①歯磨きを念入りに行う
②歯間ブラシや糸ようじで歯の間を掃除する
③歯の定期健診に通う
④ガムを噛む
⑤洗口剤を使う
⑥特に予防はしていない
⑦カルシウムを取る
⑧間食を控える
⑨堅いものを食べる
⑩甘いものを食べない
虫歯や歯周病、口臭などの口の病気を予防するためにも、日頃の口内ケアは重要です。まずは簡単なことから続けていきましょう。
産経新聞 2010.11.17
①歯磨きを念入りに行う
②歯間ブラシや糸ようじで歯の間を掃除する
③歯の定期健診に通う
④ガムを噛む
⑤洗口剤を使う
⑥特に予防はしていない
⑦カルシウムを取る
⑧間食を控える
⑨堅いものを食べる
⑩甘いものを食べない
虫歯や歯周病、口臭などの口の病気を予防するためにも、日頃の口内ケアは重要です。まずは簡単なことから続けていきましょう。
産経新聞 2010.11.17
カルシウム不足で心配される代表的な病気には、骨がスカスカになって脊椎や大腿骨などが折れやすくなる骨粗鬆症がある。日本骨粗鬆症学会などによると、国内の推定患者数は1100万人。女性が圧倒的に多いものの、厚生労働省の患者調査を見ると、男性でも70歳を超えると増えてくる。
「牛乳・乳製品には虫歯を予防したり、歯を健康にしたりする効果もある」と離すのは健康科学大の折茂肇学長(老年医学)だ。骨粗鬆症の患者は、歯の抜ける数が多い傾向もあり、閉経後の女性に対する調査では、太めの人の方が骨粗鬆症いなりにくく、やせている人は、残った歯の数が少なかった。「牛乳を飲み、日光を浴びながら1日30分程度歩くなどの運動をするといい」と助言している。
読売新聞 2010.11.12
乳幼児の咀嚼力が十分発達しないうちに硬いものを食べさせると、かえってかむことができなくなることがあります。小児の咀嚼の発達は、かまないで飲み込むゴックン期から、プリンやお豆腐など舌でつぶれる程度のものが食べられるモグモグ期、そしておかゆやバナナなど歯ぐきでつぶせるものが食べられるカミカミ期と順に進んでいきます。
この発達段階に合わせて食べると咀嚼力が培われるのですが、硬過ぎる離乳食では逆効果です。基礎力がないままに硬いものを食べると丸のみすることになり、かむ練習ができないまま成長してしまうのです。ですから乳臼歯が生えそろう2歳までに発達に合わせて食べ物を与えることが大事です。
福島民友 2010.11.5
口が渇く病気ードライマウスが、若い人から高齢の方まで広い年齢層に広がっています。少し口が渇く程度から、渇きすぎて話ができない、味がわからない、舌がひび割れてしまったなど、非常に多くの病状があります。ドライマウスで悩んでいる方は推定で八百万人といわれていますが、圧倒的に女性に多く、四十~六十歳代が中心です。
ドライマウスの治療は、原因ごとに対処します。歯科医は、問診や口腔(こうくう)内診査を行い、適切な処置をします。しかし、薬剤による副作用が原因と診断した場合、その薬剤の使用を中止できれば良いのですが、それによってリスクが生じることがあります。薬剤の変更、減量、中止に関しては、必ず、疾患の主治医の先生と相談の上で行い、口腔の乾燥症状のケアや、乾燥に伴う口のトラブルなどの治療を行います。
また、歯周病になると唾液の分泌量が減り、口が渇くという現象が目立ちます。そして、口が渇くと、口の中が洗い流されないため不潔になりやすくなります。かかりつけの歯科医院で定期的な歯のクリーニングや歯周病の治療が必要です。
福島民報 2010.11.1
歯周病の大きな問題は、全身に悪影響を及ぼす点。「放置すれば誤嚥性肺炎、糖尿病、心筋梗塞や早産、低体重児出産などを招く可能性が高まる」治療は感染源の除去、炎症の制御、歯周組織の形態改善が柱。まず歯磨き法を改善しながら、スケーラーという器具を使い、歯垢が石灰化した歯石を取り除く。
