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人生100年時代の研究 

 日本は世界でトップクラスの長寿国です。厚生労働省によると2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳。衛生環境や食料事情などが改善され、平均寿命はどんどん延びており、「人生100年時代」も唱えられています。
 老化に関する研究を長く続けていらっしゃる東京大学の小林武彦教授は「現在の科学が想定できる人間の寿命の限界は、およそ115歳」と推測しています。
国内の最高齢者をみると男性は113歳、女性が115歳(11月20日時点)。世界で最も長く生きた人は1997年に122歳で亡くなったフランス生まれの女性、ジャンヌ・カルマンさん。公的な記録で確認できる120歳を突破した唯一の例であり、こうした事実からみても115歳説はおおむね妥当だと考えられます。
 人間はいったい何歳まで生きられるのか、どんな要因が寿命を決めているのかを追究する研究が活発になってきており、そのカギとして、「遺伝子」「生活習慣」などが注目されています。

健康と栄養についてのお話②

運動による血流改善について
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健康的な血管づくりを目指すにあたり、食事と並んで重要な要素が運動です。
適度な運動で血流を良くすると血管の内皮細胞が活性化されて
強い血管がつくられるそうです。

運動習慣は定着させることが非常に重要です。
とはいえ、それが一番難しい……。

私が外来リハビリクリニックで勤務していた時のことです。
治療が完了した腰痛の患者様が、
「腰の痛みが無くなった。これが続けばいいんだけど……」
とおっしゃるので、腰痛予防体操を提案しました。
が、1か月後に再度来院されて
「体操やらなきゃと思っているんだけど、忙しくてなかなかできない」と。

その患者様は主婦で、毎日料理を作っているとのことでしたので
キッチンで作業しながらできる、以下のような体操を再度提案しました。

1)低い位置にある引き出しから鍋を取るときは、
 膝を伸ばして前屈運動で鍋をとる(ハムストリングスのストレッチ)。
2)野菜を切るときには、骨盤を後傾させてお腹に力を入れて、
 よい姿勢を保持する(腹筋群の活性化)。

本格的な運動はなかなか毎日続かないという方でも、
電車待ちのときに踵上げ運動をする、なるべく階段を使うなど、
生活の中で自分ルールを決めて、無理なくできることを導入すると
定着しやすくなります。ぜひ試してみてください。

▼参考:血流改善について
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0mgn1u0ytgj0edsvixee

健康と栄養についてのお話

血管強化食品について
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気温が低くなると、高血圧の方は脳梗塞の発症リスクが高まります。
塩分摂取量を調整して、高血圧を防ぐことが大切なのは、
やぶさんもご存知かと思います。

塩分量をコントロールして高血圧を防ぐ以外にも
血管を鍛える効果が高い「血管強化食品」と呼ばれる食品があります。

1)魚や大豆
魚や大豆・大豆製品に含まれる良質なたんぱく質は、
血管の内皮細胞が元気に生まれ変わる材料となります。
例:サンマ、アジ、マグロ、カツオなど

2)野菜
体内の活性酸素を減らす抗酸化成分を豊富に含み、
血管内の健康を保つのに役立ちます。
特に色の濃い野菜(緑黄色野菜)は抗酸化成分が豊富です。
例:トマト、カボチャ、モロヘイヤなど

こういった食品を上手に摂取して、
血圧をコントロールすることをお勧めします。

▼参考:血管強化食品について
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0mgm1u0ytgj0edsvimtg

「朝食抜くと太る」代謝狂いエネルギー消費減

朝食を抜くと体内時計が狂い、肥満につながりやすいことがラットの実験でわかったと、名古屋大の研究チームが発表した。論文が米科学誌「プロスワン」に掲載された。

 名古屋大の小田裕昭准教授(時間栄養学)らのチームは、ラットを2グループに分け、片方は活動開始から食事を与えた。もう片方は食事を4時間遅らせ、人間の「朝食抜き」に相当する状態にした。その結果、食事の量に差はなかったが、朝食抜きのグループは脂肪が増え、朝食をとったグループよりも体重が増加した。朝食抜きのグループは、肝臓で脂質の代謝に関係する遺伝子の働きが遅れていた。食事中の体温上昇時間も短かった。こうした肝臓や体温のリズムの異常から、エネルギーの消費量が減少し、太ったと考えられるという。

