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「自分磨き」で口腔ケアを-歯の健康シンポ

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外見や内面の「自分磨き」の一環として歯磨きなどの口腔ケアを促進するため、日本歯科医師会と読売新聞社は6月4日、「歯の健康シンポジウム しあわせの秘訣は口腔ケア」を東京都内で開催した。会場には約1000人が集まり、歯周病と全身の健康とのかかわりなどの講義に耳を傾けた。
歯の健康シンポジウムは、同会が厚生労働省と「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」とのスローガンの下に行っている取り組みの一環で、全身の健康と歯・口の関係に着目したテーマで1997年から開催している。

 同会の大久保満男会長は冒頭のあいさつで、虫歯や歯周病の予防に取り組むことは、あくまで口の機能がきちんと果たされるための「手段」であり、食事や会話といった口の機能によって充実した人生を送ることが望ましいと述べた。その上で、口の健康が全身の健康や生きる活力につながるとし、口腔ケアの重要性を訴えた。

 「美しさと活力を歯周病予防から」と題して基調講演を行った明海大の安井利一学長は、噛むことや噛み合わせは、日常の体の動作や運動機能、健康状態、記憶や美しさにも影響を与えるとした上で、「噛めるということに対して一番の問題は歯周病」「最近は歯周病で歯を失う方が多くなってきている」と指摘。歯周病が全身に及ぼす影響について、老人性肺炎や糖尿病などとの関連性を説明した。

 安井学長は歯周病予防について、「家庭でできることと歯科医院でやってもらうことの2つのケアがある」とし、具体的には、「歯と歯茎の境目をきれいにする歯磨き」を家庭で行うことや、症状がないうちに定期的に歯科健康診断を受けること、かかりつけの歯科医を持つことなどを挙げ、口腔ケアを呼び掛けた。

 続いて、宝田歯科医院(東京都江戸川区)の宝田恭子院長は、歯茎マッサージなど歯周病予防エクササイズの方法を紹介。その後、安井学長、宝田院長、中央大文学部の山田昌弘教授、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏によるパネルディスカッションが行われた。

顎関節症⑥習慣改めるだけで効果

顎関節症の原因は、かみ合わせの悪さだけではありません。精神的なことと歯は関連があります。パソコン業務などのストレスが、歯ぎしりやくりしばりなどを生み、あごに負担をかけているケースが多いと思われます。
 治療には、スプリント(歯科用マウスピース)、鎮痛薬、かみ合わせ治療、外科療法、薬物療法などがあります。確実な治療法がないので、できるだけ危険の少ない治療法を優先すべきです。患者自身が、あごに負担をかける生活習慣や姿勢に気づき、改めるだけで大きな効果があります。
              読売新聞 2009.4.6

顎関節症⑤精神的要因無視できず

顎関節症で歯科に通ってもなかなか治らず、歯やあごの状態だけでは説明できない症状が続く患者に、精神的側面も含めた治療も行われている。
 神奈川歯科大付属病院では、担当の心療歯科医がカウンセリングを行って心身の負担を減らすように指導している。これによりこころの状態を体の緊張やかみしめる癖が関係していることを自覚し、リラックスの大切さを理解した。
              読売新聞 2009.4.3

顎関節症④頬づえの癖で骨変形

頬づえや横向き寝など普段の何気ない姿勢も顎関節症の原因となる。骨や歯は一過性の強い力には強いが、持続的な弱い力で簡単に変形する。
 態癖指導を取り入れると、かみ合わせや顎関節症の治療に大きな効果があり驚いた。態癖は、頬づえや睡眠姿勢のほか、唇をかみしめたり、舌で歯を押したりするなど様々な例がある。
              読売新聞 2009.4.3

6月4日は・・・・

6月4日は、歯科では「むしばの日」です。日頃のお口のケアを再確認しましょう。この日をまたがる「むしば予防週間」に各地域でキャンペーンが行われております。本来なら旭川も例年通り行う予定でしたが、インフルエンザを考慮して中止となりました。
歯科医院でも歯の検診は、行っておりますので是非受診してください。

顎関節症③かみ合わせ治療で悪化

 首の痛みや肩のこりに広がり、激しい目まいに襲われた。顎関節症治療の専門やインプラント治療、歯列矯正治療を行ったが症状は改善されなかった。日本歯科大学付属病院顎関節症診療センターで受診し、現在は、生活習慣指導と、あご周辺の筋肉を包む「筋膜」をほぐす特殊なマッサージの併用で症状改善を目指している。
              読売新聞 2009.4.1

顎関節症②筋肉のコリで歯痛、頭痛

食事の際に左奥歯に強い痛みを感じ始めた。むし歯だと思われた原因は、左の頬の筋肉の障害によるものと診断された。痛む場所に原因があるとは限らない。頬の筋肉のこりや肩こりが、歯や歯肉の痛み、頭痛など別の痛みとして表れることがある。
 別の患者さんでは、原因不明の歯肉の痛みから首の痛みや頭痛もあり大学病院を訪れると仕事の話や触診から緊張による食いしばりや肩こりによる筋肉の障害が、様々な痛みの原因と診断された。
              読売新聞 2009.3.31

顎関節症①食いしばる癖アゴに負担

あごの痛みや口が開けにくいという症状や口を開け閉めすると音がする症状があると顎関節症の疑いがある。原因は、食いしばりや歯ぎしり、片側だけで噛む、うつぶせ寝などあごの関節や筋肉に負担をかける癖だ。
 東京医科歯科大学歯学部付属病院では、癖の修正と口を開く訓練を治療の柱にしている。
              読売新聞 2009.3.30

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