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妊婦健診の公費負担拡充 厚労省

厚労省雇用均等、児童家庭局は、全国児童福祉主管課長会議で、妊婦健診の公費負担対象を14回程度まで拡充する案に関連し、里帰り出産等でも自己負担なしで、健診が受けられる体制を整備するよう求めた。
 市町村は14回分の受診券を妊婦に支給し、特殊な自己負担を除き、妊婦は受診券の提示のみで健診が受けられるようになる。支払業務を受託した国保連は、請求先・支払先の振り分け、記載内容のチェックなどの業務を担うことになる。
              北海道歯科医師会通信 2009.4

いつのまにかできて消える口腔内の血疱

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熊本市民病院皮膚科部長の木藤正人氏の元に、繰り返し生じる口腔内の血疱を心配した患者が訪れた。患者は、2日前に熱いコロッケを食べた後、痛みとともに、軟口蓋に何か舌に触れるものができたことに気付いた(写真)。

 鏡で、黒い水疱様病変を確認。自発痛はなかったが、舌や食べ物が触れるとわずかに痛んだ。患者によると、以前にも同様のエピソードが1~2回あったが、いずれも1~2日で血胞は破れ、1週間程度で治癒したという。血液検査や血液凝固能にも異常はない。木藤氏は、angina bullosa haemorrhagicaと診断した。

 angina bullosa haemorrhagicaは、血液異常や全身疾患とは無関係に、突然口腔内に出血性水疱(血疱)が生じる病態だ。木藤氏は、「決してまれではなく、国内では、1990年代から歯科・口腔外科領域で報告されてきたが、医科の領域ではあまり認識されていないようだ」と話す。見た目が悪性黒色腫と似ているため、知識のある患者はびっくりして、悪性腫瘍を疑いやすい。

 通常のいわゆる「口内炎」と異なり、好発部位は軟口蓋で、黒い血疱になるのが特徴だ。多くは、接触痛や違和感を伴い、発症して1~2日以内には血疱がつぶれる。その後、赤色斑点の混在を特徴とした痛みを伴うびらんを形成し、1~2週間で瘢痕を残さず治癒する。「基本的には経過観察で問題ないが、まれに、血疱が拡大して気道閉塞を起こしたとの報告もあるので、注意が必要だ」と木藤氏は話す。

 原因疾患は特にないが、通常、誘因はある。多くは、食事中や食後すぐ、口腔内に疼痛や灼熱感を覚え、その後、軟口蓋や頬粘膜、舌に血疱が出現する。「実際に我々が遭遇したケースでも、熱いものや硬いもの、ざらざらしたものを急いで食べた後の発症例が目立った。食事時の物理的刺激や温熱の刺激で起こることが多いようだ」と木藤氏。また、吸入ステロイド薬を使用している患者が多いとの報告もある。背景には、第1回で紹介したAchenbach(アヘンバッハ)症候群と同様、血管の脆弱性があると考えられており、中年以降の発症が多い。

母ザルがしつけ:子供の前だと大げさに歯磨き行動

タイに生息し、人の髪の毛を使って歯に詰まった食べ物のかすを取り除く歯磨く行動をする野生のカニクイザルの中に、子ザルがみていると特に大げさに歯磨き行動を行う母ザルがいることを、京都大霊長類研究所の正高信男教授の研究チームが突き止めた。子供に関心を向けさせて、歯磨きを教えるしるけとも考えられるといい、こうした行動が人間以外で確認されたのは初めて。
 正高教授は、人間以外の動物は、教育しないというのが常識だが、今回の実験で、教えることの芽生えがサルにもみられたと考えることができる。
                  産経新聞 2009.3.11

歯周病菌でも心疾患に

歯周病菌が心臓病まで引き起こす」。米国の研究では、歯周病がある人はない人に比べ、、心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患を発症する率が、1.2~1.5倍となる。
                  読売新聞 2009、3.14 

「変わるということ」

東京都調布市・小林歯科医院
                              小林 明子

 ついこの間忘年会やら新年会やらと騒いでいたのに、もう桜の時期も過ぎ
ちゃった。このスピード・やばいですよ!
 輪をかけて今年は暖冬で桜が早く咲く・なんて開花予想だったけど、実際は
3月に入り寒い日が続いたせいか、桜もつぼみのままづるづると開花がお預け
になり、なんだか気が抜けちゃったな。でも桜はゆっくりでいいですけど・
 わが町には野川という名の(本当に単なるのどかな野川なのだが)小川があ
り、その川辺に沿ってりっぱな桜樹が川面に枝を投げかけるように見事に咲く、
それは美しい名所がある。そして桜の満開の最高の時、その一日だけ500メートル
ほどの区間がライトアップされて夜桜を堪能させてくれる嬉しい贈り物を頂け
る。その最高に美しい満開の桜を見て突然百人一首の一句が舞い降りてきた。


☆ エッセイの続きはホームページでお楽しみください。
http://www.gcdental.co.jp/essay/vol134.html?utm_id=090422

(注)実際には、旭川の開花宣言は、5月3日となっています。

弊害多い口呼吸:咽頭炎や口臭の原因

鼻づまりで口呼吸になると、口の中が乾燥する。すると、粘膜保護作用が低下して、ちょっと硬い食べ物でも傷付き、病原菌も増殖して、咽頭炎になりやすい。古い粘膜層が唾液で洗い流されず、カビが生じたり舌苔が増えたりして口臭の原因となる。
 鼻咽頭閉鎖や舌根落ち込みを抑止する簡単な筋肉トレーニングもある。鼻咽頭は、軟口蓋を上と横に広げることで周囲の筋肉を鍛えられる。舌根はのど仏の上の舌骨についた筋肉を鍛える。
 口呼吸は咽頭炎、口臭、いびきのほか、口の半開きによる表情のたるみ、集中力が続かない、などの弊害も指摘されている。
                  産経新聞 2009.3.13

唾液の働き:脱灰防いで再石灰化

脱灰とは食べ物の糖を利用して口の中の虫歯の原因菌が糖を取り込み生成した酸により、歯の表面のエナメル質や象牙質表面からカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出すとこをいい、この状態が続くと虫歯になります。この脱灰を食い止める役目をするのが唾液です。唾液は酸を洗い流して口の中を中性に戻すばかりでなく、唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分が歯に取り込まれて元に戻す働きがありこれを再石灰化といいます。
 再石灰化を促す環境を整えるためには、必ず食後の歯磨きを行い、口の中に酸を作る糖を残さないこと。歯石を除去するために定期的に歯科医院でクリーニングを受ける。
 日常生活の中に、脱灰と再石灰化のバランスを狂わせる生活習慣がないかどうかを見直すことも、虫歯予防の大切な要素だ。
                  福島民友 2009.3.2

キシリトール:虫歯菌を弱らせる働き

キシリトールは、シラカバやカシの木などから取れる甘味料ですが、砂糖に比べ分解されにくいので、人間が大量に食べるとおなかがゆるくなります。
 キシリトールとして有名なのは、ガムです。最近は、キシリトール入りのアメも増えてきていますが、なかには砂糖も含まれ、虫歯になりやすい商品もあります。
                  福島民友 2009.2.27

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