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「医師確保、救急・周産期対策の補助金」は“見直し”、事業仕分け

財政力が高い国保組合への補助率見直し、医師国保・薬剤師国保は「0%」に

 国民健康保険組合への補助金は、国保組合の安定的な運営・財政安定化・円滑な事業運営に資することを目的に給付されている。現行制度における32%の定率補助について、国保組合の個々の加入者の所得水準が高く、財政力が高い国保組合に対し、補助率や調整補助金配分の見直しが必要であると指摘されていた。国保組合への定率補助を3段階(16.4%、24.2%、32%)とするA案、5段階(0%、8%、16%、24%、32%)とするB案の2案が提案され、評価者の12人がB案による見直しを支持、A案支持は0人、その他が3人との評価結果となった。「廃止」とした評価者はいなかった。

 枝野氏は、「それぞれの組合の所得階層は大きく異なっている。所得の低い人は従前通りの負担・補助率とし、その代わり、所得の高い人が集まっている組合については、補助率0%も含めたB案で進めてほしい」とコメントした。

 B案の場合、国庫補助の削減額(5年後の粗い試算)は、マイナス420億円程度、加入者1人当たり削減額は、医師国保マイナス4.9万円、歯科医師国保マイナス3.0万円、薬剤師国保マイナス3.3万円、一般業種国保マイナス2.9万円、全国土木建築国保組合マイナス9000円。

歯の治療に筆談対応

東広島市歯科医師会加盟の全78医院が、耳の不自由な患者向けに筆談による対応を今月から始めた。意思伝達をスムーズにし、的確な治療を進めるのが狙い。歯科医師会が組織を挙げて対応するのは、県内では初めてという。
                   中国新聞 2010.10.14

死亡1歳児の父「企業責任で防げた」こんにゃくゼリー判決

「判決には納得いかない。控訴したい」-。判決後、原告の父親(38)は産経新聞の取材に、言葉を絞り出すように語った。こんにゃくゼリーの死亡事故をめぐり、神戸地裁姫路支部が17日に出した初の司法判断は「棄却」。消費者庁も危険性を警告する中、企業責任を追い続けた両親の思いは、司法には届かなかった。
 この日、法廷に姿を見せなかった父親は、棄却判決に対し「製品についての議論が十分できていないと思う。息子と同じような事故がまた起こるのではないか」と不安を募らせた。

 また閉廷後に記者会見した原告側の土居由佳弁護士も「製造元の対応のまずさを指摘しているのに、棄却したのは不当。判決が消費者庁などの対応に悪影響を与えてしまう恐れがある」と悔しさをにじませた。

 「不慮の事故ではなく、企業努力で防げたのではないか」-。

 わずか1歳の息子を亡くしてから、父親はずっとそう思い続けてきたという。事故後いったん製造を中止していたマンナンライフは、約1カ月半後に「対策をとった」として製造を再開。しかし父親には、形状がほとんど変わっていないように感じられた。

 「事故の再発を防止できるとは思えなかった」と両親は提訴。窒息事故をめぐる別の訴訟ではいずれも和解が成立し、今回の訴訟でも裁判所は和解を勧めたが、父親らは「今後も事故が起こらないよう、製造中止に追い込みたい」と企業責任を求め続けたため企業側が和解に応じず、初めての“司法判断”となった。

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 マンナンライフの話「公平、冷静な判決に感謝したいと思います」

削らずに初期虫歯治療

初期の虫歯なら歯を削らずに詰めるだけで治療や予防ができる歯科用セメントを、福島大学の研究グループなどが開発した。従来の歯科用セメントより強度と耐久性があり、虫歯の炎症や進行を抑えるフッ素溶出量も多いのが特徴。グループは2013年度までの製品化を目指す。発展途上国での利用も期待しており、18日から南太平洋のトンガで臨床試験を始める。
                   福島新聞 2010.10.9

