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睡眠不足の影響

自分の睡眠時間が足りているかどうか、考えたことがありますか?
・運転中、信号待ちなどでよく眠くなることがある
・昼食後や乗り物に乗っているとき、ウトウト眠くなる
・布団に入るとすぐに寝てしまう
例えば、上記のようなことがあれば、睡眠不足が考えられます。

布団に入ってすぐに寝てしまう場合、
入眠ではなく気絶だと聞いたことがあり、とてもびっくりしました。
睡眠不足になると、先に書いたアルツハイマー型認知症誘発の可能性だけではなく、
免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れ、食欲増進による肥満のリスクアップなど、
さまざまな影響が出ます。
また気力、体力、思考能力の低下などにも繋がり、
脳細胞の自己破壊を起こしてしまいます。

寝不足だからと週末に寝過ぎてしまうと、人工的な時差ぼけの状態が起き、
体調を崩す原因になってしまいますので、せいぜい2~3時間増に留めましょう。
早寝は心の病気のリスクを下げ、昼寝は長寿の秘訣ともいわれます。

睡眠時無呼吸症候群や歯ぎしりなども、大切な睡眠の妨げになります。
気になる場合は専門外来や歯科医院を受診することをお薦めします。
自宅ではゆったりとした食事、団らんや入浴などでスローダウンし、
より良い睡眠に繋げるようにしましょう。

▼参考:睡眠と生活習慣病との深い関係(厚生労働省)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0lktrq05xj6cnsw7clOE

唾液でPCR検査可能に 採取簡単、実施件数増加も 5月にもマニュアル変更へ

 唾液を検体に使って新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査法を厚生労働省が早ければ5月中に認める方針であることが11日、分かった。現在主流となっている鼻の奥の粘液を綿棒で取る方法よりも安全で簡単に検体を採取でき、検査数を増やせる可能性がある。国立感染症研究所が作っている検体採取のマニュアルを近く変更する。

 鼻の奥の粘液を取る方法は、せきやくしゃみが出やすいため、検体を採取する人が感染するリスクが高い。このため感染防止策を徹底して検体採取を行わなければならず、検査体制拡充の足かせとなっている。日本医師会(日医)も唾液によるPCR検査の実用化を求めていた。

 政府関係者によると、唾液を使う場合、医師が舌を綿棒で拭ったり、検査を受ける人自身が唾液を容器に出して医療機関に持って行ったりする方法が検討されている。

 唾液を検体として使えるかどうかは、国内外で研究が進められている。北海道大の豊嶋崇徳(てしま・たかのり)教授(血液内科学)は4月下旬以降、従来の手法でPCR検査を実施して陽性と確認された約10人に対し、唾液を検体としてPCR検査を実施したところ、9割以上で陽性になったという。

 豊嶋教授は「新型コロナは、インフルエンザに比べて唾液にウイルスが多く存在するのが特徴。味覚障害を訴える感染者が多いのもそのためと考えられ、唾液を検査に使うのは有効だ」と話す。従来と異なるのは検体採取の方法だけで「唾液は採取が簡単。PCR検査における障害の一つを取り除ける」と強調する。

整形外科医が消毒、歯科医が問診も - 若林健二・医科歯科大病院長補佐インタビュー

医師総出でCOVID-19診療に当たっているのですね。

 全ての医師が診療に当たっているというわけでもありません。非常時なので、職種という概念も捨てる必要があります。

 例えば整形外科医。手術が減るので手が空くけど、呼吸不全の診療が得意とは言えません。そこでバックヤードチームを作り、逆タスク・シフトを行っています。

――逆タスク・シフトですか。

 はい。実はCOVID-19患者が出た後の部屋の掃除などは、通常の外部の業者がやってくれないのです。となると、看護師が掃除することになります。でも今、一番のボトルネックは看護師の数になっています。そこで、整形外科医が感染制御部の指導を受けて、部屋の掃除や消毒をしています。

 さらに、病院の入り口には歯科医が立っていて、来院者に対して、発熱などの症状があったら教えるよう呼びかけ、場合によっては問診もします。サーモグラフィーもチェックしています。 皆さん、快く協力してくれています。

電話・オンラインでの初診料など

 ― 歯科診療にも適用 ―
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 新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた時限的・特例的な対応として、歯科医師による電話等を用いた初診が可能となった。

