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不参加理由のトップは「時間がない」-高齢者支援活動

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全国社会福祉協議会(全社協)はこのほど、冊子「生活支援サービスの充実・発展のために」を作成した。この中で公表された高齢者を支援する活動への参加意向などを問うアンケートの結果では、「参加していない・参加したくない理由」として、「仕事や家事が忙しく時間がない」が最も多く、これに「活動を始める方法が分からない」「時間が取れるのが不定期」が続いた。

 アンケートは、昨年の11月27、28日の両日にインターネットを通じて実施し、20歳以上の男女620人から回答を得た。回答者の93.5%は介護関連業務の未経験者だった。
 高齢者を支援する「支え合い活動」の経験については、29.0%に参加経験があり、男性の方が女性よりも多かった。
 また今後、活動について「参加したい・継続したい」と考えているのは74.0%で、20歳代と60歳以上の参加意向が特に強かった。
 参加したい活動としては、「相談・話し相手」が36.6%で最も多く、次いで「(安否確認、声掛けなどの)訪問活動」23.4%、「外出の手伝い」21.5%と続いた。一方、「家事の手伝い」は14.2%、「食事の提供」は9.8%で割合が低かった。
 活動に参加したいと思う動機は、「利用者の役に立てる」が61.9%で圧倒的に多く、以下は「持っている技術や経験が生かせる」27.6%、「一緒に活動する仲間ができる」25.3%、「地域を活性化できる」24.8%と続いている。
 一方、「参加していない・参加したくない」理由としては、「仕事や家事が忙しく時間がない」が39.7%と最多で、次いで「活動を始める方法が分からない」33.5%、「時間が取れるのが不定期」28.1%と続いている。

 厚生労働省では、今年度から市民参加型の「生活・介護支援サポーター養成事業」をスタートさせており、市町村が主体となって20時間程度の講義・実習を行いながら、高齢者への生活・介護支援サービスの担い手を養成していく。

脳を興奮させない 熟睡するためには

小林製薬(大阪市)が05年に実施した調査では、20~40代の会社員の86%が「睡眠時間が足りない」など睡眠に何らかの不満を感じている。
 忙しすぎる仕事に、長い通勤時間。多くの人が深夜までストレスから解放されず、睡眠不足に苦しめられているという。 
 眠れない原因として、生活上の問題と病気の2点に大別されている。まず、生活のどこに問題があるのかを分析する。 
               毎日新聞 2009.5.12

免疫異常 全身に症状

膠原病は免疫の異常で自分の体を攻撃し、あちこちに炎症が起きる病気の総称。いくつかの種類がある。
 SLEは発熱、だるさ、顔の赤み、筋肉や関節の痛み、腎臓や心臓の炎症など、全身に症状が出る。関節リウマチを除くと、膠原病の中心を占める。90%が女性で20~30歳代での発症が多い。
 体に負担がかかると悪化し、紫外線の刺激も引き金になる。原因は不明で国の特定疾患(難病)に指定されているため、医療費は軽減される。
               読売新聞 2009.4.30

手作りのお弁当は雨のランチタイムの強い味方!

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雨の日のランチタイムは外に出るのが億劫。外に行っても、今度は手頃な店がどこも混んでいたり……。そんな時、手作り弁当があれば、おいしくって、安くって、とっても合理的!お弁当は、ご自分の健康状態に合わせたオーダーメイドという意味でもお勧めです。
  でも、梅雨時から夏にかけては、お弁当をこれから始める人には危険な季節。そこで、料理研究家の友人に梅雨時のお弁当づくりのコツを聞きました。食中毒を防ぐ調理のコツは、きっちり下ごしらえをすることだそうです。

  まず、おかず。主菜となる肉類を買ってきたら、すぐに火を入れておくか、酒・塩・こしょうなどをふりかけて軽く下味を付け、半調理してから冷蔵もしくは冷凍します。魚なら、塩を振って水を切り、劣化するのを防ぎます。
  副菜も、茹でただけの食材や生野菜を詰めるのは厳禁です。腐敗の原因は水分ですから、根菜は油で揚げるか、十分汁気(しるけ)が飛ぶまでから煎りするか。

  ご飯は完全に冷ましてから弁当箱に詰めましょう。急ぐときは冷蔵庫に入れるのもいい方法。暑い日はすし飯にしたり、ゴマ塩やふりかけをご飯に振りかけて塩を効かせたりするのもいいですね。炊き込みご飯は傷みやすいので、夏場のお弁当に入れるのは止めましょう。

  常備しておけるお惣菜としては、ブタのかたまり肉やトリのモモ肉を、水と酒を同量にして煮たものを保存しておき、焼豚、焼き鳥、揚げ物などに。肉団子はボイルしてから冷凍し、使う時にはそのまま油で揚げるか、鍋で甘辛く煮付けます。
  ハンバーグは焼いてから冷凍します。手作りシュウマイも、お弁当用には野菜をたっぷり入れておけば、醒めてもふっくらしています。おむすびが好きな人は、焼おむすびにして、味噌や醤油でこんがりと焼き色をつけるのもおすすめです。

  そして、この時期のおばあちゃんの知恵といえば、梅干し!
  梅のクエン酸は、暑くて湿気の多い日本の夏バテ対策に効果的。消化を助け、疲労の原因になる乳酸の働きまで抑えてくれる優れものです。梅干しを一粒加えてご飯を炊くと、ご飯がすえてしまう時間が半日は違うそうです。自家製の梅酒でおかずを煮つめてもいいでしょう。

