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20本以上の歯 75~84歳で26.8%

平成21年国民健康・栄養調査結果の概要が12月7日(火)、厚労省より公表され、自分の歯を20本以上有する75歳~84歳は26.8%と、前回調査の平成16年より3.8ポイント増加した。また、70歳以上で「何でも噛んで食べることができる」と回答した割合は59.2%で4.8ポイント増。さらに、75歳以上で20本以上の自分の歯がある場合は、83.8%が「何でも噛んで食べることができる」と回答していた。進行した歯周炎がある割合は、60歳代が36.8%と最も多かったが、50歳代32.6%、70歳以上25.7%、40歳代22.8%と併せて全ての年代で減少した。
                    日歯広報 12月15日

若者に忍び寄る味覚障害

中高年に多かった味覚障害が、若い世代にも広がっている。偏った食生活、唾液(だえき)が少なくなるドライマウス、精神的なストレスなど原因は様々だ。食事が生活の楽しみの一つという人は多く、味が分からなくなるのはつらい。異常を感じたら、症状がひどくなる前に専門医に相談しよう。
 味覚障害の原因となる主な要素
  □ 偏食などによる亜鉛の不足
  □ 亜鉛の吸収を妨げる食品添加物の多量摂取
  □ 薬の副作用
  □ 唾液の分泌減少(ドライマウス)
  □ 舌の上にたまった舌苔
  □ 精神的なストレス
  □ 味覚神経の障害
  □ 歯科治療での金属の埋め込みなど
  □ 舌の炎症、やけど
  □ 老化
                  日本経済新聞 2010.11.19

歯の骨再生する歯周病薬

科研製薬は来春にも歯周病治療薬の承認を国内で申請する。同薬剤は歯周病で破壊された歯を支える骨を再生する。従来の外科手術は歯を支える骨の破壊が進むのを抑えるだけで、骨の再生は難しい。2012年にも同薬剤の承認を見込む。承認されれば歯周病の治療選択肢が広がる。再生医療医薬品である同薬剤の投入により、再生医療市場を開拓する。
                日経産業新聞 2010.11.19

口内ケアに「訪問歯科」

寝たきりで歯の治療に通えなくなった高齢者の自宅を、歯科医や歯科衛生士が訪れる「訪問歯科」が除々に広まってきた。在宅で介護をする場合、見落としがちな口の中のケア。専門家による治療や衛生指導をうまく利用したい。厚生労働省の調査(2008年10月現在)によると、医療保険による訪問治療を行っている歯科医院は全国に約8200か所あり、歯科医院全体の1割を越す。
 しかし、訪問歯科の必要性はあまり知られていないのが現状だ。新潟大教授らが02年~04年度に要介護者368人へ行った実態調査によると、約9割に何らかの歯科治療や専門的な口のケアが必要と判明した一方で、実際に受診していたのは3割未満だった。
                   読売新聞 2010.11.19

妊婦・ママの体調食でケア

妊娠中や授乳期の女性の体調に気を配った機能食品が人気を呼んでいる。妊娠・出産時は味覚や食べ物の好みが変わることが多い。各社は我慢を強いられる女性のストレスを和らげようと、お菓子感覚で口腔ケアや栄養補給ができる製品を投入。女性の妊娠・子育てを応援する。
                 日経産業新聞 2010.11.18

医師国保など「高所得の国保組合」への補助金を廃止へ

細川律夫厚生労働相は12月17日、来年度予算をめぐり、野田佳彦財務相、玄葉光一郎国家戦略担当相と折衝を行い、所得水準の高い国民健康保険組合への国庫補助金を廃止する方針で合意した。医師国保や歯科医師国保、薬剤師国保などが対象となる見通しだ。

この補助金は、11月に行われた政府の行政刷新会議による「事業仕分け(再仕分け)」で、▽現行の定率補助(32%)を所得水準に応じて5段階に見直す▽このうち所得水準の高い国保組合に対する定率補助は廃止する―と判定された。

「あ・さ・ひ・か・わ」で健口北海道一を目指そう!

 ◎市民一人ひとりが、健康なお口を保つために身近に取り組んで頂ける「健口生活」の提案です。
  「あ・さ・ひ・か・わ」に、歯やお口の健康に欠かせない情報を凝縮しました。
 ◎本心得を実践する「健口生活」によって健康を増進し、質の高い生活を維持しましょう。
 ◎旭川市は、本心得の普及活動をはじめ、「歯・口腔の健康づくり」を推進しています。

 健口生活の心得
  あ あさひを浴びて、しっかり朝食、よく噛んで!
  さ さわやかな、気持ちと息は歯磨きから!
  ひ ひろげよう、噛むから始める、健康(健口)づくり!
  か 噛めるお口は、予防歯科・フッ素・フロスで手に入れる!
  わ 若さの秘訣は、うるおいのある口元から!
 
 旭川市保健所 旭川歯科医師会 上川中部地域歯科保健推進協議会

こども歯みがき教室

75歳以上で"歯20本"26% 「運動の効果」と厚労省

75~84歳で自分の歯が20本以上ある人は、前回(2004年)より3・8ポイント増の26・8%で、4人に1人の割合を超えたことが7日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。過去1年間に歯石除去や歯科検診を受けた人の割合も増えた。

 厚労省は、80歳で自分の歯が20本以上あることを目指す「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進しており「運動の効果ではないか」としている。

 75歳以上で「何でもかんで食べることができる」割合は、歯が19本以下は46・6%だったのに対し、20本以上では83・8%と大きく差が出た。

 一方、虫歯予防のためにフッ化物(フッ素)入り歯磨きを使用している6~14歳の子どもは前回に比べ29・8ポイント増の86・3%で、1~5歳の幼児でフッ素を歯に塗ったことがある割合は14・7ポイント増の57・6%だった。
2010年12月8日 提供:共同通信社

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