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口腔ケアでインフル予防

都内の大学教授が2003年9月から6ヶ月間、在宅介護高齢者190人を対象に行った実験では、歯科衛生士による口腔ケアを行った人のインフルエンザ発症率は、行わなかった人の10分の1い抑えられたというデータもある。
 具体的に口腔ケアはどうすれば効果的なのか。特に寝る前の歯磨き、舌磨きが重要と訴える。寝ている間は唾液がほとんど出ないため、細菌が胃に流されることなく口内にとどまり大繁殖してしまう。
 また、高齢者や薬を飲んでいる人は舌苔がつきやすいので特に注意が必要だという。
 歯を磨く際には、細菌のたまりやすい歯と歯茎の間、歯のかみ合わせ部分などを意識し、歯間ブラシや糸付きようじなども使って丁寧に磨くと効果的。舌については歯ブラシでは硬すぎるため、舌クリーナーや舌ブラシを使うか、使い古した歯ブラシを使うと良いという。
 「口腔ケアは、誤嚥性肺炎などさまざまな予防効果が期待できる。インフルエンザ予防にかかわらず、日ごろから口内を清潔にしておくことが大事」と話している。
           上毛新聞 2009.11.16

メンテナンスがより必要 障害者の通院

皆さんの周りに障害のある方はいらっしゃいますか?
 子供たちは感情を少し上手に表現できないだけで、何ら変りはありません。決して特別な子供たちではありません。初めは意思の疎通がうまくいかないこともありますが、これは初対面であれば皆同じです。
 何回か通院して来ると彼らの意思が伝わってきます。彼らはこだわりが多いことがあり、音が苦手な子、スタップの立ち位置まで指定する子、私たちに「お疲れさま~」と声を掛けて帰る子など性格はさまざまですが、みんな目がキラキラしているところは共通しています。
 虫歯の治療や自宅での歯磨きをフォローするため、将来のための社会勉強で子供たちが通院しています。 
 治療後のメンテナンスはどなたでも必要ですが、薬を服用していて歯肉がはれたり、自宅でのケアだけでは難しいケースも多いため、メンテナンスがより必要となります。
           福島民友 2009.11.13

痛み軽減へ歯科医も配慮 麻酔の注射

 歯医者というと真っ先に思い浮かぶのが、独特の歯を削る音と歯肉に注射をする場面という方が多いのではないでしょうか。他科に比べて、通常の治療の中で麻酔の注射をする頻度が多いことは事実です。
 歯科疾患は、薬だけで完治するものが圧倒的に少なく、「削る」「抜く」など何らかの「外科処置」が必要になるため、治療自体の痛みを抑える麻酔が時として必要になります。しかし、全身麻酔を行って治療するたぐいのものでもなく、必然的に「治療のときだけ、その部分だけ効いていくれる局部麻酔=麻酔の注射」という構図が出来上がってしまいます。
 ただ、麻酔をされた後の何か硬くなったような、しびれたような変な感覚が大なり小なりある点は全くゼロにはできていません。2時間くらいは不自由なことがあるかと思います。
しかし、麻酔のお陰で安心に治療できることも忘れてはいけません。
           福島民友 2009.10.23

繊細で鋭いセンサー分布 口の中の感覚

口腔内の感覚は、髪の毛1本でも異物と感じ取るほど繊細です。口腔内の状況をなるべく早く、性格に判断するため、感覚の鋭いセンサーが分布しています。
 食べ物を摂取することは、活動するためのエネルギーや体を作る栄養を取り込むため毎日欠かさず行う大切な行為です。
 口腔内センターのセンサーの一つに、歯の根元と骨の間に存在する歯根膜という部位があります。これは食べ物を食べたときに咬合力が直接骨に伝わらないようにするため、ショックを吸収するトランポリンのような役目をしています。
 この歯根膜の感覚が鋭いことにより、食べ物の硬さや食感を感じ取ることができます。
 もしも歯を抜いた場合、歯根膜は一緒になくなり、センサーが少なくなってしまうこにより、かんだ感覚が衰えてしまいます。
 入れ歯を使用すると食感が変ってしまう大きな理由はこのためです。歯を失わないようにすることはこういった感覚からみても重要です。歯をなるべく失わないように、また、おいしく食べられるようにプラークコントロールを大切にしましょう。
           福島民友 2009.10.9

