記事一覧

あごの骨の壊死 がんや骨粗鬆症治療薬の副作用で発症する可能性。厚労省も注意を呼びかける。②

 ■早期発見のポイント

  ・口の中の痛みがなかなか治まらない
  ・歯茎に白や灰色の硬いものが出てきた
  ・あごが腫れてきた
  ・下くちびるがしびれた感じがする
  ・歯がぐらついてきて、自然に抜けた→すぐに医師や歯科医に相談を

 ■主な予防・治療策

  ・ビスフォスフォネート投与前に歯科を受診し、抜歯など必要な治療は済ませておく
  ・歯磨きやうがいを行い、口の中の衛生状態に気をつける
  ・定期的に歯科検診を受け、口の中をチェックしてもらう(骨壊死が始まっている場合)
  ・化膿や痛みがあれば抗菌薬で治療する
  ・医師に十分相談した上で可能ならビスフォスフォネートの投薬を一時休止する
  ・腐骨を切除する
         毎日新聞 2009.6.30

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会参加について

本日より上記学会に行きます。この会は、活気があり歯科も大切な分野として活動しております。現在認定士に向けてがんばっております。

あごの骨の壊死 がんや骨粗鬆症治療薬の副作用で発症する可能性。厚労省も注意を呼びかける。

 ビスフォスフォネートは、骨粗鬆症の飲み薬として一般的なほか、乳がんや前立腺がんなどの骨への転移を防いだり、骨髄腫などの注射薬としても広く使われる薬の総称だ。この「骨を守る薬」が逆にあごの骨を壊死させたと03年、米国で初めて報告され、3年後には報告が世界で2500人を超えた。
 ビスフォスフォネートの投与中に抜歯やインプラント、歯槽膿漏などの歯科治療を受けた人は特に注意が必要だという。抜歯後には発症率が8~9倍上がるとの調査もあり、厚労省のマニュアルでは、若年性リウマチなどでステロイド薬を併用している人や糖尿病患者も要注意とされる。
 予防が重要で、患者はビスフォスフォネートを使っていることを歯科医に必ず言うこと、年1、2回は歯科検診を受け、常に口の衛生状態に気をつけること。
       毎日新聞 2009.6.30

平凡な良い習慣コツコツ

「健康法に王道はありません。体に良い、平凡な生活習慣をコツコツと続けることです」母親の教えで3歳の時から続けているのが、食事を1口30回かむことだ。
 よくかめば消化に良く、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐ。食事は肉、魚、野菜、ラーメン、お菓子など何でも食べる。豆腐など軟らかい食べ物は30回もかむのは難しいので、イリコなど硬い物と一緒に口に入れる。歯は75歳から総入れ歯にしている。
 「かめば脳の血流が良くなり、認知症の予防にも役立つはず」期待する。
          読売新聞 2009.6.29

遊び食べ 怒らないで 離乳期の手づかみ、こぼす、口から吐き出す・・・

 昭和大学歯学部の向井美惠(よしはる)教授によると、乳児は生後11ヶ月ごろから1歳過ぎにかけて、前歯で食べ物をかじり、奥の歯茎でそしゃく、唾液と混ぜてのみ込めるようになる。
 人間の体は、のどや口の中よりも先端の歯や唇、舌先の方が敏感だ。親がスプーンで口の中に押し込んでいては、認識する前にのみ込んで丸のみの癖がつきやすい。「食べさせるときは口の中でなく唇の上に載せて。遊び食べも大事な過程。スプーンなど道具を早過ぎる時期に使わせると、前歯でこそぎとるなど誤った使い方を覚える一因にもなる」と指摘する。
 また、話せなくても食事を楽しむ会話は大切だ。こばやしさんは「こぼさないで」と禁止するより、「握れたね」「お口の中がいっぱいでかめないね」などと、子どもに自分の状況を認識させる言葉をかけるように勧める。
          毎日新聞 2009.6.28

「歯科衛生士数」

厚生労働省が発表しました「平成20年保健・衛生行政業務報告」によります
と就業歯科衛生士数は、9万6,442人で、平成18年の前回報告より9,503人増え
ました。

 また、歯科衛生士の就業場所は、歯科診療所が8万7,446人で9割を占めてい
ます。

 その他の就業場所では病院が(4.7%)、市町村(2.0%)、歯科衛生士学校
または養成所(0.7%)、保健所(0.6%)等となっています。

 年齢階級別では25歳~29歳が最も多く、1万8,338人(19.0%)、次いで25歳
未満1万8,154人(18.8%)。45歳~49歳が9,337人(9.7%)で最も少なくなっ
ています。
 また、50歳以上は9,547人(9.9%)で、ただし50歳以上は年々増加傾向にあ
り、昭和57年の233人に比べると40倍以上増えています。

 なお、この報告は都道府県知事に届出のあった就業医療関係者の数値を隔年
報等からまとめたもので、数値は20年末現在のものです。

金属アレルギーが原因

歯科で用いられている金属は、お口の中に入ることを前提としているため、その安全性については、厳しい基準があります。それでもまれにではありますが、金属アレルギーを起こす場合があり、その代表的なものに「掌せき膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」があります。
 特徴として、手のひらや、足の裏に左右対称に無菌性の水泡が多発します。そのため、大部分の方は皮膚科を受診されますが、原因菌は見つかりません。この時点で金属などのアレルギーが疑われ、大学病院のアレルギー外来を紹介されることもあります。
 掌せき膿疱症は、唾液に微量に溶け出した金属イオンとタンパク質が結号して皮膚に運ばれ、それが蓄積されることによって発症しますが、溶け出す金属イオンはごく微量なため一般的には問題ありません。
          福島民報 2009.6.22

虫歯治療の詰め物向け ガラス材料、日本で販促

ガラス材料製造の独ショットは6月中旬から歯科治療向けのガラス材料を日本市場に本格投入する。虫歯治療の後に施す詰め物向けの原料で、ナノレベルの微細な粒子を使い、見た目や強度を向上したのが特長。電子部品製造を手がけるNECとの共同出資会社を活用して販売体制を整備。自然歯と比較して同等の人工歯の性能を出せる製品として歯科材料メーカー向けに販売する。
          日経産業新聞 2009.6.17

過去ログ