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経鼻内視鏡検査は、見落としが多いとはいえない(下)

通常内視鏡でも無視できない偽陰性(見落とし)率が報告されている。発見された早期胃癌例の約半数が、1年前に通常内視鏡検査を受けていたとの報告もある。

 見落としの原因には、医師の診断力の限界や不注意、患者の苦しみのため十分な検査ができなかった、癌が発見不能な微細な状態であった、などが挙げられる。

 経口内視鏡検査では、いくら上手に検査をしても嘔吐反射は避けられない。人間の身体は、口にモノを突っ込めば嘔吐反射が起こるようになっているからだ。患者が嘔吐反射に苦しんでいるときは、検査する側も観察に専念できない。いくら高性能の内視鏡を使っていても、十分に観察できなければ癌の診断はおぼつかない。

 これに対し、鼻からのルートだと嘔吐反射を誘発しにくいため、検査が楽に受けられる。時間をかけて観察しても苦しくないため、検査をする医師も落ち着いて癌の診断に専念できる。結果として、癌を見落とす心配も、経口よりむしろ少なくなることが予想される。

 経鼻内視鏡は楽に受けられることが多いが、鼻腔が細くて内視鏡が入りにくい人や鼻の痛みを強く感じる人がいる。一方、経口内視鏡でも苦しくないという人もいるし、経口内視鏡でないとできない検査内容もある。必要に応じて両者を使い分ければよい。

虫歯15年で7本減 久米島12歳児平均

久米島がフッ化物洗口(フッ素を利用したブクブクうがい)で虫歯予防に効果を上げている。1992年は12歳児の1人平均むし歯数は、7.6本だったが、2007年に0.85本まで減少。全国的にも12歳児の1人平均むし歯数が少ない自治体に数えられている。
                 沖縄タイムス 2009.2.5

虫歯知らずの粉末黒糖

バイオベンチャーのシー・アイ・バイオは、粉末化した黒糖をスティック状に分包した新製品「はちゅら」を発売する。自社で特許を持つ酵素阻害物質サイクロデキストランを5%配合することで、合成甘味料などを使わず砂糖そのものを虫歯になりにくいものとしたのが特徴という。
 沖縄の地域資源と技術を活かした製品として、砂糖の消費が増えている中国やインドなど大きな市場も期待できる
                 沖縄タイムス 2009.1.30

初受診の子ども恐怖を与えぬよう努力

日々の生活の中で不安や恐怖は付きものですが、ことさら歯医者さんに恐怖心を抱く人は少なくないでしょう。それには子どものころの歯科治療体験が少なからず影響しているかもしれません。
 子どもが初めて歯科医院を受診した時、長い将来にわたってその時に受けたイメージを持ち続けるかもしれません。つまり、小児歯科医とは単に子どもを診る歯医者としてだけでなく、子どもの心にも影響を与える大きな責任がある。
 歯科受診をきっかけに歯の治療を受けた親子が2度,3度と通いたくなるような温かい診療室を作り上げたいと小児歯科医は日々努力し、試行錯誤を重ねている。
                 宮崎日日新聞 2009.1.30

インプラントで噛んで味わう喜びを思い出す

乳歯、永久歯に次ぐ第3の歯といわれているインプラント。その最大のメリットは、自分の歯があった頃と同じような喜びが味わえる。インプラントによる治療をする場合は、かかりつけの歯科医院でまず相談してください。
                日刊ゲンダイ 2009.2.2

親知らずは抜く?口腔内の状態で変わる

親知らずを抜くと聞くと大変そうとか痛いというイメージがあります。しかし、親知らずの生え方によって抜くかどうか?痛みの程度が異なります。歯の根が曲がっている場合や真横に生えている場合、骨とくっついている場合(癒着)などでは、時間がかかる場合もあります。また、上下がきちんと生えてかみ合っておりしかもきちんと磨くことができるのであれば抜くかどうかは、患者さんが選択することとなりますのでかかりつけの歯科医院でご相談ください。
                福島民友 2009.1.23

中高年の歯のケア⑤

インプラントは、金属(チタン)が骨としっかり結合する性質を利用し埋め込むことによって歯と同じように噛むことができる。しかし、保険診療ではできないため費用がかかる。骨の状態、歯ブラシなどのケア、患者さんの疾患、喫煙・歯ぎしりなどの生活習慣などによって長持ち程度が異なるため歯科医院を選び、十分な説明を受けることが大切だ。
                朝日新聞 2009.1.31

中高年の歯のケア⑤

インプラントは、金属(チタン)が骨としっかり結合する性質を利用し埋め込むことによって歯と同じように噛むことができる。しかし、保険診療ではできないため費用がかかる。骨の状態、歯ブラシなどのケア、患者さんの疾患、喫煙・歯ぎしりなどの生活習慣などによって長持ち程度が異なるため歯科医院を選び、十分な説明を受けることが大切だ。
                朝日新聞 2009.1.31

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