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顎関節症⑥習慣改めるだけで効果

顎関節症の原因は、かみ合わせの悪さだけではありません。精神的なことと歯は関連があります。パソコン業務などのストレスが、歯ぎしりやくりしばりなどを生み、あごに負担をかけているケースが多いと思われます。
 治療には、スプリント(歯科用マウスピース)、鎮痛薬、かみ合わせ治療、外科療法、薬物療法などがあります。確実な治療法がないので、できるだけ危険の少ない治療法を優先すべきです。患者自身が、あごに負担をかける生活習慣や姿勢に気づき、改めるだけで大きな効果があります。
              読売新聞 2009.4.6

顎関節症⑤精神的要因無視できず

顎関節症で歯科に通ってもなかなか治らず、歯やあごの状態だけでは説明できない症状が続く患者に、精神的側面も含めた治療も行われている。
 神奈川歯科大付属病院では、担当の心療歯科医がカウンセリングを行って心身の負担を減らすように指導している。これによりこころの状態を体の緊張やかみしめる癖が関係していることを自覚し、リラックスの大切さを理解した。
              読売新聞 2009.4.3

顎関節症④頬づえの癖で骨変形

頬づえや横向き寝など普段の何気ない姿勢も顎関節症の原因となる。骨や歯は一過性の強い力には強いが、持続的な弱い力で簡単に変形する。
 態癖指導を取り入れると、かみ合わせや顎関節症の治療に大きな効果があり驚いた。態癖は、頬づえや睡眠姿勢のほか、唇をかみしめたり、舌で歯を押したりするなど様々な例がある。
              読売新聞 2009.4.3

6月4日は・・・・

6月4日は、歯科では「むしばの日」です。日頃のお口のケアを再確認しましょう。この日をまたがる「むしば予防週間」に各地域でキャンペーンが行われております。本来なら旭川も例年通り行う予定でしたが、インフルエンザを考慮して中止となりました。
歯科医院でも歯の検診は、行っておりますので是非受診してください。

顎関節症③かみ合わせ治療で悪化

 首の痛みや肩のこりに広がり、激しい目まいに襲われた。顎関節症治療の専門やインプラント治療、歯列矯正治療を行ったが症状は改善されなかった。日本歯科大学付属病院顎関節症診療センターで受診し、現在は、生活習慣指導と、あご周辺の筋肉を包む「筋膜」をほぐす特殊なマッサージの併用で症状改善を目指している。
              読売新聞 2009.4.1

顎関節症②筋肉のコリで歯痛、頭痛

食事の際に左奥歯に強い痛みを感じ始めた。むし歯だと思われた原因は、左の頬の筋肉の障害によるものと診断された。痛む場所に原因があるとは限らない。頬の筋肉のこりや肩こりが、歯や歯肉の痛み、頭痛など別の痛みとして表れることがある。
 別の患者さんでは、原因不明の歯肉の痛みから首の痛みや頭痛もあり大学病院を訪れると仕事の話や触診から緊張による食いしばりや肩こりによる筋肉の障害が、様々な痛みの原因と診断された。
              読売新聞 2009.3.31

顎関節症①食いしばる癖アゴに負担

あごの痛みや口が開けにくいという症状や口を開け閉めすると音がする症状があると顎関節症の疑いがある。原因は、食いしばりや歯ぎしり、片側だけで噛む、うつぶせ寝などあごの関節や筋肉に負担をかける癖だ。
 東京医科歯科大学歯学部付属病院では、癖の修正と口を開く訓練を治療の柱にしている。
              読売新聞 2009.3.30

目の前の糖尿病患者さん、もしかして歯周病ではありませんか

日本歯周病学会とのジョイントシンポジウムが5月23日、第52回日本糖尿病学会年次集会で開催された。テーマは「見過ごされている第6番目の合併症――歯周病をめぐって――」。登壇した5人の演者らは、それぞれの立場から歯周病と糖尿病の密接な関係を解説した。そこからは、糖尿病診療に携わる医療関係者に向けて「まずは歯周病を意識すべき」という強いメッセージが発せられた。

 座長を務めた香川大学医学部の石田俊彦氏は、「糖尿病学会と歯周病学会が連携してこのようなシンポジウムを開催できるのは画期的なこと」と意義を強調し、シンポジウムが始まった。

 最初に登壇した広島大学大学院の浅野知一郎氏。浅野氏は「慢性炎症によるインスリン抵抗性の機序」と題し、炎症という視点から解明されつつあるインスリン抵抗性の機序を解説した。歯周病においては、歯肉部での感染から引き起こされる慢性的な炎症、あるいは歯周病菌の産生物が、それぞれ全身的な影響を引き起こしていると指摘。炎症による代謝異常に関連するシグナル伝達や転写因子、さらにはマクロファージの係わり合いなどを説明した。特に、マクロファージの分泌物は、インスリンによる活性化の一部を抑制することが分かっている点を強調。歯周病と糖尿病との関係を基礎医学の知見を元に概説した。

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