お口のキュアとお口のケア おいしく食べるために

病気やけがのために、在宅で寝たきりになった要介護者にとっては、さらに深刻で、後遺症による手のまひや口の機能の障害、かむ力の衰え、飲み込みが悪くなるなど、自分の力で食事をすることが困難になってきます。
 その上、歯が痛かったり、歯ぐきが腫れるなど、お口のトラブルがあると食欲も低下し、全身の健康も損なわれることにもなりかねません。寝たきりになってしまっても、健康を維持し、自分の歯で食べられることは大事なことです。
 歯ブラシの大きさ、硬さはいかがでしょうか。場所によっては、補助的な歯磨き用具を使うことも必要です。歯ブラシが使えないときには、巻き綿棒や指ガーゼで、口の中の汚れをふき取ることも大事です。
                   福島民友 2010.10.8

つまようじ法で歯垢除去

歯を失う原因の9割を占める虫歯、歯周病を防ぐ予防歯科。「歯を抜かず、削らない歯科治療を目指し、各人に応じた予防処置をする」と岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学教授(予防歯科学)は語る。
 虫歯や歯周病の原因は、ミュータンス菌をはじめとする口腔内の細菌。細菌と、細菌が糖類を材料に作る代謝物からなる歯垢(プラーク)が歯の表面や歯肉との間に付着し、症状を進行させる。細菌が出す酸で歯が溶けたり、歯周病が生じたりして歯を失うのだ。
 歯垢はうがいでは除去できず、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロス(糸式ようじ)で取り除く必要がある。ここで役立つ歯磨き法が「つまようじ法」。岡山大歯学部の渡邊達夫名誉教授が考案し、歯周病の予防・治療に効果を挙げている。
 同法はまず、歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目に当て、上の歯は下向きに、下の歯は上向きに傾ける。そのままの角度で歯の表面を滑らせ、歯間に毛の一部を入れ歯垢を押し出す。こうして毛先を出し入れする動きを1ヶ所で10回程度、歯の裏側では歯ブラシの先端部を使って繰り返す。
                   山陽新聞 2010.10.4

千葉県歯科医師会が監修、1200回かむ弁当 あすまで販売 万葉軒

駅弁業者の万葉軒(千葉市中央区)は6日、県歯科医師会が監修して約1200回かむ工夫をした弁当を発売した。「いい歯の日」(11月8日)まで同社本社や千葉駅、木更津駅売店などで販売する。
80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」にちなんだ「八〇二〇御弁当」(930円)で、落花生おこわやタコのうま煮、県産の野菜などを入れた。同会の担当者は「かむことは脳の血流を増やし、老化防止になる」と話す。現代の食事1回でかむ回数は約620回で戦前から半減したという。【斎藤有香】2010年11月7日 提供:毎日新聞社

お口のケアがからだを守る

●がん治療 がん治療に大切なもの
  がん治療の際、口腔ケアは大切です。抗がん剤や放射線治療による口腔粘膜炎などのお口の中の合併症を予防するとともに」、術後の発熱や感染を減少させるケースもあります。
 ●糖尿病 糖尿病と歯周病の関係
  糖尿病の人は歯周病に罹りやすく、重症化しやすい傾向にあります。また、重度の歯周病の人は、血糖コントロールが困難であり、歯周病治療が血糖値を改善しやすくします。糖尿病と歯周病の予防のためには、口腔ケアと生活習慣の改善が必要です。
 ●肺炎 誤嚥性肺炎の予防
  肺炎で亡くなる人の約9割は高齢者で、飲み込み障害がある場合の誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌などが引き起こします。口腔ケアでお口の清潔に保つことや唾液を繰り返し飲み込むことで咽頭機能が回復し、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
 ●認知症 認知症の予防
  よく噛んで食事を摂ることは、認知症の予防や進行遅延に役立つといわれています。脳に刺激を与え、血流量を2割増加させるからです。認知症の方の口腔ケアはとても大切です。
                   北海道新聞 2010.11.8

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