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外国人の歯科医師、看護師などの就労年数制限、撤廃へ―法務省

法務省は4月9日までに、外国人の歯科医師や看護師などに定めている就労年数制限を撤廃する方向で検討に入った。また、日本の大学などを卒業し、一定の国家資格を取得した外国人介護福祉士については、国内での就労を認める方向で検討する。
 現在、「医療」の在留資格で働く外国人については、歯科医師なら免許取得後6年以内、看護師なら同7年以内など、国内での就労年数が制限されている。しかし、医療関係者や有識者の間では、専門的な国家資格を持つ人材に対し就労年数を制限する必要性は乏しいとする意見が根強い。

 また、外国人介護福祉士については、インドネシアやフィリピンとの経済連携協定(EPA)に基づき、特例的に受け入れているが、日本の大学などを卒業した上で、国家資格を取得した外国人については今後、国内での就労を認める方向で検討する。

 いずれの方向性も、出入国管理行政の指針となる「第4次出入国管理基本計画」に盛り込まれた。今後、同省は厚生労働省の担当部局などと協議し、5年以内の実現を目指す。
( 2010年04月09日 18:45 キャリアブレイン )

抜歯後の痛み止め薬申請 即効性・鎮痛効果を両立

 薬剤は2つの有効成分の長所を生かしつつ短所を補った。トラマドールは高い鎮痛効果があるが、効き目が出てくるまで時間がかかる。効果は持続しないが、即効性があるアセトアミノフェンでトラマドールの短所をカバーした。
 日本では麻薬中毒への警戒から欧米諸国に比べて医療用麻薬の使用が広がっておらず、がんなどの病気に伴う痛みを和らげる治療が遅れているとされる。慢性的な痛みを持つ患者は多ければ2200万人程いる可能性があるが、そのうち、390万人程度が既存の治療では痛みを解消されていないという。
 同社は痛みの治療の啓発活動のほか、品ぞろえを充実して治療の浸透を狙う。
             日経産業新聞 2010.3.9

東京にて

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先週の札幌から今週は東京です。障害者歯科研修会のため昭和大学に来ております。
講演テーマ:重症心身障害児者の内科的合併症
      自閉症への対応ー行動変容法と笑気吸入鎮静法の併用
東京は、曇り気温15℃程度です。桜が散っているとの事ささやかな花見をしたいと思います。

人工歯根で噛む機能回復 インプラント

通常歯を失った場合の治療法には「入れ歯」や失った歯を使う「ブリッジ」があります。「インプラント」とは歯の根の部分の代わりとなる人工歯根を埋め、再び噛(か)む機能を回復させる治療法です。歯を失ったらどこにでもできるというわけではありません。
 全身的な疾患、顎(あご)の骨の状態、歯ぎしりなどの習癖、歯磨きが上手にできるかなどさまざまな点を考慮することが重要です。また、完成したインプラントは定期的なチェックを行うことが重要となります。
             福島民友 2010.2.26

「心のつながり」喜び 「障害者歯科」を開拓

重度の障害者に対応できる歯科は、全国でもまだ数えるほど。遠くから通ってくる親子も多く、親の高齢化が気掛かりだ。地域の障害者歯科医療を整備するために四年前から医師会に協力して、認定医の研修をしている。
 これまで百人近くを送り出した。昨年には、愛知、岐阜、三重、静岡の歯科医師や歯科衛生士らと「東海障害者歯科臨床研究会」を立ち上げた。「高齢社会への対応は、歯科全体の課題。重度障害者の在宅診療もニーズは高いのに人材が足りない。最後の務めのつもりで、がんまります」
             中日新聞 2010.3.2

口腔ケアでクリーンな毎日 円滑な会話と肺炎予防にも有効

あなたの周りに口臭のきつい人いません?口臭は、会話に妨げになるばかりではなく、肺炎の原因となってしまうこともある。食べる、かむ、しゃべる、息をする・・・。口の機能は多岐にわたるため、口は雑菌の温床となる危険性があり、特に歯は雑菌のすみかになりやすい。口の中を清潔に保つ口腔ケアを日ごろから心がけたい。
 日本口腔ケア学会(名古屋市、鈴木俊夫理事長)では、口腔環境を整えることによる効果について、①(物を)おいしく食べられる②コミュニケーションの円滑化(口臭の除去)③誤嚥性肺炎の予防(唾液や食べ物が誤って肺に入ってしまう)④爽快感などを挙げる。
             産経新聞 2010.2.26

爪かみ しかると逆効果

 指先が荒れたり腫れたりして甘皮がささくれ立ち、いつも深爪になっている。子供の指先がそのような状態になっていたら、あかぎれ・しもやけなどの手荒れのほかに「爪かみ」の可能性がある。
 爪かみが激しい子供は神経質で緊張しやすいといった性格的な特徴があるほか、親が過干渉だったり放任主義だったりと、親子関係に情緒的な安定がない場合があるそうだ。
 そして親は爪かみに気付くと厳しくしかりつけ、子供はますます不安定になり爪かみがやめられなくなるという悪循環に陥りやすいという。
             読売新聞 2010.1.28

虫歯でも歯周病でもないのに 歯が痛い

 歯の痛みというと、虫歯や歯周病などが原因だと思ってしまうが、実は、そうではない歯痛がある。
 非歯原性歯痛で次に多いのが神経因性疼痛だ。「歯に分布している神経に何らかの原因で傷がつき、過敏になった状態です。普通は痛くない程度の刺激(何かがちょっと触れるだけなど)でも、脳が痛みと感じてしまう。神経の末端が過敏な場合は、局所麻酔薬の軟膏を痛みの感じる部分に塗る。麻酔により痛みが消えます。
 神経の中枢まで過敏なら、三環系抗うつ薬で治療します。神経因性疼痛でもない場合に考えられるのは、副鼻腔炎、帯状疱疹、群発頭痛や片頭痛、うつ病、まれには狭心症や心筋梗塞などである。非常に少数だが、あらゆる可能性を検討しても原因が分からない「非定型歯痛」もある。原因は不明であるが、三環系抗うつ薬で改善可能であり、将来はその原因も解明されるであろう。
             日刊ゲンダイ 2010.2.22

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