老化の原因の一つとして「糖化」が注目されている。身体のタンパク質に糖が結合する反応で、AGE(最終糖化生成物)という老廃物ができる。これが増えると動脈硬化や白内障だけでなく、肌のくすみやしわの原因になるといわれる。糖化を抑える抗糖化に効果的な食事方法として、森田医師は①栄養バランスが偏らない②食事(特に朝食)を抜かない③酒を飲み過ぎない、たばこも吸わない―などを挙げる。
北海道新聞 2013.4.2
老化の原因の一つとして「糖化」が注目されている。身体のタンパク質に糖が結合する反応で、AGE(最終糖化生成物)という老廃物ができる。これが増えると動脈硬化や白内障だけでなく、肌のくすみやしわの原因になるといわれる。糖化を抑える抗糖化に効果的な食事方法として、森田医師は①栄養バランスが偏らない②食事(特に朝食)を抜かない③酒を飲み過ぎない、たばこも吸わない―などを挙げる。
北海道新聞 2013.4.2
脳で活動する神経細胞は、主に糖分をエネルギー源としているのです。他にもエネルギー源がないわけではありませんが、少なくとも、脂肪をエネルギー源にしにくいしくみになっています。なので、頭蓋骨の中には脂肪組織がありません。エネルギー源である糖分が体に入ることは重要なことなので、脳が満足感を譲し出し、人は幸せを感じることになっています。そのはたらきをするのが満腹中枢です。確かに糖分を取りすぎるとみるみる太りますが、それは単に多すぎるからです。糖分を取らない食事を続けると、人は満足を得にくくなり、強いストレスがかかります。さらに脳のはたらきを低下させる危険があるのです。
北海道新聞 2013.3.6
私たちは無意識に、1分間で15~20回ぐらいまばたきをしています。この無意識のまばたきは、目を保護するために必要だとされてきました。角膜に水分と栄養を供給するのが涙の役割です。角膜には常に新鮮な涙が必要なのです。そこで、まばたきをして角膜表面の古い涙を目頭の涙道に押し流し、代わりに新しい涙を角膜にコートします。つまり、目の保護のためにまばたきが必要なのです。大人になるとまばたきの回数が増えるのは、脳のはたらきが活発になることと関係があると考えられています。
北海道新聞 2013.1.23.
大学入試センター試験は終わったが、受験シーズンはまだまだ続く。受験生が力を十分に発揮するために、日々の生活でどんなことに気をつければいいのか。特に大切な栄養と睡眠について、専門家にアドバイスしてもらった。
平日は夜遅くまで起きて勉強し、土日は昼まで寝る。そんな人が受験生に限らず多いが、リズムが乱れ、時差ぼけに似た状態になりがち。平日、土日にかかわりなく起床時間をそろえるなど、規則正しい生活を送りたい。「若い人は起きていられるため【夜の方が集中できる】と思っているが、睡眠時間が減れば日中の能率が落ちる。早めに寝て早めに起きる方が能率も上がる」という。試験前夜は緊張して眠れないこともある。そんなとき、普段と違ったことをしても眠れない。薬に頼ったりせず、いつもと同じ生活を。香坂副院長は「規則正しい生活をしていれば、横になっているだけで少し眠れることもある。あまり心配しないで」と話している。
北海道新聞 2013.1.21
雪かきの道具だけを使って、30分で約200㌔㌍ほど消費するようです。家庭用除雪機を使っても、30分で約100㌔㌍ほど。雪かきだけの除雪なら、ランニングに相当するエネルギー消費です。除雪のない日の運動は、どうしましょうか。冬道をランニングするのは足元が心配ですから、ウオーキングいかがでしょうか。通勤で勤め先か自宅の一駅前、一停留所前で降りて歩くとか、職場などでエレベーターを使わないという方法もあります。そうすれば、節電にも貢献できます。こういうことを地道に重ねると、厚生労働省が勧めている1日1万歩のウオーキングは可能です。私もこの方法で1日1万3千歩ほど歩いています。除雪とウオーキングで冬の運動不足問題は解決です。年末年始のお休みは、ごちそうを食べる機会が多くなるので、除雪とウオーキングで乗り切りましょう!
