厚生労働省は、2006年11月に実施しました、「国民健康・栄養調査結果の概
要」を発表しました。
それによりますと、国内の成人の糖尿病患者と予備軍の総人数は2006年時点で
約1,870万人に上り、2002年の前回調査より250万人(15.4%)も増えたと推計さ
れることがわかりました。
男性が880万人、女性は990万人で5.6人に1人となる計算です。
年代別の人口に占める割合は、70歳以上が34.8%と最多で、次いで60代の29.0
%、50代23.0%、40代13.6%、30代4.1%、20代1.1%。
また、食習慣の状況につきましては、朝食の欠食率は、男女共に20歳代で最も
高く、男性30.6%、女性22.5%であり、30歳代以降は、年齢が高くなるに従い、
低くなっていました。70代以上では男女共に約2%でした。
夕食開始時間については、男女共に20~60歳代において、午後9時以降に食べ
る者の割合が増加しており、特に、平成18年は男性の30歳代、40歳代においては、
午後11時以降の者が7.0%以上でした。
この調査は全国の約3,600世帯を無作為に抽出した4,296人の血液検査結果や調
査票への回答を基に、成人全体の推計値を算出したものです。