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8020運動達成へ 歯周病予防が鍵

歯周病がこれまでの研究からがんや糖尿病などの原因になることも分っている。また、歯周病は、自覚症状がほんどなく気付いた時にははを保てなくなっていることが多い。
 残っている歯の本数が多い高齢者は、食生活を含め、歯周病になりにくい生活習慣が身についている。さらに、歯が残っていることで命を支える食事がしっかりできる。
 8020(80歳で20本の歯を残す)運動には、歯周病予防が大切だが、8020を達成できなくてもしっかりかめれば健康維持につながる。入れ歯でも定期的に診察を受けて自分に合ったものをつかってほしい。         
                日本農業新聞 2008.9.11

患者の呼び方 様からさんへ揺り戻し

病院や診療所で患者様という呼び方を見直す動きが広がっている。様呼称は医療界が、患者中心の医療に軸足を移す流れの中で普及したが、違和感があるなどの理由からさん呼称に戻すケースも増えている。
                 日本経済新聞 2008.8.24

70~74歳の窓口1割負担 来年度も継続決定

現在1割に据え置かれている70~74歳の窓口1割負担について、与党の高齢者医療制度に関するプロジェクトチームは、8月17日、来年度も負担を据え置く方針を決めた。後期高齢者医療制度の創設で新たに保険料負担が生じる被用者保険被扶養者だった75歳以上高齢者の保険料均等割を9割軽減する措置を21年度も継続することでも合意。窓口負担据え置きで約1,500億円、被扶養者の軽減措置継続で約340億円の費用が必要となる見通し。
                 国保情報(国保中央会発行)

見えない歯科矯正

最近見えない矯正について雑誌やインターネットなどで紹介されるようになり、問い合わせを受けることが多くなりました。主に次に2つの治療法があります。
①マウスピースのようなものを使用する方法
 取り外しができる。長時間装着しなければ効果がすくない。装置の違和感がある。矯正の程度が軽い場合には有効だが、長期化する。
②リンガルマルチブラケット法
 歯の裏側に装置をつける方法です。装置の違和感が強い、発音しにくくなる。技術的に難しい。治療費が高額となる。
                  宮崎日日新聞 2008.8.8

前歯の出っ張り 口を閉じることを意識して防止する

最近以前より前歯が出っ歯てきたような感じがすると気にされている方がおります。この原因は、年代により違い、中年からそれ以上では歯周病が関係しています。また、若年者の場合は、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸が関係しています。
 歯並びは、内側にある舌と外側にある口唇、頬の筋肉のバランスによって歯並びが存在します。指しゃぶりを長期間行うことや、口呼吸や舌を前方に押し出す癖のある人は、そのバランスが崩れて前歯が出っ張る原因と考えられます。そのため口を閉じること、鼻呼吸をすることで口を閉じて前歯が前に移動するのを防ぐ役目があります。
                   福島民報 2008.7.25

金属材料の咬合などで発生する電流

アルミを噛んだ時に変な感じをした方もおられると思います。口の中で異種の金属が接触すると金属間に電位差が生じピリッと電流が流れることがあります。これをガルバニー電流といいます。これは、例えば銀歯でも金属材料が異なると発生することがあります。
 金属が異なれば必ず起こるというものではないのですべて同じ金属に取り替える必要はありません。しかし、時々ピリッとする、金属の味がするなどといった症状がある場合は、金属の腐食も考えられるため気になるときには、かかりつけの歯科医師に相談してください。
                   福島民報 2008.8.8

歯の漂白は、ここに注意

「白い歯」に対するあこがれは最近とみに強くなっていて、歯科医院でのブリーチング(漂白)が主流となっています。これは、歯の表面の石灰質を溶かすため、やり過ぎると歯質がもろくなるので注意しましょう。また、保険が効きません。後戻り(また着色すること)することもあるのが欠点です。
 歯の表面についた汚れを取るエアーフロー(細かい研磨材の粒子を歯に吹きつける方法で歯のクリーニングとも言われている)は、歯への悪影響はありません。歯面清掃のためのエアーフローは保険が適用されます。しかし、もともとの歯の色に戻しますが、もともとの歯の色が黄色い方には、歯の色がそれ以上白くなることがありません。

舌、口臭も要チェック:歯周病と密接にかかわる口内の状態

あなたの舌は、きれいなピンク色ですか?白っぽい舌、黄ばんだ舌は要注意。口臭を出す歯周病菌の約60%は舌に潜んでいます。歯周病の治療をしても、舌の手入れが十分でないと口臭がでてきます。
 胃炎、肝臓病、糖尿病、呼吸器系の疾患などでも口臭が強くなります。自分の口臭がどれだけあるかは、口臭を測定する歯科医院でのチェックをお勧めします。
追加)当院にて口臭測定器があるため気になる方は、一度測定してみてください。
                   暮らしと健康 2008.9

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