歯周病がリスクファクターとなりえることが報告されている全身疾患は、心血管疾患、脳血管疾患、バージャー病、糖尿病、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、高脂血症、肥満などがあるそのうち、高脂血症、糖尿病、心血管疾患は、肥満を共通の発症基盤とすることが多く、メタボリックシンドロームとして捉えられケースも多い。
薬事日報2008.6.18
歯周病がリスクファクターとなりえることが報告されている全身疾患は、心血管疾患、脳血管疾患、バージャー病、糖尿病、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、高脂血症、肥満などがあるそのうち、高脂血症、糖尿病、心血管疾患は、肥満を共通の発症基盤とすることが多く、メタボリックシンドロームとして捉えられケースも多い。
薬事日報2008.6.18
唇&舌を一日に何度かチェックしよう
①無意識のうちにポカーンと口を開けていないか
②唇の表面が乾燥していないか
③唇の縦しわから出血していないか
④舌の表面の色が白っぽくないか(または黒や黄)
⑤舌が乾燥していないか。だ液におおわれていないか
口呼吸が癖になると口臭や歯周病の原因になるだけでなく、風邪や呼吸器系の病気にかかりやすくなる。唇の乾燥や縦しわが気になる時はなめたりせず意識的に破裂音を発音して血流を促そう。舌の乾燥も大敵だ。
百済 2008.5
病気(基礎疾患)をお持ちの患者さんは、歯科治療とのかかわりがあります。例えば、高血圧や糖尿病の患者さんへの歯科治療に注意が必要な場合もありますし、現在服用している薬の中には、血液の止める作用を緩和(抗凝固作用)をもつものもあるので抜歯の際には注意を払う必要があります。とくに、骨粗鬆症のお薬は抜歯をする際に特に注意する必要があるためにかかりつけの医師、歯科医師に相談するようにしてください。
福島民友 2008.6.13
味覚異常を訴える患者さんの多くは、ファーストフード、インスタント食品の摂取が多いこと、偏食などが原因と言われています。特に亜鉛が欠乏すると舌の表面の味を感じる細胞の新陳代謝がうまくいかず、味覚を正常に保てなくなります。
味が感じられない、薄く感じるといった味覚障害は、若い世代にも広がっていますので、歯と口の健康に加えて、食生活改善に必要性が問われています。
南日本新聞 2008.5.16
糖尿病の患者が歯周病にかかると、進行が早くなったり、治りにくくなったりする特徴が見られます。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると成人の糖尿病患者は、予備軍も含めると約1870万人。歯周病は今や、成人の8割がかかるといわれ、40歳を過ぎると急速に患者が増える。
糖尿病患者は、高齢化社会の進行や食生活の変化で増加の一途。歯周病は痛みなどの自覚症状がないため歯を抜くまで気づかないこともあります。
東京新聞 2008.6.13
昨日藤島先生のご講演がありました。おかげさまで満席となり、無事終了でした。講演は、基礎的な解剖から実際の摂食・嚥下障害のある患者さんへのアプローチと最近のトピックスでした。
藤島先生は、大学時代(東京大学)にセミナーにて富良野にいらっしゃったのことで旭川が懐かしいようでした。講演後藤島先生夫妻と旭川の耳鼻科の会(旭耳会)の先生方と懇親会を行い医科の連携や訪問診療についての問題点などいろいろ参考となりました。
藤島先生は、本日富良野に行くそうです。昨日の懇親会は、「日ごろ緊急を要することがあるのでお酒を飲むこともなく、常にスタンバイしているのでこのように職場を一時離れるとリラックスできるとのこと(もちろん不在時の対応は別の先生が行っているそうですが)多忙さにびっくりしました。熱い先生です。今後の診療に講演などを役立てていきたいと思います。
むし歯菌(S.mutansなど)が砂糖などの糖を養分として酸を作り歯を溶かすのがむし歯の原因です。むし歯菌はねばねばした歯の表面に粘着力のある膜(バイオフィルム)を作り膜が厚くなると歯垢となりゆすいだだけではとれなくなります。膜の中でできた酸は、歯の表面を溶かし(脱灰)むし歯となります。
(唾液が歯を再生)
歯を守る上で大事な役割を果たしているのが唾液です。カルシウムやリンを含む唾液は、むし歯菌で溶けた歯を再石灰化してむし歯を進行させないようにしています。これは、上記の脱灰と再石灰化を口の中で繰り返されていること意味します。このバランスが崩れたときにむし歯となります。また、唾液の分泌の良い人は再石灰化となりやすいのでむし歯になりにくいと言えます。唾液の出の良い人は、もともと出やすい人もいますが、出るようにするためにガムを噛むのも1つの方法です。これによって唾液腺を刺激し唾液をだすことですが、ガムの中に砂糖を含んでいると意味がないので最近では、キシリトールの量が55%含んだ(成分表示していることが大切)ガムを使用しましょう。
毎日新聞一部改 2008.6.6
誤嚥性肺炎が老人性肺炎のほとんどを占めていて、いったんかかるとなかなか治りにくく、再発しやすいく最終的には抗生剤が効かなくなり命にかかわります。
誤嚥性肺炎の予防法は、食べること、飲み込むことの訓練と口腔ケア(口をきれいにすること)です。誤って肺に唾液が入っても、唾液の中に菌が少なければ肺炎の可能性が減少しますから、歯磨きとうがいそして入れ歯の洗浄などの口腔ケアが非常に重要です。
山口新聞 2008.6.11