歯肉溝が深くなった歯周ポケットがあると、痛みがないよう局所麻酔をして歯石を除去し、抗菌剤などを注入する。予防法は磨き残しをなくすことだが「最近と免疫のバランスが崩れると発症し、未成年でも重症化する。自覚症状がなくても年1回、誕生月には歯科を受診して検査を」と語る。
山陽新聞 2010.11.1
元気な高齢者像が見えなければならない。全国の市町村の保健師に、「あなたの住んでいる所で80~85歳の元気な高齢者を一人だけ選んで、次のことを尋ねてみてください」とお願いした。
調査対象の全国3千人を超す高齢者の平均年齢は83歳で、男女比は4対6であった。調査結果からは、元気(健康)な高齢者に共通の興味深い37の特徴がみえてきた。中でも8割以上の人が当てはまる項目が12項目あり、その12項目を「活動的余命を延ばす12カ条」として利用することとした。
その内容は①食事は1日3回規則正しく②よく噛んで食べる③野菜、果物など食物繊維をよく摂る④お茶をよく飲む⑤タバコを吸わない⑥かかりつけ医を持っている⑦自立心が強い⑧気分転換のための活動をしている⑨新聞をよく飲む⑩テレビをよく観る⑪外出することが多い⑫起床、就寝時間が規則的、である。
日歯広報 2010.11.25
キシリトール入りのガムやアメ、タブレットなどが巷にあふれている昨今。「キシリトール入りのお菓子なら虫歯にならない」と思う人もけっこういるけど、本当はどうなの?渋谷区幡ヶ谷の坪田歯科医院・坪田泰幸院長は言う。「キシリトールは虫歯の発生を抑制する(抗ウ蝕誘発性)といった表現がされることがありますが、これは消費者の誤解を招きやすい表現です。少なくとも、キシリトールに”虫歯を治す”働きはないんですよ」
ガムを噛むことは、唾液の分泌を促し、虫歯予防が期待できる。さらに、キシリトールを含めた糖アルコール系甘味料は、再石灰化に必要なカリシウムの供給源になる性質もあるという。ただし、「キシリトール入りのお菓子なら大丈夫」というわけではない。「キシリトール入り」であって、甘味料の100%がキシリトールではなく、虫歯をつくる他の糖が入っている可能性もあるので、ご注意を。
夕刊フジ 2010.11.6
「いやだ! 助けて!」
Nさんが口腔ケアをしようとすると、いつも暴れ出すキミ(仮名)さん。半年
前、Nさんが初めて担当した利用者さんで、重度の認知症の方です。キミさんは、
口腔ケアをしようとするといつも、叩いたり蹴ったりしてNさんを拒絶していま
した。
どうしたらいいか分からず、Nさんは毎回オロオロするばかり。訪問するたび
に「わたしは嫌われてるから、キミさんは一生口を開けてくれない」と落ち込み、
泣きながら帰ることもあったそうです。
そんなある日、Nさんにアドバイスをくれたのはグループホームの施設長でし
た。
「前の歯科衛生士さんは、もっと落ち着いたトーンでキミさんに話しかけていた
わよ。お話ししながらマッサージなんかして『キミさん、今日お口のケアする?』
って聞いてからケアを始めていたわね」
Nさんは自身の行動を思い出してハッとしました。キミさんに聞こえるように
と大きな声で話しかけていたり、認知症の方との接し方が分からず、訪問すると
すぐ口腔ケアを始めようとしていたのです。
反省したNさんは、声かけから見直すことにしました。先輩や、訪問先の看護
師さんの声かけを参考にし、声の大きさ、高さ、話すスピード、タイミングなど
に気をつけていきました。
すると、3ヶ月ほどが過ぎた頃から、キミさんは暴れて口腔ケアを拒否するこ
とがなくなっていったのです。相変わらず口は悪いけれど、最近では自分からイ
スに座り口を開けてくれるように。
「声かけって、訪問を始める前はそんなに意識してなかったんですけど、コミュ
ニケーションをとる上で本当に大切だな、って実感しています」とNさんは言い
ます。
やさしく静かな声で語りかけるNさんに、文句を言いつつも口を開けてくれる
キミさん。半年前の二人を想像できない、穏やかな光景でした。