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歯科医が訪問 口腔ケア 誤嚥性肺炎予防効果も

口の中を清潔に保ったり、のみ込む力を鍛えたりする「口腔ケア・嚥下リハビリ」が、高齢者の肺炎予防などに効果があると注目されている。歯科医の間で、口腔ケアや嚥下を重視した訪問診療を広げる動きも強まり、11月には全国組織が発足した。
 しかし、口腔ケアや嚥下リハビリを重視する歯科医はまだまだ少なく、患者も必要性をあまり知らない。こうした現状を変えるため、大石さんら訪問診療に力を入れる開業医と、大学や病院の歯科医の有志が今年11月、「全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」を発足させた。
 連絡会では今後、専門的に訪問診療を手がける医師のデータベースを作成するほか、各地域に活動拠点も設置。往診を行う医科のネットワーク「全国在宅療養支援診療所連絡会」などの他業種との連携も模索する考えだ。
 在宅医療に詳しい辻哲夫東京大学教授(高齢者政策)は「口から食べることにより体力がつき、生活の質も上がることから、歯科が医科と連携することが重要。歯科が在宅高齢者へのケアを重視するようになったことは、時代のニーズにこたえた取り組みだ」と評価している。
                読売新聞 2009.12.8

飲食や呼吸法にも注意 歯と口のケア

食べ物を口に含むと、食べ物や細菌の働きで、ふだんは中性(Ph7程度)の口の中が一時的に酸性(Ph4~5程度)になり、歯の表面のエナメル質が溶け出して虫歯になりやすくなる。しばらく飲まず食わずだと中性に戻るが、この時間が十分にないと歯は常に酸性でリスクの高い状態にさらされる。
 食後のコーヒーも、砂糖やミルクを入れるか、入れないか、一気に飲み干すか、少しずつ時間をかけて飲むかでリスクが違う。
 幼い頃、アレルギー性鼻炎と診断された私は、体調を崩すと鼻風邪を引きずり、ついつい口呼吸になりがち。これも、口の中を湿った状態が保てず、歯と歯茎、粘膜に良くない。口の中の粘膜の洗浄や抗菌作用という役割がある唾液が、口の中を巡ることができず、雑菌が繁殖しやすくなるという。
                朝日新聞 2009.12.5

歯と人相 欠損で老け顔にも

奥歯が失われると、ほおがこけたり、かむための顔の筋肉が使われなくなるので、ほおがたるんだり、口角が下がったり、ひいては目尻も下がることで年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。
 1、2本歯が失われても食べることができるからと放置していると、失われた歯のスペースを埋めようと周りの歯が寄ってしまい、いざ治そうという時に予想よりも大掛かりな治療が必要になってしまいます。勇気は必要かと思いますが、費用も期間も最小限で済ませるには早めの受診をお勧めします。
           福島民友 2009.11.30

人類の進化と歯の退化 食生活変化で歯の欠如も

食べ物を調理することができるようになる、つまり食物の消化の第一段階を手で調理するというステップを取ることによって、人類の噛む力は弱くなってきました。当然ながら使う部分は発達し、使わない部分は退化する過程をたどることになります。
 そのような経緯を経て、現代では親知らずが生えない、あるいは欠如する人が増え、また前歯や小臼歯がないという人もいるなど、歯は退化傾向にあるといえるでしょう。
 歯の平均寿命は、歯の種類により異なりますが50年程度です。歯の平均寿命をできるだけ人類の平均寿命に近づけることが、将来にわたって人類が豊かな食生活と強い生命力維持していくために大切なことだと思われます。
           福島民友 2009.11.27

生活習慣見直し予防

口の中では、食事をするたびに菌が糖を栄養にして強い酸を作るため、歯を作るカルシウムなどが唾液に溶け出して歯を弱める。
 だが、何も食べていない状態で時間がたつと、唾液に溶け出していたカルシウムなどが歯に戻って修復する。この循環のバランスが崩れると、歯の内部に菌が侵食して隠れ虫歯になる。進行すると歯の一部あるいは全体が白くなるなど悪化。放置したままにすると穴が空くなど虫歯になる。
 ①口内の菌を減らすための大原則。寝る前は歯ブラシのほか、歯間の歯垢を除去するフロスを使う。②間食や不規則な生活の人は要注意だ。③頻繁なうがいやこまめな水分補給がいい。唾液が少ないと歯を修復する力も弱くなるため、注意が必要だ。
 ④・⑤歯にトラブルがない人でも年2回、乳歯や永久歯が生え替わる子供は年3~4回は病院で歯のクリーニングをしてもらう。毎日の歯磨きにはフッ素入りの歯磨き粉やうがい薬も有効だ。
           産経新聞 2009.11.24

インフル予防 高齢者口腔ケア 童謡でうがい練習を

うがいには口の中を洗浄する「ぶくぶくうがい」とのどを洗浄する「がらがらうがい」がある。
 ぶくぶくうがいには①水を口に入れる②水を口に含む③唇とのどの奥をしっかり閉じる④ほおを動かす⑤水をはき出すーなどの口腔機能が必要。
 加えて、がらがらうがいでは、上を向きながら少しずつ息を吐き出す呼吸のコントロールや、水が気管に入るのを防ぐ力が必要だ。
 尾形さんは「よくかんで食べ、よく語り、よく笑うという生活の中で、口や口の周りをよく使うことが機能の維持・向上に役立つ」と、日ごろから意識して練習することの大切さを訴えた。
 2006年度の介護保険制度改正により介護予防サービスとして、口腔機能向上が導入されたが、「口腔ケアの介護予防教室は人気度がまだまだ低い」と尾形さん。
 「口の機能を維持することは、人間らしく生きる上で必要不可欠。元気なときから口腔ケアに興味を持って」と呼びかけた。
           南日本新聞 2009.11.23

知ってる!?②

永久歯の生えてくる位置がおかしかったり、生えてこなかったりすることがある。日本大学歯学部の白川哲夫教授によると、「こうしたケースで上顎の前歯では余分な歯(過剰歯)が埋まっているため、生え変わりが阻害されていることがある。」
 過剰歯を摘出することで正常に生えてくることもあるが、改善されない場合はワイヤやゴムを使って永久歯の萌出(歯が生えること)を促す治療が行われる。乳歯が生え変らない場合、永久歯の先天的な欠如が疑われるので、一度は検査を受けた方がよい。
           産経新聞 2009.11.30

知ってる!?

子供の歯や顎の健やかな発育には予防・治療を含め、どのような注意が必要か。4回にわたり紹介する。虫歯予防には、まず歯磨きと考えがち。しかし、日本大学歯学部の白川哲夫教授は「健康的な生活リズムと食リズムの習慣づけが一番大事」と指摘する。
 唾液が虫歯予防に重要な働きをすることは知られているが、唾液の分泌量は日中多く、睡眠中は低下する。いい噛み合わせで朝からしっかり食事を取り、おやつは昼間の決まった時間だけにし、夜は早めに夕食をすませ、明るすぎない室内で自然な眠気を感じたら眠る。
 歯磨きも重要だが、こうした生活が子供の口の中の健康維持の基本という。
           産経新聞 2009.11.2

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