  持ち運びが重くなりますが、簡易保冷バッグや保冷シートをうまく使えば、サラダやディップも楽しめます。熱がこもらないアルミのお弁当箱も、この季節に向くお弁当箱です。昔ながらの竹や籐で編んだ篭(かご)に、心をこめて握ったおむすびだけ、というのもオシャレかもしれませんね。

コラムニスト 鈴木 百合子

「2007年の1世帯あたりの平均所得額」 厚生労働省

厚生労働省が発表しました「2008年国民生活基礎調査(概況)」によります
と、2007年の1世帯あたりの平均所得額は前年比1.9%減の556万2千円と平成に
入ってから最低額だったことがわりました。

 『所得金額階級別』に相対度数分布をみると、「300~400万円未満」が13.0%、
「200~300万円未満」が12.8%と多くなっています。
 多くの世帯の実感に近いとされる中央値は448万円であり平均額より低い世帯
の割合は60.9%となっていました。

 なお、生活状況については、「生活が苦しい」と感じる割合は、過去最高の
前回調査に並ぶ57.2%で、11年連続で、過半数を占めました。特に子供がいる
世帯で「苦しい」と回答している割合は多く、62.1%でした。

 調査は昨年6,7月に全国の約4万6千世帯を対象に実施。うち、約6,300世帯に
前年の所得や暮らし向きについて尋ねたものです。

介護職員の8割強が喀痰吸引に不安―日本介護福祉士会調査

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日本介護福祉士会(石橋真二会長)はこのほど、介護福祉士など介護職員が行うことが違法とされている「口腔内の喀痰吸引」などについての調査結果を公表した。それによると、8割強の介護職員が喀痰吸引に「不安を感じている」ことが明らかになった。厚生労働省が開いた「第2回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会」の中で示した。


 調査は今年の5月30日から6月8日まで、同会の総会で配布された調査票や、ホームページに掲載された調査票をファクスで回収する方法で、全国の介護福祉士に対して行った。回収数は1102票だった。

 調査結果によると、喀痰吸引に「不安を感じている」介護職員の割合は83.8%に上り、「感じていない」の10.3%を圧倒的に上回った。無回答は6.0%=グラフ=。
 同会では、不安を感じる理由について、医療行為であり、違法であるにもかかわらず、業務上行わざるを得ないという「制度上の不安」と、喀痰吸引そのものに対する「技術的な不安」が多いと指摘している。

 喀痰吸引について、誰の指導を受けたかという質問では、「看護師」が65.4%、「介護職員のリーダー」が6.1%、「医師」が2.4%だった。「研修や指導を受けたことはなく、体験的に会得した」との回答が19.0%に上っており、同会の木村春恵副会長は「かなり問題とされる数字だ」としている。

 また、「勤務する特養の施設長が、介護職員が喀痰吸引を行っていることを知っていると思うか」との質問に対しては、「思う」が86.9%に上り、「思わない」の4.5%を圧倒的に上回った。現実に介護職員の多くが、違法行為でありながらも喀痰吸引をし、管理者である施設長もそれを認識しているとみられる。

 さらに、一般的に看護職員が出勤している午前8時半から午後5時半までの時間帯でも、介護職員の約4割が喀痰吸引を行っていることも明らかになった。同会では「想定していたよりも多かった」と話している。

 このほか、消化管に通したチューブに流動食を注入する「経管栄養」や「胃ろう」の処置についての調査結果も示された。

高齢者には新型H1N1株に対するある程度の免疫が存在か

「60歳超の成人の3割は、ブタ由来A(H1N1)に対する免疫を有している可能性
がある」。そんなレポートを、米疾病管理センター(CDC)が先日公表しました。
2005年以降に季節性インフルエンザワクチンの接種を受けた人々の血清標本を集
め、ブタ由来A(H1N1)に対する交差反応抗体のレベルを調べた結果、明らかに
なったものです。

 これらの人々は、過去の感染または予防接種により、ブタ由来A(H1N1)に遺
伝子配列と抗原性が類似しているウイルスに暴露していたと考えられる、とCDC
は推測しています。今回の新型インフルエンザ流行では、若年層の感染者が多い
ことが指摘されていますが、その謎を解くカギの1つとなるかもしれません。

「白内障の手術はこわくない」

目には青葉 山時鳥(ほととぎす)初松魚(がつお = 鰹)
 美しい新緑を見、ホトトギスの声を楽しみ、ハシリの鰹を味わうのが江戸っ子
の粋というもの。江戸時代前期の俳人、山口素堂の句のとおり、爽やかな中にも
太陽光線が強くなって、なんとなく心弾むこの季節。「女房を質に入れても…」
なんて失礼なことをいう輩(やから)もいたようですが。

 さて、目に鮮やかな青葉の全体が白く霞んで見えたり、二重に見えたり、眩し
かったりしたら、白内障の恐れあり。白内障はカメラのレンズに相当する水晶体
が混濁し、光がきちんと網膜に到達することができなくなる病気です。最近、父
が白内障の手術をしたので、主治医の先生にしっかりお話を伺いました。


                      コラムニスト 鈴木 百合子

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http://www.gcdental.co.jp/column/vol161.html?utm_id=090527

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