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「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ② 

ロッテ商事戦略統轄部の米山智氏は食と健康の最近の流れについて、「人間が本来的に持つ力や体の機能を利用した健康法が注目されている。また、サプリメントで補給するのではなく、日常の食品を通じて摂取するという動きが顕著になっている。サントリーの黒鳥龍茶やハウスのウコンの力のように、あらかじめ予防的な意味合いで利用・摂取するものがヒットしている」と分析する。
 さらに、ガムを食べる際に必要となる「人間本来の機能である噛むことの効用として、脳が活性化することや集中力やリラックス効果など予防的な側面に注目が集まっている」と説明する。
 キシリトールの登場によって歯を丈夫で健康に保つなど新しい価値がガムに付加され、市場が大きく伸長した。さらに、ボトルガムによって室内・室外と場所や時間を問わずガムを楽しむ環境が整い、市場はさらに拡大した。米山氏は「エクササイズ・キシリトール」を展開することで、従来からの”噛む”効用にプラスして”噛む小顔ブーム”のような新しい価値が付加されることで、市場の活性化につながればと考えている。
         日本食糧新聞 2009.10.30

「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ① 脳の活性化と美容効果にも脚光

「噛む」ことの重要性に着目する菓子・食品メーカーが増えてきた。食の欧米化などの影響で日本人の食事時の咀嚼回数が減少の一途だが、噛むことによる脳の活性化、口腔内への好影響など従来から知られる効果を再度訴求する動きが広がっている。
 さらに、ぶんか社からは「ガム小顔ダイエット」という新しいダイエット本まで出版されるなど。”噛む”ことに”美容”という新しい価値を付加した取組みが始まっている。
         日本食糧新聞 2009.10.28

フッ化物洗口 虫歯予防に効果

虫歯予防のためフッ化物洗口を小学生の時に実施していた中学生は、していなかった中学生に比べ虫歯が少ないことが、県保健福祉部の調査でわかった。フッ化物洗口は、比較的安い費用で手軽にできる虫歯予防法で、県や国などが普及を図っている。今回の調査結果について同部は「フッ化物洗口による虫歯予防の効果が認められると考えられる結果」と話している。
         下野新聞 2009.10.19

虫歯のメカニズム 唾液分密量も関係 

通常、口の中にある食べかすを取り除くには、歯ブラシを使う方法がありますが唾液も重要です。自浄作用といって、唾液によりある程度の食べかすは流れていきます。唾液はPH7(中性)で食べ物を食べると酸性に傾き、PH5.4になると歯の表面が溶け出すといわれています。そして、時間と共に再び中性に戻り、口の中の環境を整えようとしています。
 唾液の分泌量や質により虫歯になりやすい場合もあります。鼻疾患があり口呼吸の場合は、口が常に開いていて口の中、特に前歯が乾きやすく虫歯の原因菌が繁殖しやすくなります。また、高齢者の方も唾液の分泌量が減少するといわれています。医院によっては唾液の分泌量を測定することができるので、相談してもよいと思います。
         福島民報 2009.10.19

とことんやっつけたい歯周病①

 歯周病は、全身病
 歯周病は細菌による感染症。進行すると歯茎や歯根膜、歯槽骨などの歯周組織が破壊され、歯が揺れて噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまう。また、歯周病菌やその毒素は、血流にのって口から全身へと運ばれたり、気管から肺へ進入したりして、身体全体に悪影響を及ぼすことがわかったきた。糖尿病、心臓疾患、低体重児出産などをはじめ、肺炎、骨粗鬆症、関節炎、発熱などへの関連もある。
             読売life 2009.11

ヤセ形の人でも発症 睡眠時無呼吸症候群

たっぷり睡眠を取ったつもりでも全然、休息にならない辛い病気。意外と気づきにくいのはヤセ形の人。知らずに放置していると心疾患や脳卒中を合併しやすく生命に危険が及ぶ。日中、いつも強い眠気に悩まされている人は要チェックだ。

 ★「睡眠時無呼吸症候群」チェックリスト
   □「いびきがうるさい」と指摘されたことがある
   □睡眠中、「呼吸が止まっている」と指摘されたことがある
   □十分睡眠時間をとっても疲れがとれない
   □朝起きて頭がスッキリしない、頭痛がする
   □寝ていると口や喉が渇く
   □睡眠中、何度もトイレに起きる
   □肥満がある
   □昼間、強烈な眠気に襲われる
   
  2つ以上該当するようなら診察を受けましょう。
         夕刊フジ 2009.10.19

「孫育て」学ぼう

 育児の常識は、30~40年前に比べて大きく様変わりしている。日本助産師会によると、「粉ミルクの方が大きく育つ」「抱き癖がつくから必要以上に抱っこしない」といった当時の常識は、「母乳の方が免疫がつく」「抱っこは情操教育にいい」と正反対の意見が主流だ。
 汗疹の予防に有効として、全身が真っ白になるまで塗ったベビーパウダーも、「塗りすぎは毛穴をふさぐので、ほどほどに」。硬い食べ物を口の中で噛み砕いて幼児に与えるのは、今は「雑菌が入るので虫歯の原因」と敬遠されている。
 こうしたギャップに祖父母たちは困惑するが、子を持つ家庭の半数以上が共働きの時代を迎え、身近な育児の担い手として期待は増すばかり。同会には「今の子育てを教えて」という問い合わせが相次いでおり、今後、既に実施している東京と大分以外でも孫育て講座を開こうと、講師の育成を始めた。
         読売新聞 2009.10.24

歯周病 唾液で判定

研究開発用試薬製造のベンチャー企業「多機能性蛋白(たんぱく)研究所」(仙台市)は、唾液(だえき)に試験紙を付けるだけで歯周病の感染の有無や炎症の程度を判定できるキットを開発した。軽度の炎症を検出でき感染の早期発見につながるほか、手軽に使えるため家庭での自己管理にも活用できるという。
         河北新報 2009.10.17

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