飲酒習慣やBMIなどに関する9項目が、口臭判定スコアと有意に相関することが確認された。つまり肥満患者は口臭症のリスクが高いと考えられるという結論づけた。しかし、因果関係についてはまだ明らかにされていないとし、さらなる研究が必要であると付け加えた。
Detal Tribune 2008.11
飲酒習慣やBMIなどに関する9項目が、口臭判定スコアと有意に相関することが確認された。つまり肥満患者は口臭症のリスクが高いと考えられるという結論づけた。しかし、因果関係についてはまだ明らかにされていないとし、さらなる研究が必要であると付け加えた。
Detal Tribune 2008.11
アメリカでの発表では、オリンピック総合病院で施された歯科治療件数は、1992年のバルセロナ大会で約600件であったのが、1996年アトランタ大会では900件以上に増加した。大会前に適切な検査と治療を行っていればオリンピック会場に来てまで治療をしなければならないケースは大幅に減少していたはずだ。
また、スポーツ時での顎顔面の外傷予防にマウスガードを推奨している。
他に、より良好な口腔衛生を維持するためにスポーツドリンクの影響が挙げられる。ほとんどのスポーツドリンクは、ソーダ水と同程度の酸性度であることが確認されており、酸う蝕を引き起こす可能性がある。したがって、スポーツ」飲料を飲む際には、マウスガードを口の中から取り出し、スポーツドリンクは口の中に溜めずに素早く飲み込むか、ストローを使って歯に触れないように飲むことを心がける。さらに可能であれば、スポーツドリンクを飲んだ直後には、水を飲むことを強く推奨する。
Detal Tribune 2008.11
カナダで妊娠中に摂取する栄養素は胎児に影響するため、妊婦は日々の食事に注意を払う必要がある。妊娠中にビタミンDの摂取が不足すると、子どもの乳歯の石灰化に影響を及ぼし、エナメル減形成、ひいては早期小児う蝕を引き起こす恐れがあることが報告された。
幼児早期におけるう蝕発現傾向は、乳児期におけるエナメル質形成異常ときわめて深い関連性があると考えられている。
Detal Tribune 2008.11
歯周病の予防と対策には、定期的はスケーリング(歯石除去)が必要だが、歯の根の深い部分の歯石の除去も大事だ。最近は、痛みやキーンという神経にさわる音もないスケーリングや治療もある。
痛みもなく歯石を取る方法としてレーザーがある。治療時間は短く、痛みもない、麻酔もほとんどいらない、歯槽骨には影響しないである。また、歯石が深く付着しているところには、歯ぐきをきれいにして、根の先や根と根の間にこびりついた歯石をとる歯周外科手術がある。また、歯ぐきや歯周組織を再生するGTR法やエムドゲイン法などがある。しかし、レーザーやエムドゲインは、保険がきかないために治療代を考えると、歯周病の予防が最大の治療法だ。
「定期的に受診し、プラークや歯石を除去すると共にポケット内部をスケーリングしてもらうことが簡単で治療費が保険でできるため抑えられる方法だ。40歳以降は最低1年に2回は健診しましょう。」
院長談:レーザーは利点も多いですが、歯石を除去するには、賛成しません。結局歯ぐきを蒸散(焼いて除去してしまうこと)するためです。傷の治りは良好ですが、患者さんにきちんと説明することが大切だと思います。
夕刊フジ 2008.10.15
日本人の7~8割がかかっているという歯周病。糖尿病や動脈硬化症、狭心症さらには脳梗塞などの原因になる。歯周病をチェックするには、
・歯ブラシに血がつく
・朝起きたときに、口の中がネバネバする
・冷たいものが歯にしみる
・食べ物が噛みきれないことが多い
・歯ぐきが腫れる
・最近つまようじを使う回数が多くなった
・口臭がする
1つでも当てはまると歯周病の信号
夕刊フジ 2008.10.14
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間にたまる歯垢が原因で歯肉に炎症が起こり、腫れや出血を引き起こす。治療の基本はプラークコントロール、歯石除去とここまでは、どこの歯科医もいわれる。
東邦大学医療センター大森病院講師の福島先生は「歯周病はストレスや食生活、さらに老化が密接にからむ。漢方で体の内からサポートしてやると効果的」と話す。
歯肉炎:清胃散(せいいさん)
歯周病:六味地黄丸(じおうがん)や八味地黄丸)
金銀花、板藍根(ばんらんこん)などでうがい
ただし、薬の飲み合わせがあるので、必ず医師や薬剤師の説明をうけるように
夕刊フジ 2008.10.8
人間は食べ物を口の中にいれ、無意識のうちにかんでいます。このとき「食べ物をどうやってかめばいいか」などと考えることなく、とても上手に噛み砕いて食べています。このかむという行為は非常に複雑な仕組みで成り立っているのです。
つまり、かむ(咀嚼)という機能は歩行や言語のようにつくり上げられていくものなのです。よくかまないで、軟らかいものばかり食べている子は、かむという感覚機能の成長の程度に差がでてくるために、幼少時よりいろいろな物を良く噛んで食べる習慣をつけるのが良いと思います。
山口新聞 2008.10.8
トケイソウ(別名パッションフラワー)に含まれる天然成分に、歯周病によっては破壊された歯の周りの組織を再生させる機能があることを、中部大の教授と東京医科歯科大のグループが突き止めた。歯周病は、国民病とも呼ばれ患者が40歳以上で90%と言われているが、効果的な治療薬は少ないだけに、新薬の開発に期待がかかる。
歯槽骨の形成を促す薬剤としては、ブタから取るタンパク質「エムドゲイン」があるが、大量生産は困難で高価だ。ハルミンだと人工的に生産が可能で、植物原料のため副作用も少ないとみられる。
中日新聞 2008.10.5