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口臭予防は歯の健康から②

生理的口臭は誰にでもあり、歯磨きや食事で弱くなるので、それほど気にする必要はない。しかし、病的口臭は歯磨きなどでは弱くならないため、原因を探って治療することが必要だ。
 病的口臭の9割以上が歯周病や舌苔、唾液分泌の減少、虫歯など口腔疾患によるもの。中でも、舌の奥を中心に白っぽいコケのように付着する舌苔は、口臭の大きな原因になっている。
 新陳代謝で脱落した粘膜細胞などがたまったもので、細菌によって分解されて悪臭となる。鏡で舌を見れば確認できる。取り除くには、やわらかい歯ブラシや舌ブラシでそっと磨けばいい。ただ、磨きすぎると舌の表面を傷つけてしまうので注意が必要だ。
           産経新聞 2009.6.2

口臭予防は歯の健康から

自分では気がつかないことの多い口臭。そのほとんどが歯周病や多量の舌苔付着など口中のトラブルが原因だ。あまり神経質になる必要はないが、口臭予防は社会生活をする上でのエチケット。
 口臭はニンニクなどの飲食物やたばこなどの嗜好品によるものを除けば、生理的口臭と病的口臭の2種類に分けられる。東京医科歯科大大学院の川口陽子教授(健康増進歯学)は「他人の口臭で不快な思いをした人は多いはず。一方で、自分の口臭を気にするあまり、人と話ができなくなる人もいる。他人を不快にさせないためにも、口臭の原因をきちんと知って予防することが大事」と指摘する。
           産経新聞 2009.6.2

歯を残し全身も健康に

二つの都道府県で65歳以上の高齢者について、口の中に残っている歯(残存歯)の数や歯周病の程度と生活習慣病(糖尿病、脳卒中、心疾患、高血圧など)との関連についての調査が行われました。
 その調査によると「歯をたくさん残すとその歯の治療にかかる歯科医療費は増大する」と思われていましたが、残存歯の数が多いほど歯科医療費は少なく、医科での生活習慣病に関わる来院数、医療費ともに減少していました。
           福島民報 2009.6.1

かみ合わせの調整も 「隠れ歯ぎしり」など注意②

顎関節症は潜在的な患者数が多く、痛みを我慢しきれなくなってから受診する場合がほとんどです。中には不具合があっても、気付かない人もいます。例えば「隠れ歯ぎしり」といって、日中無意識のうちに歯を食いしばる人などです。
           新潟日報 2009.6.1

かみ合わせの調整も 「隠れ歯ぎしり」など注意

どんな人が顎関節症になりやすいですか。
  歯ぎしりや食いしばりといった、あごを強くかみ合わせる癖のある人です。歯が削れたりぐらついたりして受診し、顎関節症を併発していたという場合もあります 性別では女性が多いですね。
新潟日報 2009.6.1

虫歯の多い子 虐待疑って

虐待を受けた子供の多くが歯や口のトラブルを抱えていることが、県歯科医師会の調査でわかった。各年代で県平均より虫歯の本数が多く、養育放棄や暴行などの影響が大きいとみられる。これを受け、同会は学校健診などでの対応策をまとめた冊子を製作。会員らに配布し、虐待の早期発見を呼び掛ける。
           河北新報 2009.5.31

「乳酸菌配合」でゴシゴシ

歯の健康維持にも、乳酸菌が大切な働きをすることが分かってきた。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌が善玉菌を増やし腸の調子を改善するのと同じように、口の中でも乳酸菌が虫歯や歯周病を予防するかもしれないという。
 もちろん、乳酸菌を取っただけでは虫歯予防にはならない。基本はいつまでもなく、毎日歯を磨くことと適切なフッ化物の応用だ。鶴本教授は「夜、寝る前にきっちりと磨くことが基本。テレビを見ながらでもよいが、まずは3~4分間、ブラシだけで歯全体を磨き、その後フッ化物が配合された歯磨き剤で磨けば確実です。乳酸菌配合なら、なお期待できるかもしれない」と話す。
           毎日新聞 2009.5.30

歯周組織の再生、手軽に

あごの骨に穴を開けて採取した骨髄液を使い、重度の歯周病で失われた骨などを再生する技術で、腰骨から採取する従来法に比べて手軽にできる。病院に限らず、小さな開業医でも扱える技術に仕上げ、再生医療の普及を目指す。
 「歯科医の社会的地位を高めるため、再生医療を実用化したい。それには歯科医の技量によらず手軽に扱える技術の確立が必要だ」。同社取締役である広島大の栗原英見教授はこう説明する。
           日経産業新聞 2009.5.25

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