記事一覧

若い女性層に大人気 パナソニック 音波振動歯ブラシ「ポケット ドルツ」

「ポケット ドルツ」は、若い女性層をターゲットに、外出先の歯磨き時に使いやすいよう携帯性を向上させ、朝晩に加えて、外出先におけるランチ後の歯磨きでも電動歯ブラシの使用を提案することで、市場のすそ野拡大を目指す需要創造型の戦略商品だ。
 新感覚のデザイン、特徴が女性層にも受け、現状のペースが続けば、「ポケット ドルツ」1機種の今期第1四半期販売見込みは、昨年同社が販売した電動歯ブラシの総数に匹敵する30万本、あるいはそれ以上の実績となりそうだ。
 「ポケット ドルツ」は、化粧ポーチに入れて、いつでも携帯できるようキャップを取り付けた新デザインを採用、長さ16cm、グリップ径2cmに小型化、コスメ感覚で携帯できる本体一体型のキャップの採用で、使用後の歯ブラシ部分の衛生面も配慮した。本体は、水洗いもできる防水構造を採用している。
              電波新聞 2010.5.11

どうする?「口臭」予防 原因の9割 汚れ、病気 就寝前に必ず歯磨きを

口臭に不安を感じていると、会話を避けがちになり、また相手の口臭を不快に思うことも。人間関係にも影響するデリケートな問題だ。
 口内が原因となる要素には歯周病、粘膜のかすや細菌などが舌に付いて白っぽく汚れる舌苔、虫歯、入れ歯の清掃不良などが挙げられる。虫歯は1~2本では口臭が強くなることはないが、進行した虫歯になると口臭となる。歯周病や虫歯を歯科医院で治療するのはもちろんだが、まずは口の中を清潔に保つことが基本だ。
 歯磨きは1日3回、食後に行うのがベスト。歯と歯茎の間、歯と歯の間をしっかり意識して磨くことが重要。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシや糸付きようじなども使いたい。
 また口臭の大きな原因となる舌苔は、うがいだけで取り除くことはできないため、舌ブラシや歯ブラシを使って除去しなければならない。1日1回、起床直後に行うのが理想だが、週に1~2回だけでも十分効果はあるという。
              上毛新聞 2010.5.3

唾液腺刺激 入れ歯ぴたり

入れ歯が合わない原因の一つに、唾液(だえき)不足があることを知っていますか。口の中の傷を治したり、病原菌が体内に侵入するのを防いだりと、数々の力を秘めた唾液。だが加齢に伴って唾液の出る量は減り「入れ歯が合わず、歯茎が痛い」という悩みにつながるという。唾液がよく出るマッサージ法を紹介する。
 基本は、痛くならない程度に力を入れて、耳の下やあごの下を指で押す方法。口のマッサージは、舌でほおの内側を押し、円を描くように口の中を一周させる。高橋さんと共に診療に当たる、歯科衛生士の角田裕美さんは「気づいたら、何度でも試してほしい」と助言する。舌が歯に当たってけがをしないよう注意しながら、ほどほどに力を加えるのがこつだ。
              日本農業新聞 2010.4.29

医科歯科が連携日歯と国立がん研究センター  

国立がん研究センターと日本歯科医師会による医科・歯科連携事
業が今年10月から本格的に実施する方向で調整が進んでいることが
分かった。9日に日歯が開いた都道府県歯地域保健・産業保健・介護
保険担当理事連絡協議会の席上、日歯から示された事業実施計画
書案に明記されていたもの。
 がん患者に対する口腔内清掃が、がん治療に成果があることが証
明されつつある。
  こうした状況を踏まえ、日歯の大久保満男会長は3月25日の定例
会見で、国立がん研究センターとの連携事業に関する運営委員会」
の設置を発表した。

口臭に悩んだら 原因知ってきちんと対応

他人に不快感を与えているのではないか・・・と口臭に悩む人は多くいます。一言で「口臭」と言っても原因はさまざまです。簡単に香料入りのうがい薬に頼らないで、自分の口臭は何に由来するものか原因を知って、きちんと対応する必要があります。
 「生理的な口臭」は誰にでもあるもので、1日の中で、起床時や空腹時、ストレスや緊張時には特に強く発生します。このようなときは唾液(だえき)の出が少なくなり、口が乾いて口の中の細菌が一時的に増殖して不潔になるためです。生活のリズムを整え、食事をきちんと取って唾液の分泌を良くし、歯磨きで清潔に保つようにすれば、生理的な口臭は解消されるはずです。
 「病的な口臭」は歯周病や放置した虫歯から悪臭を発する場合がほとんどです。これは、歯科医院で適切な治療と指導を受けなければ治りません。また、舌の表面に白っぽい苔(こけ)のようなものが付着する「舌苔(ぜったい)」というのも口臭の原因となります。新陳代謝ではがれた粘膜上皮の壊れた細胞がたまったもので、口の中の細菌によって硫黄ガスに分解されるからです。
              福島民友 2010.4.23

