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日歯 次年度制度・予算を要望 国民歯科問題議員連盟の総会で

国民歯科問題議員連盟(関口昌一 会長)の総会が18日参議院議員会館で開かれた。日本歯科医師会らが令和7年度の制度・予算について要望したほか、日歯の高橋英登 会長による講演で、歯科界の現状や課題点などを伝えた。

 厚生労働省が令和6年度歯科関係予算を報告。「歯科医療提供体制の構築を一層推進するとともに、日歯からの要望や高橋会長の講演を踏まえ、改良を図っていく」とした。

 また、健康増進事業(健康局所管歯科保健関連事業)の歯周疾患健診における対象年齢の拡大が、今年度から実施されたと補足。「20・30歳を新たに加えるための予算措置をしている」と述べた。

 日歯の瀬古口精良 専務理事は、「令和7年度の制度・予算要望書」の内容として1.国民皆歯科健診の実行化に向けた展開 2.歯科衛生士及び歯科技工士の人材確保及び養成の支援 3.国の進めている医療DXをはじめとする医療分野のICT化に対する医療機関への全額補助 4.病院における歯科の機能の充実を含めた歯科インフラの整備 5.医療安全対策への対応・院内感染対策等の充実強化 6.大規模災害などに備え、巡回診療車やポータブル医療機器などの整備についての支援の説明があった。
【歯科通信】

歯科医師の医科麻酔科研修GLの順守で学会声明

 日本麻酔科学会はこのほど、同学会理事長の声明「歯科医師の医科麻酔研修のガイドラインの遵守」を発し、注意喚起した。ガイドライン(GL)が策定されているにもかかわらず、2019、2020年度に行われた2度の研修実施状況調査により「GLを理解していない、あるいは読んでいない」75.8%など、順守されていない可能性を示唆する結果が得られたという。同学会は、「歯科医師の医科麻酔研修を行っていただくよう、再度お願いする」とし、「医科麻酔研修を行う歯科医師がどのような麻酔科研修(到達点)を希望するのかを調査し、研修内容や期間を再検討する予定」としている。

唾液PCR検査、感度は9割 北海道大が発表

 新型コロナウイルスのPCR検査について、北海道大学は29日、唾液(だえき)を使った検査の感度が約9割だと分かったと発表した。唾液による検査は従来の方法よりも簡単で、医療従事者への感染のリスクも少ない一方、正確さについては未知数だった。検査体制の拡大が期待できるという。

 北海道大学大学院医学研究院の豊嶋崇徳教授らの研究グループが、国内の空港での検疫と保健所での濃厚接触者へのPCR検査で、無症状の1924人に対し、従来の鼻の奥の粘膜を採取する方法と、唾液を使った方法の両方で調査した。従来の方法では46人、唾液では48人の陽性者が見つかった。これを「MCMC法」と呼ばれる特殊な統計手法で計算すると、唾液では約90%の感度で陽性者を発見でき、陰性なのに陽性と判断される「偽陽性」はほとんどいなかったという。

朝日新聞デジタルselect

11月8日はいい歯の日 キシリトールガムでむし歯のない社会を

虫歯のメカニズムとは食物に含まれるでんぷんや糖類を虫歯菌が取り込み酸を発生する。すると口腔(こうくう)内のPHが低下し、歯の表面からリン酸カルシウムが溶け出しはじめる(脱灰)。それを阻止するのが唾液。唾液の働きでPHが上昇し溶け出したリン酸カルシウムを歯の表面に戻す(再石灰化)のだが、再石灰化が脱灰に追いつかなくなると虫歯はどんどん進行する。そのため、再石灰化の促進が大切なのだ。
 注目されたのが、シラカバの樹木やイチゴなどに含まれる天然素材の甘味料キシリトール。虫歯の原因となる酸を作らないことから、世界各国で安全性の高い食品添加物として使用されている。
                スポーツニッポン 2010.11.4

広い視野からの食育の展開 小児歯科医の立場から

北海道教育大学札幌校 酒向 史代
近年、日本の社会構造などが大きく変化し、国民のライフスタイルや価値観が多様化し、それに伴って国民の食をめぐる状況も変化し、食に関する新しい様々な問題が生じている。これらの問題の中で、子どもへの影響が顕在化している事例として、
・食環境の問題(朝食の欠食、だらだら食べ、嗜好偏重による偏食など)・食品、栄養の摂取の問題(カルシウムの不足、糖分、脂肪の取り過ぎなど)・こうしたことに伴ってみられる子どもの心身の健康の問題(小児肥満、痩身、抑うつ症状など)などがある。
 このような中で、食育の重要性が再認識され、食育基本法が平成17年7月に施行された。
     第26回日本小児歯科学会北日本地方会特別講演要旨より

口腔ケアを見直そう

口の健康は全身の健康につながる
口の中は身体中で一番細菌が多い場所です。その細菌は糖尿病をはじめ全身に影響を及ぼします。
 4大疾患(がん、脳卒中、心疾患、糖尿病)などを対象に、血糖値の低下、全身症状や副作用の軽減、術後の早期回復、早期経口摂取開始と栄養改善を目的に口腔ケアを推進しています。
               宮崎日日新聞 2008.11.7

反対咬合の治療ー早い時期に専門の診断を

子どもの矯正治療に関する問い合わせで多い質問に、治療の開始時期があります。治療の開始時期や方法については、矯正の先生の考えによって様々です。反対咬合の治療には、成長観察を含め時間がかかるために早い時期(小学校低学年)に専門の先生にいっておく事をお勧めします。重症な場合は、外科矯正(あごの骨を切って移動させる手術)も必要な場合もあります。
               福島民友 2008.8.22

誤咬防止用品「ゆびガード」

誤咬を防げる優れた口腔ケア用品として、「ゆびガード」は、
いま全国の病院や施設で急速に普及し始めています。

指に装着するだけの簡便さ、開口を一定に保持できる安定性、
そして誤咬を心配することなく口腔ケアできる安心感が、
幅広く支持されています。
誤咬を防ぐことは、感染予防の対策にもなるため、
口腔ケア時「ゆびガード」の使用を義務付ける病棟も出てきました。

▼ゆびガードのご紹介
 http://ocmedical.jp/goods/yubig.html?code=080912

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