 4月24日の中医協総会で承認されたもので、「歯科医師が(電話等で)診察可能と判断し診察及び処方等を行った場合」に初診料185点が算定できる。

歯科も初診オンラインへ コロナ感染防止で厚労省

厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特例として、歯科でも初診からスマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療を認める方針を固めた。院内での感染を防ぐ狙い。

 サービスの対価である診療報酬でオンラインの初診料は1850円で調整。このうち患者は1~3割の自己負担を支払う。24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する。

 医科では既に初診からのオンライン診療が始まっており、歯科でも対応が必要と判断した。オンライン診療で虫歯などを治療するのは難しいため、痛み止めを処方する場合などの活用が中心となりそうだ。

 歯科診療では、新型コロナウイルスの感染者だった場合、治療で歯を削る際にウイルスが飛散して院内感染するリスクがある。厚労省は、歯科医の判断で不急の治療を延期することや応急処置にとどめることを検討するよう都道府県や政令市などに6日付で通知している。

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

新型コロナウイルス感染症に対応する病院だけでなく、さまざまな医療機関の日常的な診療に、感染拡大の影響が広がっている。緊急性の低い手術を延期したり、電話での再診に力を入れたりと、医療機関側は院内感染防止に必死だ。一方で、患者側には感染を恐れて受診をためらう動きが出ており、持病の悪化を懸念する声もある。

 「がんや痛みが強い場合など緊急性の高い手術はするが、それ以外の手術は延期を検討する」とするのは福岡市の急性期病院の60代院長。無症状でも感染者がいる可能性があり、手術時の感染を避けたいという。

 日本外科学会などは手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言を公表。院長は「院内感染が起こったら診療できなくなる。何としても防がないといけない」と話す。

 福岡県歯科医師会は緊急事態宣言に備えて4日、緊急性の低い診療は延期も検討するようにと各歯科医院に通知した。同会の川端貴美子専務理事は「高齢者の口腔(こうくう)ケアが誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐように、延期ができない診療もある。受診に迷ったら、かかりつけの歯科医に相談してほしい」と呼び掛ける。

歯周病菌の線毛 構造解明 長崎大などのグループ

歯周病をもたらす細菌の「線毛」の構造と形成の仕組みを解明したと、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の庄子幹郎准教授、中山浩次名誉教授らのグループが14日付の国際科学雑誌ネイチャー・マイクロバイオロジー電子版に発表した。

 歯周病は、細菌によって歯茎が炎症し、悪化すると歯を支える骨が溶けて歯の喪失につながる病気。歯の表面に付着する歯垢(しこう)という「バイオフィルム」(微生物の集合体)に起因する。

 研究グループによると、バイオフィルムは、歯周病の原因菌が毛髪状に伸びる「線毛」を使って細菌同士を絡めて形成する。これを阻止できれば歯周病を防ぐことができるという。

 研究グループは、主要な病原細菌の一つ「ジンジバリス菌」が持つ特殊な「5型線毛」の構造や形成の仕組みを、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡解析などを用いて、原子レベルで明らかにした。

 研究者は他に、大阪大大学院理学研究科の今田勝巳教授、沖縄科学技術大学院大学のマティアス・ウォルフ准教授、柴田敏史博士。

 研究グループによると、歯周病は日本人が歯を失う原因のトップで、ジンジバリス菌は近年の研究で糖尿病や心疾患、膵(すい)がん、アルツハイマー病などさまざまな病気との関係が明らかになっている。庄子准教授は「最新の電子顕微鏡や新しい手法で5型線毛の構造が原子レベルで明らかになった。歯周病を防ぐため、線毛の形成を阻止するような薬剤の開発につなげていきたい」と話している。

女性スタッフ感染を鯖江の歯科医院公表

鯖江市の歯科医院は1日、スタッフの女性が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。3月31日から自主的に休診している。

 張り紙や予約患者への連絡などで周知している。

 同医院は、女性は手袋とマスクを着用し器具の準備や受け付けなどの業務を行っており、患者への直接の接触はないとしている。

 濃厚接触者の院長らスタッフに症状はないが、外出を控え自宅で健康観察を行っている。また、休診中に保健所の指導で消毒作業を実施する。安全が確認でき次第、診療を再開する予定。

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