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「乳酸菌配合」でゴシゴシ

歯の健康維持にも、乳酸菌が大切な働きをすることが分かってきた。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌が善玉菌を増やし腸の調子を改善するのと同じように、口の中でも乳酸菌が虫歯や歯周病を予防するかもしれないという。
 もちろん、乳酸菌を取っただけでは虫歯予防にはならない。基本はいつまでもなく、毎日歯を磨くことと適切なフッ化物の応用だ。鶴本教授は「夜、寝る前にきっちりと磨くことが基本。テレビを見ながらでもよいが、まずは3~4分間、ブラシだけで歯全体を磨き、その後フッ化物が配合された歯磨き剤で磨けば確実です。乳酸菌配合なら、なお期待できるかもしれない」と話す。
           毎日新聞 2009.5.30

歯周組織の再生、手軽に

あごの骨に穴を開けて採取した骨髄液を使い、重度の歯周病で失われた骨などを再生する技術で、腰骨から採取する従来法に比べて手軽にできる。病院に限らず、小さな開業医でも扱える技術に仕上げ、再生医療の普及を目指す。
 「歯科医の社会的地位を高めるため、再生医療を実用化したい。それには歯科医の技量によらず手軽に扱える技術の確立が必要だ」。同社取締役である広島大の栗原英見教授はこう説明する。
           日経産業新聞 2009.5.25

虫歯の成り立ちと予防 「糖分」「菌」「歯の質」が原因

「糖分の摂取量」「虫歯菌の存在」「歯の質の弱さ」が虫歯の成り立ちの三大要因です。穴の開いた虫歯は自然に元には戻りません。早期に発見し、治療することはもちろん大事ですが、虫歯にならないこと、すなわち予防がとても大切です。
  そこで三つの要因に対する予防、つまり、甘い飲食物をとることを控え(シュガーコントロール)、歯磨きでプラークを取り除き(プラークコントロール)、そしてフッ化物(フッ素)を使って歯を強くすること(歯質の強化)でバランスのとれた虫歯予防となるのです。
福島民友 2009.5.22

細菌採取取力2倍以上 ポリエステル綿棒を開発

佐藤化成工業所はインフルエンザなどの細菌採取用ポリエステル綿棒「エススティック」を開発、発売した。7月までに月産100万本体制を整える。鼻腔や口腔などの粘膜の場合、通常のレーヨン綿棒と比べて2倍以上の細菌を採取できる。
 同綿棒は自治医科大学医学部で被験者30人を対象に表皮ブドウ球菌を用いて機能評価した。この結果、レーヨン綿棒よりも粘膜の粘液を効率的に吸収し、約2.6倍の細菌を採取した。乾いた皮膚の場合でも約1.2倍を採取でき、有意性があることを確認した。
           日刊工業新聞 2009.5.22

昨年度医療費は34.1兆円-伸び率は例年並み

昨年度の概算医療費は前年度より約6000億円増の34兆1000億円(前年度比1.9%増、休日数などの影響を補正後は同2.2%増)だったことが、厚生労働省の集計で分かった。6年連続の増加となり、過去最高を更新。昨年度に導入された後期高齢者医療制度分は11兆4000億円で、全体の33.5%だった。同省保険局調査課では、「昨年度の診療報酬改定でマイナス0.82%だったことを考慮すると、伸び率は例年並みの3%程度になる」としている。

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2008年の中医協

 国民1人当たりの医療費は26万7000円(前年度比1.9%増)。年齢別では、70歳未満16万4000円(同2.0%増)、70歳以上75万7000円(同0.1%減)で、このうち75歳以上は86万3000円だった。
 また、診療種類別では、診療費28兆6000億円(前年度比1.2%増)、調剤5兆4000億円(同5.3%増、補正後5.8%増)。診療費の内訳は、入院13兆6000億円(同1.9%増、同2.2%増)、入院外12兆4000億円(同0.2%増、同0.6%増)、歯科2兆6000億円(同2.6%増、同2.7%増)だった。

糖尿病にブラッシング 歯周病と深い関係

糖尿病と歯周病。この二つに密接なつながりがあることが、最近の研究で分かってきた。糖尿病患者は歯肉炎や歯周炎(歯周病)を起こしやすく、歯周病の糖尿病患者は血糖のコントロールが難しくなる、という悪循環だ。歯の健康は全身の健康維持に欠かせず、医師と歯科医師が連携したチーム医療が重要だという。
 「糖尿病患者は健康な人に比べて歯周病に2~3倍かかりやすい。糖尿病と歯周病の両方にかかっている患者は血糖コントロールが悪くなりやすく、心疾患や腎疾患が悪化しやすい。
           東京新聞 2009.5.19

顎関節症 最大の要因は”歯の接触”

 口を開けたり、物を噛むときに顎関節が痛むなどする慢性疾患。女優の牧瀬里穂やアイドル歌手・松浦亜弥の発症でも話題になったが、生涯有病率は人口の5~7割というデータも。実際のところ、顎の痛みで日常生活に支障をきたすケースでなければ、気づかない人がほとんどだ。
         ★「顎関節症」のチェックリスト
          
           □ 口を開けようとすると顎関節付近が痛む
           □ 物を噛むと顎関節に痛みを感じる
           □ 口を開けて顎を動かすときにカクカクやザラザラなどの音がする
           □ あまり大きく口を開けられない
           □ 急に咬み合わせが変化したように感じる
           □ 急に顎が閉じなくなった
           1つ以上該当するようなら疑いがある
            夕刊フジ 2009.5.18

気になるにおい   自他とも口臭が最多         

 「口臭」が、自他ともに「気になるにおい」の第1位。全国の20~50歳代の
男女800人を対象に江崎グリコが実施したインターネット調査で分かった。
「口臭」は複数.回答ながら「他人のにおいで気になる」では82.0%とかなり
高い割合を占め、自分でも77.8%の人が気になると答えている。次いで高い
のは自他ともに「汗臭さ」で、他人は66.8%、自分72.4%。3位は、他人では
「たばこ」60.5%、自分で「足・靴下」40.6%となる。

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