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フッ素でブクブク むし歯予防

 どんな人でも食事をとると、むし歯菌の働きでお口の中が酸性になり、ミクロのレベルで歯が傷み始めます。(脱灰)しかし、唾液の力でお口の中が中性に戻り、傷んだ部分は唾液の成分で治療されます。(再石灰化)
 再石灰化のほうが、時間がかかるため、食事回数(間食、糖分の入った飲料水、ダラダラ食べなど)が増えたり、食事の後すぐ寝ると傷み(脱灰)のほうが強くなりむし歯ができます。
 フッ素は、歯の表面に作用して
 ①酸性になっても歯が傷みにくくする
 ②再石灰化を促進する
 ③むし歯菌の働きを邪魔する
 の予防効果があります。
               北海道経済 1月号

Qフッ素とはどのような物質ですか。

A自然界に広く分布している元素です。
  フッ素(F)は天然に存在する元素の一つで原子番号9、原子量19です。周期律表のなかでハロゲン族に分類され、塩素(CI)、臭素(Br)、ヨウ素(I)などが仲間の元素です。
  フッ素はたいへん反応性が強い元素で、自然界では単一の元素として存在することはありません。自然界に広く分布し、土壌中に280ppm、海水中に1.3ppm含まれ、私たちが毎日飲んでいる水道水や食品(海産物、肉、野菜、お茶など)にも含まれている自然環境物質です。
  もちろん私たちの体の骨や歯、唾液、血液などにも存在しています。

歯のケアでインフルエンザ予防

Q 新型インフルエンザが急に流行ってきましたが、口腔ケアがインフルエンザの予防に有効であると聞きました。どうしてなのでしょうか。また、ケアの方法についても合わせて教えて下さい。

A 結論から先に言いますと、口腔ケアがインフルエンザの羅患率を下げるという報告があります。インフルエンザワクチンの接種の有無にかかわらず、口腔ケアを行った人たちのほうが明らかにインフルエンザの発症が少なく、この結果からも、口腔ケアがインフルエンザの予防に有効であることが示唆されています。
  なぜ、口の中を清潔にしておくと、インフルエンザにかかりにくいし、一方、不潔にしておくとかかりやすいのでしょうか。

  歯周病があるとインフルエンザに感染しやすい理由
   鼻から喉にかけての粘膜はタンパク質に膜で覆われてるため、ウイルスはなかなかくっつくことができないようになっています。
   しかし、気道上皮で、口腔細菌はウイルス感染を促進する酵素を出します。これらの酵素は、タンパク質を壊すことができます。
   これによって、風邪やインフルエンザウイルスのレセプターを露出させるので、ウイルスが粘膜にくっつき、インフルエンザに感染すると考えられています。
           週刊実話 2009.10.1

歯ぐきの質問

Q 20歳の頃からタバコを吸っています。そのせいでしょうか、一部の歯が茶褐色になっているし、歯茎も一部、黒ずんでいるところがあります。きれいにしたいのですが。
  たまに前歯の歯並びが悪いところの歯茎から少しですが出血することがあります。ちなみに、歯磨きはていねいにやっているほうだと思います。

A ご質問の方の場合、歯冠(歯の口腔内に現れている部分)が茶褐色になり、歯茎が黒ずんでいるのは、喫煙の影響が大きいと考えられます。タバコにはタールが含まれています。喫煙は、歯冠においては、粘稠度(粘りけがあって密度の濃いこと)が高いタールが歯面に付着するため茶褐色に着色します。
  喫煙する人なら知っているでしょうが、灰皿にタールがべっとりくっつくことがあります。これがなかなか取れません。それと同じことが歯にも起こります。
  これを取り除くには、歯科医院で歯面研磨機を使ってクリーニングしてもらうことが必要です。また、研磨力が強いヤニ取り専用の歯磨き剤で磨く方法がありますが、これには問題があります。
  と言うのは、日常的に研磨力が強いこの種の歯磨き剤を使って歯を磨くと、歯の表面のエナメル質を磨耗させてしまいます。長期間にわたって使用し続けていると、歯はいちじるしく磨耗してしまい、歯と歯の間がすけてきます。
  ですから、歯にタールが着色したのを取るには、歯科医院で専門的なクリーニングを受けるほうが安全です。定期的に受けるとよいでしょう。
           週刊実話 2009.09.17

