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入れ歯洗って肺炎防止 災害時の口腔ケア

石川県では、能登半島地震の災害者の口腔ケアを行った。震災で頭が真っ白になった被災者にとって、歯のケアまで気を配れないのは当然だ。ただ、高齢者にとって歯のケアを怠ると時に重大な病を引き起こす危険性がある。特に肺炎は、口の中が不潔になると細菌が増殖して、菌が誤って気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こす。災害時に歯ブラシがない場合は、指にぬれたガーゼを巻き、歯にこするように磨くことを勧める。
                北國新聞 2007.12.16

健康管理について(北海道歯科医師会より)

4月から40~74歳までのすべての被保険者・被扶養者に対し糖尿病等の生活習慣病に着目した特定健康診査・特定保健指導が実施されます。この新たな制度は、予防という分野の本格的な始動であります。
2006年日本の平均寿命は男性79.00歳、女性85.81歳と世界有数の長寿大国をなりましたが、健康で自立した生活ができる健康寿命は、男性72.3歳、女性76.7歳となっており、その差いわゆる不健康期間が平均7年あり、活力と健康を保ちあいながらバランスよく生活するかが、75歳以上の後期高齢者が1208万人と人口の1割を占める超少子高齢社会の日本にとって大きな課題となっております。

歯科衛生士ってどんな職業?

歯科医療の現場では、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手、受付などが職分に応じてチームを構成し診療にあたっています。歯科衛生士は、養成機関(旭川では、旭川歯科学院)で3年間専門教育を受け、国家試験合格した人に与えられる資格です。ですから、歯科衛生士は、歯科医師と共に皆さんの口の中の保健衛生の向上と健康維持につとめ、その増進に積極的にさんかするよう、その資格や業務が法律で規定されております。歯科衛生士の業務は、
①歯科予防処置
②歯科保健指導
③歯科診療補助
です。
                   山口新聞2008.2.13

歯磨き、うがいで命守る 高齢者の口腔ケア

口の機能の衰えを防ぐために努力している人は少ない。高齢者が口腔ケアを怠れば、時に死を招くことになる。高齢者が口腔ケアを怠ると怖いのは、食べ物をのどに詰まらせてしまうことだけではない。誤嚥性肺炎を引き起こす危険も高まるためである。誤嚥性肺炎とは、口の中の物が食道から胃にいくのではなく、気道から肺に入ることが原因で起こる。さらに、むせて吐き出すことができるとよいが、飲み込む力がさらに衰えるとむせることもできなくなるので危険である。
            北國新聞 2007.12.21

口元、舌の体操で飲み込む力の衰え防ぐ

年をとると衰える機能の一つに、食べ物を飲み込む力がある。この力が低下する症状を嚥下障害と呼ぶ。原因は舌や口の筋力の衰えである。食べづらくなることで、栄養摂取が妨げられ、高齢者の体力低下を招くばかりか、食べ物が口の中の菌とともに気道に誤って入り誤嚥性肺炎を引き起こす危険もあり、決して軽視できない障害だ。
                北國新聞 2007.12.20

舌が痛い

舌自体は見た目に何の異常もない舌痛症。精神的なストレスがが原因と考えられており、食事をしていると舌の痛みがとたんになくなるという奇妙な特徴もある。また、ストレスだけでなく舌の表面に菌が繁殖することが原因で起こる舌痛もある。このため精神的なものか菌によるものか判断が難しい場合もある。
治療は、菌の繁殖を抑える抗真菌剤の処方し、改善が見られない場合は、精神的ストレスが原因とみて抗不安薬を処方する。
         北國新聞 2007.12.19

顎関節症 薬投与と理学療法で

顎関節症の発症の原因は、ストレスに起因するものが目立つようにになったいるという。ストレスによる緊張で歯ぎしりなどをして関節に負担がかかるためである。また、ほおづえなどの生活習慣が原因も多い。治療は、痛みがあれば鎮痛剤を投与したら、マッサージなどの理学療法も組み合わせて症状を緩和させることもある。また、開口訓練やかみ合わせの補正のマウスピースのようなプレートを行ったりするが、必要であれば関節の手術もある。
             毎日新聞 20081.8

口臭、いびき、口内炎  笑顔増やし改善

口臭、いびき、口内炎がでやすいなどの症状は、顔の皮膚の下にある表情筋を鍛えると改善できるという報告がある。
表情筋が衰えると、睡眠中に舌が重力で下に垂れて気道をふさぎ、いびきをかく。口で呼吸するので中に雑菌が入り、口臭がしたり虫歯になったりしやすい。
             日本農業新聞 2008.1.31

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