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細菌採取取力2倍以上 ポリエステル綿棒を開発

佐藤化成工業所はインフルエンザなどの細菌採取用ポリエステル綿棒「エススティック」を開発、発売した。7月までに月産100万本体制を整える。鼻腔や口腔などの粘膜の場合、通常のレーヨン綿棒と比べて2倍以上の細菌を採取できる。
 同綿棒は自治医科大学医学部で被験者30人を対象に表皮ブドウ球菌を用いて機能評価した。この結果、レーヨン綿棒よりも粘膜の粘液を効率的に吸収し、約2.6倍の細菌を採取した。乾いた皮膚の場合でも約1.2倍を採取でき、有意性があることを確認した。
           日刊工業新聞 2009.5.22

昨年度医療費は34.1兆円-伸び率は例年並み

昨年度の概算医療費は前年度より約6000億円増の34兆1000億円(前年度比1.9%増、休日数などの影響を補正後は同2.2%増)だったことが、厚生労働省の集計で分かった。6年連続の増加となり、過去最高を更新。昨年度に導入された後期高齢者医療制度分は11兆4000億円で、全体の33.5%だった。同省保険局調査課では、「昨年度の診療報酬改定でマイナス0.82%だったことを考慮すると、伸び率は例年並みの3%程度になる」としている。

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2008年の中医協

 国民1人当たりの医療費は26万7000円(前年度比1.9%増)。年齢別では、70歳未満16万4000円(同2.0%増)、70歳以上75万7000円(同0.1%減)で、このうち75歳以上は86万3000円だった。
 また、診療種類別では、診療費28兆6000億円(前年度比1.2%増)、調剤5兆4000億円(同5.3%増、補正後5.8%増)。診療費の内訳は、入院13兆6000億円(同1.9%増、同2.2%増)、入院外12兆4000億円(同0.2%増、同0.6%増)、歯科2兆6000億円(同2.6%増、同2.7%増)だった。

糖尿病にブラッシング 歯周病と深い関係

糖尿病と歯周病。この二つに密接なつながりがあることが、最近の研究で分かってきた。糖尿病患者は歯肉炎や歯周炎(歯周病)を起こしやすく、歯周病の糖尿病患者は血糖のコントロールが難しくなる、という悪循環だ。歯の健康は全身の健康維持に欠かせず、医師と歯科医師が連携したチーム医療が重要だという。
 「糖尿病患者は健康な人に比べて歯周病に2~3倍かかりやすい。糖尿病と歯周病の両方にかかっている患者は血糖コントロールが悪くなりやすく、心疾患や腎疾患が悪化しやすい。
           東京新聞 2009.5.19

顎関節症 最大の要因は”歯の接触”

 口を開けたり、物を噛むときに顎関節が痛むなどする慢性疾患。女優の牧瀬里穂やアイドル歌手・松浦亜弥の発症でも話題になったが、生涯有病率は人口の5~7割というデータも。実際のところ、顎の痛みで日常生活に支障をきたすケースでなければ、気づかない人がほとんどだ。
         ★「顎関節症」のチェックリスト
          
           □ 口を開けようとすると顎関節付近が痛む
           □ 物を噛むと顎関節に痛みを感じる
           □ 口を開けて顎を動かすときにカクカクやザラザラなどの音がする
           □ あまり大きく口を開けられない
           □ 急に咬み合わせが変化したように感じる
           □ 急に顎が閉じなくなった
           1つ以上該当するようなら疑いがある
            夕刊フジ 2009.5.18

気になるにおい   自他とも口臭が最多         

 「口臭」が、自他ともに「気になるにおい」の第1位。全国の20~50歳代の
男女800人を対象に江崎グリコが実施したインターネット調査で分かった。
「口臭」は複数.回答ながら「他人のにおいで気になる」では82.0%とかなり
高い割合を占め、自分でも77.8%の人が気になると答えている。次いで高い
のは自他ともに「汗臭さ」で、他人は66.8%、自分72.4%。3位は、他人では
「たばこ」60.5%、自分で「足・靴下」40.6%となる。

歯を強化し虫歯予防

虫歯は単一の要因で発生する病気ではなく、「摂取する糖分」「虫歯菌の量」「歯の質の弱さ」の三つの要因がかかわり合い発症します。
 それら三つの要因に対して、シュガーコントロール、プラークコントロール、歯の質の強化という予防法がある。フッ化物の利用方法については主に三つあります。
 1.フッ化物入り歯磨き剤の使用=フッ化物の入った歯磨き剤で毎日歯磨きしましょう。
 2.フッ化物洗口=フッ化物の溶液でブクブクうがいをしましょう。
 3.フッ化物を歯に塗る(フッ化物歯面塗布)=フッ化物を専門家に定期的に歯に塗ってもらいましょう。
 これらの方法を上手に取り込むことが大切です。それぞれのライフステージや個人に合わせた使用方法や注意点などがありますので、詳細はかかりつけの歯科医院に相談し、虫歯予防に努めましょう。
            福島民報 2009.5.18

身元確認歯科医が支え

高齢者の孤独死や自殺が道内でも増える中、歯科医師が遺体の治療痕を基に身元を確認する歯牙鑑定が威力を発揮している。道内では鑑定件数は5年連続で100件を超えている。北海道歯科医師会は、歯科医師にしかできない社会貢献として、鑑定技術の向上や協力医の拡大などに力を入れる方針。
                 北海道新聞2009.7.13

歯並び、用途で合うものを

虫歯や歯周病の予防には、ていねいな歯磨きが欠かせない。歯周病は糖尿病などとの関連も指摘されており、白い歯を守ることは全身の健康を保つことにもつながる。
 毎日使う歯ブラシは自分に合ったものを上手に選びたい。
            読売新聞(大阪) 2009.5.18

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