あなたは何分、何回磨いてる?今どきの歯磨き事情

歯磨きの平均時間と回数をみると、2008年全体平均は2分56秒で、2005年と比べると39秒も短くなっている。回数のほうでも1日3回、歯を磨いてた人は減っている。これを見ると、3年間で歯を磨く時間と回数が減少したことで日本人の歯に対する意識が低下したようにもみてとれるが、これは電動歯ブラシの普及により効率よく歯磨きができるようになった人が増えたことの影響とも考えられる。
 一方、「自分で購入(使用)している歯ブラシの価格は?」という質問では「200円以上」と答えた人の割合が、3年間で何と2倍以上増加していることがわかった。逆に「200円未満」と答えた人の割合は半減している。
 3年間で歯ブラシの価格が高騰したということは考えにくいが、時間や回数よりも歯磨きの”質”を追及する人や、景気の悪化に伴って安い商品を頻繁に買い替えるのではなく、いいものを長く使おうとする人が増えたことが考えられる。また「歯間クリーナー」を使っている人の割合が年々、上昇傾向にあることもそれを裏づけている。
 2005年の調査では55%、2008年では46.7%となっており、その他の項目でもほぼ数値は減っている。つまり、歯に悩みを持つ人の割合は確実に減っているのだ。
 しかし、その内容をよくみると、2005年にはなかった「歯垢」や「歯石」「舌の汚れ」という悩みが、新たに登場している。3年前の人の歯には歯石がなかった、ということはないので虫歯や歯周病予防の意識が、急速に高まってきたことになる。
           ダイム 2009.11.17

歯科医院向けに2品 ライオン歯科材 噛む効用に着目したガム

ライオン歯科材は、噛む効用に着目した新歯科用ガムシリーズ「DENT・DAY-UP(デントデイアップ)から「オーラルガム(ラクトフェリン)」と「オーラルガム(かむトレーニング)」を歯科医院向けに24日発売する。
 厚生労働省・05年の歯科疾患実態調査によると、成人の8割以上は歯肉の炎症など歯ぐきに何らかの疾患を持っていることが示されている。
 一方で、ライオン歯科材とライオンは、長年のオーラルケア研究を通じ、噛む効用として「歯や歯ぐきの健康維持」「唾液の分泌促進による唾液成分の作用」に着目。今回の製品は、これらの研究成果をもとに噛む効用を最大限に発揮する設計のガムに有用成分を配合したものとなっている。
           化学工業日報 2009.11.12

歯周病がメタボ発症リスクに 「歯周ポケットあり群」で高率

ライオンは、歯周病とメタボリックシンドローム発症との関連性で研究を行っているが、健診受診者の4年間にわたる追跡調査の解析によって、歯周ポケット保有者はメタボリックシンドロームの指標(肥満・血圧・脂質・血糖値)が陽性になるリスクが高く
 特に高血圧や脂質異常になるリスクが高いことが明らかになった。
 ライオン歯科衛生研究所と日本大学歯学部衛生学の前野正夫教授との共同研究によるもので、岐阜市で開かれた「第58回日本口腔衛生学会総会」で発表された。
           薬事日報 2009.11.11

歯周病と全身の健康 36%は知らない

東京都が6~7月にかけて、都政モニターを対象に行った「歯と健康」に関するインターネット調査(20代以上の494人が回答)では96.8%が「関心がある」とした一方で、歯周病と全身の健康との関連で知っていること(複数回答)では「喫煙は歯周病にかかりやすくし、歯周病を悪化させる」43.1%「糖尿病だと歯周病にもかかりやすい」32.8%「歯周病菌が動脈硬化を促進することがある」20.6%「妊婦が歯周病だと早産や低体重児出産をすることがある」15.2%などで「知らない」が36.4%あった。
 老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力が弱くなると、口中の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなり、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こすこともある。
 誤嚥性肺炎の予防には、歯や入れ歯、舌などを清潔にする口腔ケアが大切。
           薬事日報 2009.11.4

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