足裏ストレッチ

「裸足で走る」と足の裏にたくさん刺激が入って良いことがあります。
(早く走れるかどうかは置いておいて…)

足の裏はリンパや血流が滞って老廃物が溜まり、疲労を感じやすい部分です。
しっかりストレッチすることで、血行がよくなり疲労回復に繋がります。

あのイチロー選手は、小さい頃から足裏のマッサージをして、
お父さまと体の調子を確認していたそうです。
足裏の柔軟性を確保し、いつもと違う様子などを確認しながら、
高いパフォーマンスを維持していたのでしょう。

【足裏ストレッチ例】
(1)立位姿勢で、ゴルフボールなどを足の裏で踏むように置いて
  前後に転がす(転ばないように壁などにつかまりながら)。
(2)立位姿勢で、タオルを足の裏で踏むように置いて、
  足の指でつまんだり離したりする。

▼参考:「ためしてガッテン」足裏ストレッチという言葉の意味について
 https://k.d.combzmail.jp/t/15np/h0v27pt0xtuxllt0f5fNI

秋の実りでむくみ解消

柿はビタミンCやビタミンAが豊富です。
ビタミンCはみかんの2倍の量が含まれています。
さらに、βークリプトキサチン、カリウム、タンニン、
食物繊維なども豊富に含まれています。

ビタミンCは、骨や皮膚を強くしたり、
免疫力を高めて風邪などのウイルスへの抵抗力をつけてくれます。
さらに、活性酸素を抑える抗酸化作用があるので、
ガン予防やアンチエイジングにも効果的です。

前回お話した栗と同様にカリウムも豊富で
長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。
秋に美味しく実る食べ物を利用して、
【カリウム摂取→むくみ解消→元気に歩く→むくみの予防】
といった良循環をつくっていきましょう。

▼参考:柿の栄養成分と効用
 https://k.d.combzmail.jp/t/15np/h0v26pt0xtuxllt0f5WD2

統計から見た我が国の高齢者

総務省統計局では、「敬老の日」に合わせ、統計からみた我が国の65歳以上
の高齢者のすがたについて取りまとめました。
 9月15日時点の人口推計によると、65歳以上の高齢者人口は前年比44万人増の
3,557万人で、総人口に占める割合は0.4ポイント上昇の28.1%となり、人口、
割合ともに過去最高を更新しました。また、70歳以上の人口は前年比100万人増
の2,618万人、80歳以上の人口は前年比31万人増の1,104万人となりました。
 この他、
・日本の高齢者の人口の割合は主要国で最高で28.1%。次いで、イタリア(23.3
%)、ポルトガル(21.9%)など。
・日本の高齢者の就業者数は14年連続で増加し、807万人と過去最多。就業率
は主要国で最高で23.0%。次いで、アメリカ(18.6%)、カナダ(13.5%)など。
・就業者総数に占める高齢者の割合は、12.4%と過去最高。
・高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多い。
・高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員。高齢者の非正規の職員・
従業員は、10年間で2倍以上に増加。
・高齢者の転出超過数は東京都が最も多く、転入超過数は埼玉県が最も多い。
などの調査結果が発表されました。

 また厚生労働省は、全国で100歳以上の高齢者が「敬老の日」の時点で69,785
人に上ると発表しました。100歳以上の高齢者は日本が表彰制度を始めた1963年
は153人でしたが、1998年に10,000人を突破。年間3,000人ペースで増加を続
けています。厚労省高齢者支援課は「人生100年の超高齢化時代を迎えており、
健やかに生活を送れる健康寿命を延ばすことが今後の課題だ」と話しています。

 安部首相は先月のNHKの番組で「いくつになっても高齢者が生きがいをもっ
て働くことができる社会をつくる」と語っています。就労を希望する元気な高
齢者が活躍できる環境づくりが求められています。

1日3杯以上のコーヒーで肝臓に保護効果

コーヒー好きには朗報かもしれない。コーヒーを1日3杯以上飲むと肝疾患を予防できる可能性のあることが、新たな研究で示された。1日に3杯以上のコーヒーを習慣的に飲んでいる人は、全く飲まない人と比べて肝疾患による入院リスクが有意に低減したという。研究の詳細は、米国栄養学会(Nutrition 2018、6月9~12日、米ボストン)で発表された。

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