経済的理由で治療中止、約4割の医療機関で

患者の経済的な理由による治療の中断や中止が、この半年間に約4割の医療機関であったことが6月17日、全国保険医団体連合会(保団連、住江憲勇会長)の調査で分かった。特に歯科診療所では半数近くに上った。
 保団連では5月中旬に、各都道府県の保険医協会に調査への協力を依頼。6月14日までに回答を得た8協会の計2829医療機関(病院109、医科診療所1577、歯科診療所1143)について中間報告をまとめた。

 それによると、38.8%の医療機関で、患者の経済的な理由によって治療を中断または中止したことがこの半年間にあった。施設別では、歯科診療所が47.4%で最も多く、次いで医科診療所33.4%、病院26.6%の順。保団連の宇佐美宏副会長は、「歯科は命に直結するわけではないので、医科よりも経済的な影響が強く出る。痛みが治まると受診しない人も少なくない」と指摘している。

 またこの半年間に、医療費負担を理由に患者から検査や治療、投薬を断られたことがある医療機関は42.9%だった。施設別では医科診療所が46.1%、病院が43.1%で、歯科診療所の38.5%に比べ医科医療機関で多かった。竹崎三立副会長は「医科では、慢性疾患で継続して受診していると、簡単には治療を中断できない。しかし、1か月分の薬を3か月かけて飲み切るなどして受診を控えたり、必要な検査を断ったりする例は歯科よりも多い」と説明している。

 こうした結果を受けて、中間報告では「不況下で、患者の受療状況はことのほか深刻だった。改善には、窓口負担の大幅な軽減などが必要」との見解を示している。
( 2010年06月17日 20:47 キャリアブレイン )

口腔ケアがつないだ家族の絆

「主人の口臭が気になって、孫を連れて来れないのよね」
 廊下で立ち話をしていたときのこと。三郎(仮名)さんの奥さんが、ポツリと
つぶやきました。口腔ケアを担当していたIさんは、奥さまの言葉にハッとした
そうです。

「口腔の乾燥が口臭の原因になる」と、以前参加したセミナーで習ったのを思い
出したIさん。唾液の分泌を促すために、ストレッチを加えた口腔ケアを心がけ
ました。また、それまで朝晩に行なっていた口腔ケアを、この患者さんの場合は
なるべく面会時間前に行なうようにしたといいます。

 次のカンファレンスで、Iさんは自分が実践し始めたことを看護師長に報告。
そして、口腔乾燥がある患者さんへの唾液分泌を促すケアと、口臭が気になる患
者さんへのお見舞い時間に合わせた口腔ケアの実施を提案したのです。

「ご家族にもっとお見舞いに来てもらい、患者さんと過ごす時間を増やして欲し
い」。その考えに共感する多くのスタッフが賛同し、Iさんの提案する口腔ケア
が実施されることになりました。

 それから数週間が経った頃のこと。Iさんは、病室でお孫さんと三郎さんが楽
しそうに話しているのを見かけたそうです。

「病室から笑い声が聞こえてきたんですよ。それまで、誤嚥性肺炎予防などのた
めに口腔ケアを行なっていました。でも、口腔ケアは患者さんとご家族の絆を深
める上でも役立つものなのだと、あらためて気づかされました」
 Iさんは、穏やかな笑みを浮かべてそう話してくれました。

入院患者の口腔チェック 治療の仕組み考え 病院で調査 岩手・宮古歯科医師会

宮古市の県立宮古病院(菅野千治院長)に入院する患者の口腔(こうくう)状態をチェックし、速やかな治療の仕組みを考えるための検診調査を、宮古歯科医師会(倉田英生会長)が始めた。

 歯科のない同病院と歯科医との連携を目指す宮古保健所の委託事業。16日は同歯科医師会の及川穣医師ら2人が手分けして病室を回り、「歯の具合はどうですか」などと声を掛けて検診した。

 患者側からは「痛くて入れ歯を外しているが、どうしたらいいか」といった相談も。及川医師は「思ったより口の中がきれいだ。病院スタッフのケアがしっかりしている。しかし、状態の悪い患者については病院と歯科医がばらばらではいけない」と話し、連携の必要性を指摘した。2010年6月17日 提供:毎日新聞社

過去ログ