「高齢者の発熱は入院精査か在宅管理か」
高齢者の発熱は在宅管理を優先する立場から、祐ホームクリニックの武藤真祐氏がさらに論じる。入院に頼らなくても、患者を診断、治療できると説明。
高齢者の発熱を在宅で診療する実態を症例とともに説明。
家族はできる限り在宅を希望する場合も。入院はあくまで補助的。
在宅を取り巻く環境も充実。「高齢者発熱に十分対応可能」と見る。
「高齢者の発熱は入院精査か在宅管理か」
高齢者の発熱は在宅管理を優先する立場から、祐ホームクリニックの武藤真祐氏がさらに論じる。入院に頼らなくても、患者を診断、治療できると説明。
高齢者の発熱を在宅で診療する実態を症例とともに説明。
家族はできる限り在宅を希望する場合も。入院はあくまで補助的。
在宅を取り巻く環境も充実。「高齢者発熱に十分対応可能」と見る。
ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることを、富山大学和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授(46)らの研究グループが動物実験で突き止めた。
病変した神経細胞を回復させる効果も確認され、治療薬開発につながると期待される。
成分は、ヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニン。実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0・12ミリ・グラムずつ、20日間連続で注射した。その後、記憶力を試すと、注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。
アルツハイマー病はアミロイドβ(ベータ)と呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る。実験では、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに、軸索が正常な状態に戻っていたことが分かった。
読売新聞 7月26日(木) 配信
105歳以上の長寿者と神経難病患者由来のiPS細胞(新型万能細胞)を変化させた神経細胞を比較すると、患者の細胞からでる、病気発症にかかわるたんぱく質の量は、長寿者の2倍に上ることが慶応大学の研究でわかった。
難病発症しやすさの解明、予防などにつながる成果で、米科学誌プロスワン電子版に26日発表する。
鈴木則宏教授と伊東大介専任講師らは、105-110歳で亡くなった2人の皮膚細胞を採取して、作製したiPS細胞を神経細胞に変えることに成功した。
同様に、神経の難病であるアルツハイマー病とパーキンソン病の患者からiPS細胞を経て神経細胞に変化させた。
これらの神経細胞を培養し、アルツハイマー病の発症にかかわる「ベータアミロイド」など毒性を持つたんぱく質の生産量を比べた。患者の細胞のたんぱく質は、長寿者の2倍に達した。2人の長寿者は、神経難病を発症しなかった。
東日本大震災の被災地では、在宅医療に不可欠な訪問看護ステーションの開業基準が従来の看護師2・5人(常勤換算)から特例として1人に緩和されている。多くの介護施設が被災し介護サービスが悪化するのを防ぐための措置だが、期限は9月末まで。新たに開業した看護師たちからは基準の撤廃を求める声が上がっている。
体重の減少による血清HDLコレステロール(HDL-C)値やトリグリセリド(TG)値の改善は、コーヒーを摂取していると、より効果的である可能性が示された。東京大学循環器内科の坂本愛子氏らが、7月19日から福岡で開催中の第44回日本動脈硬化学会(JAS2012)で発表した。
コーヒーの摂取は脂質代謝に影響を及ぼすと言われている。しかし、体重減少が脂質代謝パラメーターに及ぼす影響が、コーヒー摂取によって変化するか否かについては明らかになっていないため、今回検討を行った。
検討では、2007年から2009年までの2年間連続で人間ドックを受診した1268人(うち男性829人)を登録した。コーヒーの摂取量は、1日0杯の人が23.0%、1~2杯が60.1%、3~4杯が14.5%、5杯以上が2.4%だった。初回受診時の対象者の背景をコーヒーの摂取量別に比較すると、コーヒーを摂取している方が若かった。一方、BMI、腹囲、ALT、脂質値などに有意差はなかった。今回の検討では、コーヒーを1日1杯以上飲む習慣があった77.0%を摂取群、飲む習慣のない23.0%を非摂取群とした。
日本老年医学会は27日、高齢者の終末期医療における胃ろうなどの「人工栄養」について、開始する際は慎重に検討し、差し控えや中止も選択肢とする新たなガイドラインを公表した。
管を使って胃に栄養を送る胃ろうをめぐっては、患者に苦痛を与えたり、穏やかな最期を妨げたりする場合があるとして医療関係者らから疑問の声が上がっていた。医療や介護の現場に向け、近く学会ホームページで公開する。
ガイドラインでは、人工栄養を開始する際は「口からの栄養摂取ができないかどうかを見極める必要がある」と指摘。その上で、延命効果が得られるかどうかだけでなく「本人の人生をより豊かにするかどうか」という観点から、差し控えも含めた最善の方法を選択すべきだとした。介護する家族の負担や、患者の生活環境についても個別に配慮するよう求めている。
作成に関わった飯島節(いいじま・せつ)筑波大大学院教授は「医学的な妥当性だけでなく、倫理的な妥当性を目指した」と説明。「現場の声を聞き、社会情勢を考慮しながら一定期間ごとに見直していく」とした。
胃ろうは本来、口からの栄養摂取ができなくなった患者が、回復するまでの栄養補給が目的。しかし、回復の見込みがない高齢者にも使われるケースが増え、問題となっていた。
※胃ろう
口からの食事ができなくなった患者の腹部に小さな穴をあけ、流動食や水分を胃に直接送り込む方法。管理が比較的簡単で、不要になった場合は閉じることもできる。在宅介護の増加や技術の進歩を背景に、ここ10年ほどで急速に普及した。人工的に栄養を送る方法には、血管から点滴で注入する「静脈栄養」や、鼻から管を入れる「経鼻栄養」などもある。
「65歳以上は高齢者」という常識がもうすぐ変わるかもしれない。国の検討会が3月、この年齢で一律に高齢者とする考え方の見直しを提言。政府が近く閣議決定を目指す新しい「高齢社会対策大綱」に盛り込まれる見通しだ。65歳以上は2055年に人口の4割に達するとみられ、現役世代だけで支えていけるのか心配されている。高齢者像が変われば、元気な人は働いて「支え手」に加わってもらう政策につながりそうだ。社会はどう変わるのだろうか。
何歳から高齢者と言えるのか。専門家によると統一基準はないが、65歳以上とされたきっかけは、国連が1959年にまとめた報告書の年齢区分だという。55年時点の日本人の平均寿命は男63・60歳、女67・75歳で「65歳=高齢」に違和感はなかった。65歳はその後、基礎年金支給や介護保険の利用、多くの高齢者施策の対象年齢になった。
ところが高齢化で事情は激変。2010年の平均寿命は男79・55歳、女86・30歳。内閣府が09年、60歳以上に実施した調査では、65歳以上を高齢者と考える人はわずか11%。総務省調査(07年)では65~69歳の男性の半数が働いている。
歯周炎は歯を失う主要な原因とされるが、関節リウマチ(RA)の発症リスクが高いRA患者の1親等血縁者(FDRs)を前向きに追跡したところ、歯の本数が少ない人ほど、関節腫脹を発症するリスクが高いことなどが示された。6月9日までベルリンで開催されていた欧州リウマチ学会(EULAR2012)で、イタリアHopitaux Universitaires de GeneveのAxel Finckh氏らが発表した。