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お口の健康あれこれ 1)味を感じるしくみ

「味がわからない」「味が薄く感じる」など、
味覚の低下や異常によって生活に支障が出る状態を「味覚障害」といいます。
味覚障害が起きると、食欲がなくなって栄養不足になりがちです。
また、味付けが濃くなって塩分や糖分をとりすぎてしまい、
健康に影響が及ぶこともあります。

味覚障害の原因は、味を感じる仕組みが何らかの原因で
うまく働かなくなることから起こります。
私たちが食物を食べると味を感じるのは、
舌の表面の乳頭という細かいブツブツの中の
「味蕾(みらい)」というセンサーが働くためです。
味蕾の中には、味を感じる味細胞があって、甘さや塩辛さなどの味を感知しています。
感知した味は味覚神経を介して、脳の中枢に伝えられます。
これに加えて嗅覚でとらえられた香りなどの情報も脳に伝えられます。
さらに、食べ物の硬さなどは触覚、噛んだ時の音は聴覚、見た目は視覚でとらえられます。
こうしたすべての情報が、脳の前頭葉で統合され、私たちはおいしさを感じるのです。

薬剤誤投与で患者死亡35件 確認不足原因、5年間で

医療事故調査制度の運営に携わる日本医療安全調査機構は17日、処方薬の間違いや過量投与など基本的な確認不足による薬剤誤投与で患者が死亡したケースが、2015年10月から5年間で少なくとも35件あったと明らかにした。再発防止に向け、要点を絞ったマニュアルの作成などを求める提言を公表した。

 提言では、スタッフが不足する夜間などの時間帯は定められた確認作業をするのが難しい場合があるとし「確認手順が煩雑だと実施者の作業負荷が高まり、不順守につながり得る」と指摘した。

 機構によると、15年10月から20年9月に医療機関から報告を受けた医療事故の院内調査結果1539件の中で、薬剤の関連が否定できない死亡事例は273件。うち35件が確認不足による誤投与が原因と考えられるという。

 提言では、薬剤投与は医師の処方、薬剤師の調剤、看護師の投与と3職種が関わる特徴があり、それぞれが役割と責任を果たす必要があると説明。互いの共通理解の不足などを課題に挙げた。

 患者自身が服用前に薬の確認作業をする必要性にも言及。医療従事者と患者が処方内容を情報共有し、患者が以前と異なる薬を渡された際などに疑問点を伝えられる仕組み作りも提案した。

米で男性の口腔咽頭がん発症率と死亡率が増加

2001-17年の米国がん統計(USCS)、National Center for Health Statistics、監視・疫学・最終結果プログラムのデータを用いて、米国の全50州およびコロンビア特別区(DC)にみられる口腔咽頭がん(OPC)発症率および死亡率の経時的傾向を横断研究で検討した。

 その結果、2001-17年に全米で口腔咽頭がん26万182例が特定され、80%が男性患者、65%がregional stageだった。男性の口腔咽頭がん発症率の年変化率は2.7%の増加が見られ、非ヒスパニック系白人および65歳以上が3%超、regional stage口腔咽頭がんが3.1%と高かった。女性の発症率の年変化率は0.5%で、regional stageの口腔咽頭がんでは1.0%だった。男女ともに発症率の増加度は南東部および中西部が最も大きく、年変化率は男性で3.5%以上、女性で2%以上だった。2006-17年のOPC発症率に基

喉の動き把握、嚥下訓練を手助け 帯状センサー搭載のヘルスケア機器開発 バンドー化学

産業用ベルト大手のバンドー化学(神戸市中央区)は、飲食物をのみ下す嚥下(えんげ)機能の回復訓練を手助けするヘルスケア機器「B4S(ビーフォーエス)」を開発した。伸縮性のある帯状のセンサーで喉の動きを可視化し、患者が納得して訓練に取り組めるとして、医療機関や高齢者施設に売り込んでいる。(森 信弘)

 同社は2015年に伸縮性センサーを開発した。足関節のぐらつきや呼吸などを計測でき、医療機器に活用されている。センサーを搭載したヘルスケア機器の販売は初めてで、藤田医科大学と共同開発した。

 B4Sは、本体の帯状センサーを喉に当てて、唾液をのみ込むなどして嚥下能力を測定する。センサーは喉の動きに連動し、伸び縮みを電気信号に置き換えて情報端末に波形で表示する。これにより嚥下の回数や間隔を確認できる。

 加齢で機能が低下すると、食べ物などが細菌とともに誤って気管に入り、肺炎を引き起こす。厚生労働省によると、誤嚥(ごえん)性肺炎は20年の日本人の死因で第6位だった。ただ、機能の回復訓練は、リハビリを支える言語聴覚士らが患者の喉に指を当てて実施することから、嚥下の状態を本人に分かりやすく伝えるのが難しかった。

 情報端末を含むセットで18万円(税別)。同社の担当者は「食べることは人生の楽しみの一つ。嚥下障害や予備軍の人に使ってもらって、生活の質の向上に貢献したい」と話している。

餅詰まらせ心肺停止 小松の80代、県内4人搬送

石川県内で1、2日、餅を喉に詰まらせた80代~90代の男女4人が救急搬送された。このうち小松市の80代男性は搬送時に心肺停止で、白山市の80代女性は重症とみられる。

 小松市と白山野々市広域両消防本部によると、男性と女性はいずれも1日午前に餅を喉に詰まらせ、家族が通報した。能美市の80代と90代女性は命に別条はない。

 消防は高齢者が餅を食べる際は小さく切るなど、注意を呼び掛けている。

所得ある後期高齢者 10月から患者負担2割に

一定の所得のある後期高齢者の患者負担2割化は来年10月から施行される。後藤茂之 厚労相と鈴木俊一 財務相の来年度予算の大臣折衝で決まった。

 全世代型社会保障の実現で、現役世代の保険料負担の上昇を抑制するためのもの。今後、持続可能な社会保証制度を構築する観点から、給付と負担のバランスなど能力に応じた負担のあり方など、さらなる改革を推進するとしている。

 なお、予算の社会補償関係費は、自然増を6,600億円と見込んで概算要求をしていたが、薬価材料改定1,600億円程度、10月からの後期高齢者の2割負担導入分など改革努力によって4,400億円程度に抑えたと説明した。

【歯科通信】

認知症保険「歯が健康」だと保険料を割引きに

 「歯の健康度」によって保険料を割り引く認知症保障保険「認知症保険toスマイル」がネオファースト生命(本社・東京都品川区、徳岡裕士 社長)から12月1日に発売された。

 「歯の健康度」による保険料割引は、保険業界では初となる。同保険は、認知症と診断され、要介護1以上と認定された場合に保険金が支払われる。40歳から契約でき、70歳になった年に永久歯が20本以上残っていれば、以後の保険料を1~3割程度を割引く仕組みになっている。

【日本歯科新聞】

歯科での抗生物質使用薬剤耐性のリスク警告

歯科で急性症状への対応として投与される抗生物質の80%は不必要で、予防的に投与されるものの80%は有害。マンチェスター大学歯学部のウェンディ・トンプソン氏らイギリス、インドの研究者らは、歯科医療現場で使用される抗生物質が薬剤耐性(AMR)によるリスク要因となるとの警告を、世界歯科連盟(FDI)機関誌の『IDJ』71号のコメンタリー欄に掲載した。できるだけ長く人類が抗生物質の利点を享受し続けられるよう、各国の総合的な対策に沿った適正使用を提唱している。


【歯科通信】

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