパンなど日常的に食べている食品が原因となっていることも多い。事故を防ぐために、食べ物は食べやすい大きさにし、よく噛んで食べる。乳幼児では、誤って気管支に入りやすいピーナツなどの豆類は3歳ごろまで食べさせない、あおむけに寝た状態や歩きながらものを食べさせないなど与える食べ物や食べさせ方に注意することが必要だ。高齢者は唾液の分泌が少なく咀嚼機能が低下し、ご飯やパンなど粘りのある食べ物が咀嚼しにくくなっている。また、イカやタコ、のり、レタスなど、噛みにくかったり厚みがなかったりするものは、のどに詰まりやすい。お茶や水など水分を取りながら食べるようにした方がよい。
                   産経新聞 2010.12.29

口腔がん 県歯科医師会 放置、悪化に歯止め

病気の進行が早いとされる舌や歯茎にできる「口のがん」を早期に発見しようと、県内の歯科医院約9百ヵ所が2月から「口腔(こうくう)がん」検診を受け入れる。県歯科医師会の呼び掛けを受け、会員医院が検診業務を行う。口腔がんはあまり知られていないため、患者が口内炎と間違えて放置し、悪化するケースが多い。歯の治療がなくても最寄の歯科医院でチェックし、迅速な治療開始を目指す。
                   福島民報 2010.12.24

骨疾患予防で新知見

林原グループが事業展開する機能性糖質トレハロースを応用し、骨粗鬆症と歯周病の両疾患予防に有用とする研究が進んでいる。歯周病も歯槽骨(歯を支える骨)の吸収をともなう骨疾患で、骨粗鬆症と共通項目がある。奥羽大学の研究チームによる動物モデルや試験管レベルの実験では、骨密度測定や分子レベルで指標物質の産生を抑制するなどの新たな成果を得られた。骨吸収を抑制する食品素材や歯磨剤など新規用途開拓につながる可能性がでてきた。
                 化学工業日報 2010.12.22

子どもの虫歯は誰のせい? 保護者が管理、通院を

 一般的には小学生ぐらいまでは保護者が管理してあげるべきだと考えます。しかし、時として保護者が管理できないケースもあります。他の兄弟に手が掛かったり介護を要する人がいたりする場合、家の中がバタバタしている場合は、余裕をもって育児するのが難しいこともあります。ただ、虫歯はすべての子どもたちに対して完全に予防する方法が確立しているわけではなく、リスクの高いケースなどは、注意していても虫歯が生じてしまう場合もあります。虫歯ができないに越したことはありませんが、できた虫歯を早期に治療するために歯科医院を訪れることを切に願います。
                   福島民報 2010.12.20

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