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日本人の死因四位の肺炎は就寝に肺に忍び込む歯周病菌が主原因で、予防策は寝る前歯磨き

 若いときは、嚥下反射(飲み込む反射)を正常に行われるが、年をとると嚥下反射が鈍り、食べ物や空気を選別する弁の働きが低下する。そのとき時として食べたものが気管に入り込んでむせることが多くなる。このとき、歯周病菌などの口内細菌が口の中が口の中にはびこっていると、細菌が大量に肺に入り込んで感染し、肺炎を引き起こすことがわかってきている。こうした肺炎は一般に誤嚥性肺炎と呼ばれている。
 高齢者が特に気をつけたいのは、睡眠中に唾液とともに歯周病菌などの口内細菌が肺に流れ込んで起こる、不顕性誤嚥による肺炎です。寝ている間に起こるため、いくら気をつけていてもさけることができないのがやっかいなところです。不顕性誤嚥による肺炎を防ぐには、ふだんから口の中を清潔に保っていくことが重要です。食事の後だけでなく、就寝前に歯磨きをしっかり行う習慣をつけ、入れ歯の人は手入れを忘れず、寝る前にははずすようにしましょう。
 そうすれば、こうした肺炎になる危険性を最小限に抑えることができる。
                       わかさ2010.7
                        

骨粗鬆症でビスフォスフォネート飲んでいる人歯を抜くな

骨がもろくなる骨粗鬆症の予防のため、内科や整形外科などからビスフォスフォネート製剤(BP製剤)の経口薬を処方されている中高年の女性に多い。BP製剤を服用中に、抜歯やインプラント治療など侵襲の大きな歯科治療を受けるときは注意しなければいけません。
 では、BP製剤服用中の人は、具体的にはどうすればよいのか。第一に抜歯など侵襲的治療を行う前の3ヶ月間は、一時的にBP製剤を休薬すること、第二はBP製剤の服用再開のタイミングを、抜歯後の傷が再生粘膜に完全に覆われる2~3週間後か、骨の傷も十分に治癒したと期待できる2~3ヶ月後に延ばすこと、第三に歯磨きなどをしっかりと行い、日頃から口腔内の衛生状態を良好に維持することです。残念なのは、BP製剤の服用を自覚していない人が多いことだ。
                日刊ゲンダイ 2010.10.13

ガム日本初の保健健康食品 リカルデント

リカルデントはおいしくて歯を大切にするガムとして、支持を得ている。日常のちょっとした気分転換やリラックスしたい時に、おいしさだけでなく、歯や健康に気を使う人たちに選ばれている。
 リカルデントの中核成分であるCPP-ACPは、歯科予防先進国オーストラリアで研究されたリン酸カルシウムを含む牛乳由来成分で①脱灰抑制②再石灰化促進③耐酸性酸化の3つの優れた効果があり、初期虫歯に働くという。虫歯の原因菌が作り出した酸が歯のミネラル分を溶かすことを脱灰と呼び、初期虫歯をもたらすが、CPP-ACPはこの脱灰を抑える働きがある。
 また、CPP-ACPには溶け出して失われたミネラル分を、再び歯に戻す働き(再石灰化)もある。ガムを噛むことで初期虫歯の修復ができてしまうイメージだ。さらに、ありがたいことは再石灰化した部分は、酸に溶けにくい歯質になることだ。
                フジサンケイビジネスアイ 2010.10.25

松下奈緒さん、佐々木蔵之介さん受賞 ベストスマイル2010

「【いい歯で、いい笑顔】を日本中に。」をキャッチフレーズに展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2010(協賛:株式会社ロッテ)の授賞式が「いい歯の日」の11月8日(月)、都内の帝国ホテルで開催され、女優の松下奈緒さんと俳優の佐々木蔵之介さんが「今年、最も笑顔の素敵な著名人」に輝いた。
 また、スマイルフォトコンテストでは、宗形繁雄さん(福島県)の作品「笑顔」が、今年から新設したグランプリに輝いた。
                 日歯広報 11月15日

”食べる、生きる、幸せ噛みしめる”

「生きがいを支える国民歯科会議」からの提言を受けての日歯の具体的行動の第一弾であるシンポジウム「食べる、生きる、幸せ噛みしめる~8020健康長寿社会を目指して~」が11月3日(水・祝)、都内の東京国際フォーラムで定員700名を超える907名の参加を得て開催され、
 パネルディスカッションでは、大久保満男日歯会長が今後の日歯の方向性として、国民皆保険制度に強く関わっていく、誰にでも自分の生き方があることを肝に銘じ、在宅医療に臨んでいくとの意向を示した。
日歯広報 11月15日

歯磨きで進行を防ぐ 歯周病/4 あなたの処方せん/37

歯周病は自覚症状がないまま少しずつ進行し、歯がぐらぐらするなどの症状が出た時には、既に相当悪化した状態だ。しかし症状が出る前でも、歯磨きなどで口の中を常に清潔にすることで、進行を防ぐ、あるいは遅らせることができる。日ごろの心がけ次第で、症状が大きく左右される病気でもあるのだ。大阪大医学部付属病院の歯科衛生士、森川友貴さん(30)に教えてもらった方法を、2回に分けて紹介する。

 まずは歯ブラシの選び方。「毛先が柔らかく、毛の束が3列ほどで幅が狭めのものがお勧め」という。毛先が硬いと、歯茎が必要以上に強い力で磨かれて、だんだんすり減ってしまう。また幅が広いと、歯周病の原因となるプラーク(歯垢(しこう))がたまりやすい歯と歯茎の間に毛先を当てにくく、奥歯も磨きにくい。

 注意がいるのは、歯と歯のすき間が広くて磨きにくい奥歯だ。ここは毛先の角の部分を歯のすき間に埋め込むようにすると効率がよいという。「消しゴムで字を消すのに、角を使うと力が小さくて済むのと同じ感覚です。毛先を歯のすき間に埋めたら、大きく動かさなくても、そのまま毛先を小刻みに震わせる程度で磨けます」

 また同じように磨きにくい前歯の裏側は、歯ブラシを縦にすると毛先が当たりやすい。こうして1本ずつ順番に磨くように歯ブラシをかければ、磨き残しが少なくて済むという。
2010年11月25日 提供:毎日新聞社

講演会参加しました

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「歯科医院の足りないスパイス」と題して11月23日大雪クリスタルホールにて講演会が開催されました。講演内容は、消毒・滅菌についてでした。当院では、患者さん用コップも紙コップにして2年が経とうとしています。滅菌の種類は、4種類ほどあり、器具に応じて行っております。疑問点がございましたら院長に聞いてみてください。

口腔内科分野生涯研修プログラム認定研修会

平成22年11月7日(日)旭川歯科医師会会館にて「歯科治療と糖尿病」と題して北海道医療大学歯学部 准教授 長澤敏行先生が講演されました。
研修内容は、血糖値恒常性とメカニズム、糖尿病の症状と診断基準、糖尿病の合併症と口腔疾患との関係について、血糖コントロール指標・評価と歯科治療における注意点について、歯周病が及ぼす糖尿病への影響について、歯周治療による血糖値の変化についてでした。
 研修後に実習として血糖値の測定を各自行いました。

歯周病菌は血糖調節ホルモン「インスリン」の働きを妨げ、境界型糖尿病の発生率を3倍も高める

 歯周病が進行するとTNF-α(サイトカイン)が、血中で増加しますが、これがインシュリンの働きを妨げる作用があるため血中の血糖値が上昇することにより血糖値になる危険が高まる。しかし、糖尿病になると歯周病が進行するとの報告は見られない。
                       

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