北海道新聞 2012.12.26
じわっと、寒さがしみるこのごろです。寒くなると、トイレが近くなります。そこで、トイレでおしっこを出し終わると、もう一度、寒さが身にこたえ、「ブルッ」ときます。寒いからトイレに行くのに、トイレで寒さを実感するなんて、何という因果でしょうか……。
まず、なぜ寒くなるとトイレが近くなるのでしょうか。尿は血液中の老廃物を体外に出すためのものです。腎臓が血液から老廃物を取りだして、血液中の水分と一緒にして尿として排出します。このとき、一緒に出す水分を加減すると、体内の水分量を調節することができます。そこで、尿中の水分量を加減するためのホルモンが分泌されています。そのホルモンをバソプレッシンといいます。バソプレッシンは脳の下に位置する下垂体から分泌されています。バソプレッシンの分泌量は、下垂体の近くにある血液の水分量を監視する中枢によって決められます。血液中の水分量が少なくなると、この中枢の指令で、バソプレッシンの分泌が増えて、腎臓で尿から水分を回収して、血液の水分量を回復させるのです。結果として、尿の量は少なくなります。
バソプレッシンの分泌量は、体の周りの環境の変化によっても調節されます。その代表的な要素が、体温の上昇です。通常、体温が上昇すると、発汗がすすんで皮膚を冷やし、体温を元に戻す反応が起こります。このために水分が必要なので、バソプレッシンを分泌することで尿に出す水分量を節約すると思われます。逆に体温が低下すると、バソプレッシンの分泌量が減って尿の水分量が増え、しきりとトイレへ行くことになるのです。
では、排尿するとなぜ、「ブルッ」とふるえが来るのかというと、排尿によって体の熱が失われるからです。尿は体の中で作られているので、体温と同じ温度になっています。ですから、通常でも温かい尿が体から出て熱が失われますが、その量はたいしたことはありません。しかし、寒さで体が冷えてしまっているところに、バソプレッシンの分泌低下で大量に尿が作られ、それが一気に体外に出てしまうので、相当量の熱が体から失われることになるのです。なので、体の熱の産生を増やすための反応である「ふるえ」が起こるのです。(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)
カルピスは11日、同社の乳酸菌飲料に短期的な記憶力や集中力を高める作用があることを、物忘れの自覚がある中高年者を対象にした実験で確認したと発表した。乳酸菌飲料「カルピス」に含まれるアミノ酸結合成分「ペプチド」が、記憶力の改善に役立っているという。
北海道新聞 2012.12.12
ミカンを毎日4個程度食べる閉経後の女性は骨粗しょう症になりにくいことが、農研機構果樹研究所などの調査でわかった。
果物や野菜に含まれるカロテノイド色素のうち、特にミカンに多く含まれる「β-クリプトキサンチン」が、健康な骨を維持するのに有効とみられるという。
同研究所や浜松医科大学などは2003年度から、三ヶ日みかんの産地として知られる浜松市の旧三ヶ日町で栄養疫学調査を実施している。
研究グループは05年、閉経した女性212人に協力してもらい、β-クリプトキサンチンの血中濃度を調査。ミカンを毎日4個程度食べる「高濃度グループ」、毎日1、2個食べる「中濃度グループ」、毎日は食べない「低濃度グループ」に分け、骨粗しょう症の発症率をそれぞれ調べた。また、4年後の09年に追跡調査を実施し、新たに骨粗しょう症を発症した人について調べた。
その結果、高濃度グループは低濃度グループに比べ、骨粗しょう症の発症リスクが92%低かった。中濃度のグループでは統計的に有意な結果は見られなかったことから、ミカンを毎日継続して4個程度食べることで、骨粗しょう症を予防できる可能性があるという。「β-カロテン」など他の5種類のカロテノイド色素も調査したが、骨粗しょう症と関連があるとみられる色素はなかった。
β-クリプトキサンチンはビワや柿にも含まれるが、血中濃度を上げる要因としては、年間を通じてまとまった量を入手しやすいミカンを毎日食べること以外には考えづらいという。
読売新聞 1月7日(月) 配信