加齢により「イソ吉草酸」が増加 中高年の不快な口臭に深く関与

ライオンは、中高年の口臭の原因を明らかにするため、川口陽子教授(東京医科歯科大学大学院健康推進歯学分野)と共同研究を進めた結果、足の不快な臭いで知られる「イソ吉草酸」など、揮発性低級脂肪酸が主要因になっていることを明らかにした。
 今回の研究ではまず、中高年に特徴的な口臭成分を特定するため、口腔内の細菌が産生する臭気物質を分析した。一般的な口臭細菌37種を培養し、産生する揮発性化合物を分析した結果、加齢により増加が認められたプレボテラ属の細菌やポルフィロモナス・ジンジバリ菌が、2-メチル酪酸、イソ吉草酸などの揮発性低級脂肪産を産生することが分かった。
 臨床試験を行った結果、年齢と口気中のイソ吉草酸の量との間に、有意な相関関係が認められた。加齢に伴って口腔内にプレボテラ属の細菌が多くなることによって、イソ吉草酸の産生量も増加する結果が得られている。
           薬事日報 2009.11.27

抑うつ減らす「アハハ」 笑いヨガ

笑いヨガは95年にインドの医師、マダン・カタリアさんが始め、60ヶ国に広がった。「アロハ笑い」「請求書を見て笑う」「家事をしながら笑う」など代表的なものだけで40種。健康への効果もわかってきた。
 調査の結果、ストレスに関係する唾液中のコルチゾール量や、抑うつ度が下がった。
 笑いヨガのほうが、落語を聞いた時よりもコルチゾールが下がるという。「落語や漫才は内容を理解しないと笑えません。笑いヨガは、心からでなくてもエクササイズとして笑うことができます。」
 作り笑いでも、本当におかしくて笑っても、体への影響は同じという報告もある。笑うと腹筋を使い、血流が良くなる。普通に生活していると笑う機会は少ないが、笑いヨガなら15分ぐらい笑える。
           朝日新聞 2009.11.21

すべてのがん 口腔ケア 術後の合併症を劇的に減らす

「がん治療」と「口の中を清潔に保つ口腔ケア」って、一見、何のつながりもなさそうだが、実は関係大ありだ。「一例挙げると、舌がんや咽頭がん、喉頭がんなど口から喉にかけて頭頚部がんの手術では、傷口が閉じないなどの合併症を劇的に減らせるかどうかは、ひとえに口腔ケアにかかっているのです。」
 口腔ケアの一環として覚えておかねばならないことがある。ひとつは放射線療法を受けた頭頚部のがんの患者は、放射線の当たったところの歯を抜いてはならない。
 もうひとつは骨転移とその痛みを抑える薬=ビスフォスフォネートを服用中の乳がんや前立腺がん、肺がんなどの患者も抜歯してはならない。
           日刊ゲンダイ 2009.11.18

治療の中断 必ず主治医と相談を

通常、根の治療というものは歯の根の中(根管)の自地覚症状が取れて初めて最終的な根管の詰め物を行い(根充)、その間は根管内の洗浄・消毒や治療薬の交換(根治)を進めていきます。そしてその際ふたをする材料には比較的簡単に除去ができるものを用います(仮封)。
 そのため長期間中断すると問題となるのが、仮封材は長期間もたないことと、根に入れた治療薬が変質し周囲の組織に悪い刺激をあたえ、症状を悪化させ、時には顎骨(がくこつ)に炎症が波及するといった点が気になるところです。
 また歯自体の修復も終わっていないことから歯の破折も心配されます。
 入れ歯やブリッジの型を取った後です。歯の型を取った時点での模型を基に製作するようになりますから、歯が移動してしまうと初めからやり直しになってしまいます。(歯を削ったり型を取り直したり)。
 この場合はその治療に入る前に申し出るようにしてください。せっかく治療を始めたのに、かえって悪くさせるようなことはやめましょう。
           福島民報 2009.11.16

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