むし歯や歯周病などの病気や歯に詰めた金属物のアレルギーなど口の中の異常と、全身の病気との関係が注目されている。歯周病が糖尿病や心臓血管病などを引き起こすとの研究が知られているが、難治性の皮膚病治療でも、口の中を健康に保つことによって症状が改善するとの報告もあり、歯科と連携した治療の試みが進められている。
読売新聞 2008.11.14
むし歯や歯周病などの病気や歯に詰めた金属物のアレルギーなど口の中の異常と、全身の病気との関係が注目されている。歯周病が糖尿病や心臓血管病などを引き起こすとの研究が知られているが、難治性の皮膚病治療でも、口の中を健康に保つことによって症状が改善するとの報告もあり、歯科と連携した治療の試みが進められている。
読売新聞 2008.11.14
ヒト体性幹細胞を用いて、再生医療に取り組む名古屋大学上田実教授は、抜け落ちた乳歯の歯髄組織から採取できる幹細胞を、脳神経や心血管などの再生に活用する研究に取り組んでいる。
また、上田教授は、今後生きた自己細胞を必要なときに必要な数用いて、再生医療を受けることができると共に骨髄に代わる効率的で侵襲の少ない安全は細胞供給源として、乳歯幹細胞が難治性疾患の治療に応用されることも期待されると述べた
薬事日報 2008.11.12
国民健康保険の保険料の滞納により保険証を返還し、「国民健康保険被保険
者資格証明書」が交付されている世帯が全国で33万742世帯に上ることが厚生労
働省の調査で分かりました。
このうち子供のいる世帯は、1万8,240世帯で中学生以下の子供は3万2,903人
でした。
同省の調査では、国保保険料を滞納している世帯数は、384万5,597世帯で、
国保世帯数の18.5%に当ります。このうち資格証明書交付世帯数は国保世帯数
の1.6%。資格証明書は、保険料の納付期限から1年以上滞納が続いた場合に、
保険証を返還し、資格書が交付される仕組み。資格証明書で医療機関を受診す
る場合は、窓口費用をいったん、全額自己負担し、後に国保窓口で一部負担金
を除いた額の支給を申請することになります。
歯周病は、網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞についで糖尿病の第六番目の合併症といわれています。さらに最近では、歯周病を改善することにより、糖尿病の病態も改善するというデータも多く報告されている。
宮崎日日新聞 2008.11.7
介護が必要な高齢者のために、訪問診療をする歯科医師が増えている。むし歯や歯周病などの治療だけでなく、口腔ケアを担うものだ。口腔ケアは体全体の健康につながるだけでなく、生活の質の向上にも大きな意義があることが知られている。
訪問歯科診療は、要介護認定を受けた高齢者や体が不自由で通院の困難な人などが対象で費用は健康保険と介護保険の適用範囲内で行う。
西日本新聞 2008.10.29
大切なのは、まず口臭が発生するメカニズムを理解し、自分の口臭が何に起因するかを見極める。適切なケアはここから始まる。
(こんなとき、口はクサくなる)
・緊張しているとき(口が乾くつまり唾液の出るのが抑えられると細菌が増える)
・食後(食べ物のカスが口の中に付着)
・喫煙、飲酒(臭いの成分付着、利尿作用による口が渇く)
(放っておくと怖い、病気と口臭の関係)
・むし歯、歯周病と口臭(口の中をきれいにする)
・内臓と口臭(糖尿病、消化器系・呼吸器系の疾患)
・日頃の体調と口臭
(日頃の習慣で改善)
・バランスよく食べることが大事
・緑茶の飲みすぎは、口が渇く
・口呼吸は口臭にも体にも悪影響
Groom 2008.11
口の中の治療を行った後、原因不明の痛みや違和感などが現れ、適切な治療が行われているにもかかわらず、その自覚症状が良くならないケースがある。こうした原因不明の口の中の痛みや違和感などが出る状態を歯科心身症と言う。
契機となる治療は様々。むし歯や歯周病、インプラント、歯列矯正、義歯の装着など多岐にあたる。症状も、舌がピリピリする、口の中がしびれる、味覚の異常感、かみ合わせの不具合、口の中のべたつきなど多様だ。午前中は比較的軽症で夕方から悪化するなど日内変動があったり、痛む場所が変わる、中高年の女性に多いといった特徴が挙げられる。
(歯科心身症を疑う症状)
・歯科治療後、痛みなどの症状が出て、治療を続けていても数ヶ月改善しない
・複数の医療機関で診察を受け、口の中には問題がないと診断されても症状がある
・痛みがある場合、鎮痛剤や局所麻酔が効かない
・食事中や睡眠中など、何かに熱中している時にはあまり症状が出ない
日経ビジネス 2008.11.3
寝ている間に頻繁に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群。メタボリック症候群の原因となり不整脈、糖尿病などの合併症を引き起こすこともあるので要注意。国内患者約200万人中、病院にかかっているのは十分の一程度。太った人がなりやすく中高年の男性や閉経後の女性に多い。顎が小さい若い人にも増えているという。
防止には減量や禁煙が効果的。筋肉を緩める飲酒や精神安定剤の服用を避ける。専用の鼻マスクで空気を送り込むと気道が閉じなくなる。
放置すると自律神経の乱れや血中酸素濃度の低下をもたらす。寝ている間に頭痛、糖尿病や高血圧症など様々な合併症が進行していく。
(こんな時には睡眠時無呼吸症候群に注意)
昼間に眠くなる事が多い
いびきをかく
最近集中力が下がった
最近太った
夜中にトイレに起きることが増えた
朝起きると頭痛がする
日本経済新聞 2008.11.9