あごの痛みや口が開けにくいという症状や口を開け閉めすると音がする症状があると顎関節症の疑いがある。原因は、食いしばりや歯ぎしり、片側だけで噛む、うつぶせ寝などあごの関節や筋肉に負担をかける癖だ。
東京医科歯科大学歯学部付属病院では、癖の修正と口を開く訓練を治療の柱にしている。
読売新聞 2009.3.30
あごの痛みや口が開けにくいという症状や口を開け閉めすると音がする症状があると顎関節症の疑いがある。原因は、食いしばりや歯ぎしり、片側だけで噛む、うつぶせ寝などあごの関節や筋肉に負担をかける癖だ。
東京医科歯科大学歯学部付属病院では、癖の修正と口を開く訓練を治療の柱にしている。
読売新聞 2009.3.30
日本歯周病学会とのジョイントシンポジウムが5月23日、第52回日本糖尿病学会年次集会で開催された。テーマは「見過ごされている第6番目の合併症――歯周病をめぐって――」。登壇した5人の演者らは、それぞれの立場から歯周病と糖尿病の密接な関係を解説した。そこからは、糖尿病診療に携わる医療関係者に向けて「まずは歯周病を意識すべき」という強いメッセージが発せられた。
座長を務めた香川大学医学部の石田俊彦氏は、「糖尿病学会と歯周病学会が連携してこのようなシンポジウムを開催できるのは画期的なこと」と意義を強調し、シンポジウムが始まった。
最初に登壇した広島大学大学院の浅野知一郎氏。浅野氏は「慢性炎症によるインスリン抵抗性の機序」と題し、炎症という視点から解明されつつあるインスリン抵抗性の機序を解説した。歯周病においては、歯肉部での感染から引き起こされる慢性的な炎症、あるいは歯周病菌の産生物が、それぞれ全身的な影響を引き起こしていると指摘。炎症による代謝異常に関連するシグナル伝達や転写因子、さらにはマクロファージの係わり合いなどを説明した。特に、マクロファージの分泌物は、インスリンによる活性化の一部を抑制することが分かっている点を強調。歯周病と糖尿病との関係を基礎医学の知見を元に概説した。
軟らかい食べ物を取るようになり、現代人は咀嚼回数が激減している。よく噛むことはむし歯や肥満の予防につながる。子供の頃からよく噛んで食べる習慣を身につけさせようと、学校給食の現場で見直しが始まっている。
また、学校だけではなく家庭でも取り組みが大切で、ゆっくりと時間をかけ会話を楽しみながら食べることが大切です。
毎日新聞 2009.4.3
舌がんは毎年約3200人が発症していると推定されている。がん患者の1~2%を占める口腔がんの一種です。口腔がんには、
・舌と歯ぐきの間にできるがん(口腔庭がん)
・歯ぐきのがん(歯肉がん)
・頬の内側の粘膜にできるがん(頬粘膜がん)
・口の天井の部分にできるがん(硬口蓋がん)
などがあり、合計で約8000人は発症している。半数が亡くなり、最近10年間で患者数が倍増した。
毎日新聞 2009.3.31
口呼吸は歯の健康とも無関係ではない。口が乾燥してだ液の分泌量が減り、ドライマウスになると、口臭の原因となったり、むし歯や歯周病を進行させたりすることも。
口の中が乾燥するとむし歯菌が増殖し歯垢となって歯に付着することがある。さらに口呼吸をしていると、これが乾いてこびりついてしまう。こうなると歯磨きでも取りにくい。
読売新聞 2009.4.4
年々平均寿命が延びていますが、健康で生きられる期間(健康寿命)は必ず
しも一致しているわけではありません。よくエイジングやアンチエイジング
という言葉は耳にしますが、最近サクセスフル・エイジング(成功加齢)という
言葉を知りました。長い人生を健康で生きるためにはどうするかということです。
①自立して生活が出来る健康のためにはゴルフや散歩、ウオーキング、水泳
等の中等度の運動を持続してやること。②正確な判断力、認知力を衰えさせ
ないこと。年をとると記憶力は落ちるが、しっかりした判断力は生きていくため
に必要。③仕事やボランティア、サークル活動などを通じて社会との交流を
持っていること。④生活に困らない程度の経済力があることが条件だそうです。
しかしこれだけでは十分ではないと思います。
「よく噛んで美味しく食べることができる歯・口腔機能の充実」を1つ目の条件に
加えたい。私もそれなりに加齢が進んでおり頭の隅におきながら精進していき
たいと思います。
口呼吸は、身体の健康に影響を与えることがあるだけでなく、集中力や感情コントロールといったメンタルな面でもマイナスに働くという指摘もある。逆に鼻呼吸に改めることによって学習効率が高くなるといった研究もある。
読売新聞 2009.4.2
健康に悪影響をもたらすこともあるといわれている口呼吸。これを改善するには、多くの場合、鼻づまりの治療が必要。鼻の中央にある鼻中隔が湾曲している場合や鼻にポリープがあるときには、手術が必要になることもある。アレルギーや風邪などで粘膜が腫れている場合は薬物治療が有効。鼻水が多くてつまっている場合は、耳鼻科での鼻水吸引や鼻うがいがある。
読売新聞 2009.4.1