ビタミンEもしくはビタミンCを摂取し続けても、心血管イベントの予防効果は
認められないことが分かった。50歳以上の1万人余の男性を対象に10年間にわた
って介入したPhysicians' Health Study II試験の成果で、Brigham and Women's
Hospital(米、ボストン)のHoward D. Sesso氏(写真)らが11月9日、ニュー
オーリンズで開催されている米国心臓協会・学術集会(AHA2008)で発表した。
ビタミンEもしくはビタミンCを摂取し続けても、心血管イベントの予防効果は
認められないことが分かった。50歳以上の1万人余の男性を対象に10年間にわた
って介入したPhysicians' Health Study II試験の成果で、Brigham and Women's
Hospital(米、ボストン)のHoward D. Sesso氏(写真)らが11月9日、ニュー
オーリンズで開催されている米国心臓協会・学術集会(AHA2008)で発表した。
この数年では最大の流行といわれた2004-2005年のシーズンは、やはり患者数が突出しています。また、2005-06年と2006-07年のシーズンを比べると、流行の規模は同程度ですが、2006-07シーズンの方が流行のピークが遅いことが分かります。こうした傾向は、国立感染症研究所などが発表している公のデータと概ね一致しています。
入院外(外来)のレセプトを、すべて家族(世帯)単位にまとめます。そして、インフルエンザのシーズンを11月~翌年3月として、同一世帯の中でシーズン最初にインフルエンザで医療機関を受診した人を特定します。その診療開始日と、ほかの家族構成員がインフルエンザで診察を受けた日との間隔を測定しました。
これで分かるのは、家庭内の誰かがインフルエンザで医療機関を受診したら、家族で次にかかった人は何日後に受診するのか、です。つまり、おおざっぱにいえば「インフルエンザは何日で家族にうつるか」が分かるはずです。
症研究所などが発表している公のデータと概ね一致しています
脛長を示す膝の高さが高い、あるいは身長に占める膝高比が大きいほど、変形性膝関節症の有症率が高く、既に発症している場合は増悪しやすい傾向があることが確認された。変形性膝関節症のハイリスク者を対象とした観察研究「MOST」のサブスタディの成果で、米ボストン大学医学校臨床疫学講座准教授のJingbo Niu氏らが、サンフランシスコで開催中の米国リウマチ学会(ACR2008)のポスターセッションで10月26日に発表した。
お互いに気をつけましょう!
中国の伝統的な運動として知られる太極拳は、変形性膝関節症の治療に有効であることが示唆された。太極拳に取り組むグループと通常のストレッチを行うグループに分けて、効果を検討したところ、太極拳群で痛みや身体機能などに有意な効果を認めた。タフツ・メディカルセンター(米、ボストン)のChenchen Wang氏(写真)らが10月26日、サンフランシスコで開催されている米国リウマチ学会(ACR2008)で発表した。
(院長談)
恐るべし中国3000年の歴史です。
運動靴の靴底に切り込みを入れるだけで変形性膝関節症の発症や増悪を予防できる可能性がある――こんな興味深い研究成果が報告された。ゴム底に適切な切り込みを入れることで動きの自由度が増し、変形性膝関節症の悪化要因となる膝の内転モーメントが減少するという。米シカゴのラッシュ医学校のNajia Shakoor氏らが、米サンフランシスコで開催中の米国リウマチ学会(ACR2008)のポスターセッションで10月26日に報告した。
【補足・訂正】
「靴底に十字の切り込みを入れる」としましたが、本研究の提示例では大きな十字の切り込みに加え、2カ所の切り込みを入れています。また靴の柔軟性を上げるのが目的であるため、靴底の性状により、切り込みの位置や数は変更される可能性があります。
千葉・船橋市の小学校で、6年の男子児童(12)が給食で食べたパンをのどに詰まらせて窒息死していたことがわかった。
死亡した男子児童が通っていた船橋市立峰台小学校によると、今月17日の給食の時間に、男子児童が給食で食べたパンをのどに詰まらせ、倒れたという。このパンは直径約10センチのはちみつ味で、男子児童はパンを2つにちぎり、まとめて口に入れた際、のどに詰まらせた。男子児童は廊下の手洗い場で一部をはき出して教室に戻ったが、そのまま意識を失い、搬送先の病院で死亡した。死因は窒息死だった。
学校側は「対応に問題はなかった」とした上で、再発防止に努めるという。
私の友人や知人の中には、健康診断で脂質異常症(高脂血症)を指摘されて内科にかかり、薬を飲んでいるという人が何人かいます。でも、彼らの多くは「薬を飲んでいるから大丈夫」と言い訳しながら、相変わらずの暴飲暴食を続けています。
この春から、いわゆる「メタボ健診」が始まり、その莫大な経済効果や診断基準の妥当性が話題になっていますが、いくら健診で指摘を受けても、そして治療を始めても、私の知人のような態度で結果的に疾患が改善しなければ、健診には何の意味もありません。
中でも、中性脂肪が非常に高いことを健診で指摘され、投薬まで受けているのに、その9割が改善していないように思えます.
ネットの反対署名1万1000を突破
1歳10ヶ月の男児が2008年7月、凍らせた一口タイプのこんにゃくゼリーを飲み込んで窒息、08年9月に死亡した事故を受けて、野田聖子消費者行政担当相が08年10月2日、こんにゃくゼリーメーカー最大手「マンナンライフ」の鶴田征男会長らを内閣府に呼び、再発防止策の提示などを求めた。その席で野田氏は「(従来の)小さな警告マークのみの商品は自主回収し、一から出直すことも考えては」などと促した。
一方のマンナンライフは、「行政の要望に対し、時間的に早急な対応が困難」などとして、事故があった「ミニカップタイプ」の製造を、10月8日から当面の間、中止することになった。
ところが、これと時期を同じくするように、「もちや米も窒息のリスクがある」という指摘も出て、「こんにゃくゼリーの『狙い撃ち』はおかしい」といった「こんにゃくゼリー擁護論」が広がりを見せているようなのだ。
例えば、J-CASTニュースが掲載した「『こんにゃくゼリー』法規制混迷 『もち』『米』も危険という声も」という記事にも、多くの「擁護コメント」が寄せられているほか、ネット上で署名活動を行うサイト「署名TV」では、10月3日から、こんにゃくゼリー販売中止への反対を呼びかける署名活動が始まっている。当初の目標が1000だったのに対して、10月17日午後には、1万1000を突破している。
10月17日19時45分配信 J-CASTニュース