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手足口病、過去最多を更新- 感染研

手足口病の小児科定点医療機関当たりの患者報告数が、7月11-17日の週は10.97で、1982年の感染症発生動向調査の開始以来最多となった前週の9.72をさらに上回った。26日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめ(速報値)で分かった。

 手足口病の定点当たり報告数は、5月9-15日の週から10週連続で増加していて、前週からは1.25ポイント増えた。

 都道府県別に見ると、佐賀の39.65が最も多く、以下は福岡(37.15)、熊本(30.25)、兵庫(26.24)、愛媛(24.92)などと続き、西日本で多発している。

 手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する疾患で、同センターは「例年7月中旬から下旬に掛けてピークになることが多い」と、引き続き注意を呼び掛けている。

介護職員のたん吸引、研修体系を了承- 厚労省検討会

厚生労働省の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(座長=大島伸一・国立長寿医療研究センター総長)は7月22日、介護職員がたん吸引などを実施するに当たり、事前に受講する研修のカリキュラム案を了承した。厚労省はこれに基づいて省令案を策定、8月中にパブリックコメントを募集した上で、9月にも公布する予定。
厚生労働省の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(7月22日、東京都内)
 一定の研修を受けた介護職員らがたん吸引などを行えるようになるこの制度は、6月に成立した改正社会福祉士及び介護福祉士法に盛り込まれており、来年度から施行される。
カリキュラム案によると、介護職員らが実施できるようになるのは、たん吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)と、経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)。これらを実施するためには、講義とシミュレーターを使った演習から成る基本研修と、施設や在宅などの現場でたん吸引などのケアを行う実地研修の両方を受講する必要がある=図=。ケアの対象者や職員の業務の必要性に応じて研修内容は異なる。

 介護職員や既存の介護福祉士については、不特定多数の利用者を対象とする場合と、重度障害者など特定の利用者を対象とする場合に区別される。
 このうち、不特定多数の利用者を対象とする場合はさらに、▽たん吸引と経管栄養について、対象となるすべての行為を行う▽気管カニューレ内を除くたん吸引と、経鼻以外の経管栄養を行う―の2類型に分けられる。どちらの場合も、基本研修として50時間の講義と演習を受講した上で、それぞれの類型で必要な実地研修を受ける。修了後に都道府県の認定を受ければ、登録された事業者でたん吸引などを実施できる。
 一方、特定の利用者を対象とする場合は、重度訪問介護従事者養成研修と併せて20.5時間の基本研修と、その利用者に必要な行為についての実地研修を受ける。認定後は、その利用者に対してのみ、研修を受けた行為を実施できる。

夢中の心臓マッサージ、川底の男児救った看護師

看護師の冷静な対応が、尊い命を救った。

 17日、高知市万々の久万川で溺れた小学1年男児を救助した近くの看護師上総真由美さん(37)は、周辺住民にも協力を呼びかけ、迅速な救命措置につなげた。

 「男の子が溺れている」と息子から聞いた上総さんは、近くの民家のドアをたたいて応援を求めた後、川底に沈んでいた男児を引き揚げ、心臓マッサージを実施。この間に近所の住民が119番しており、男児が息を吹き返すとすぐに病院へ搬送することが出来た。

 駆け付けた消防隊員は「心臓マッサージのおかげで助かったと思う」と話し、上総さんは「1人ではだめだと思い応援を呼んだ。無我夢中であまり覚えていないが、助かって本当によかった」と話していた。
2011年7月18日 提供:読売新聞

保険医療費、都道府県間で1.58倍の差- 前年度とほぼ変わらず

国民健康保険(国保)と後期高齢者医療制度を合わせた一人当たりの保険医療費を都道府 県別に見ると、最も高い高知と、最も低い千葉で1.58倍の開きがあることが7月7日、厚生労働省が公表した2009年度の医療費マップで明らかになった。前年度の1.57倍とほぼ変わらなかった。

 医療費マップは、同省が一人当たりの保険医療費を都道府県別にまとめたもの。
 09年度の医療費マップによると、一人当たりの保険医療費の全国平均は44.5万円で、前年度から1.5万円増えた。

 都道府県別に見ると、高知の57.2万円が最も高く、以下は山口の56.1万円、広島の55.8万円、大分の55.2万円と続いた。
 一方、最も低かったのは、千葉の36.3万円だった。このほか、沖縄の36.9万円、埼玉の37.0万円、茨城の37.6万円なども低かった。

ALS 新薬、治験へ 動物で生存期間1.6倍 東北大病院

全身の筋肉が徐々に動かなくなる「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の進行を遅らせる新薬の臨床試験(治験)が、東北大病院(仙台市)で今月中にも始まる見通しとなった。動物実験で発症後の生存期間が1・6倍に延びることが確認されており、治験で安全性や有効性を確認できれば、ALS治療の選択肢が広がると期待される。

 ALSは運動ニューロン(神経細胞)が次々と死滅し、脳からの指令を筋肉に伝えられなくなる。呼吸のための筋肉も動かせなくなるが、知覚は正常に保たれるため、「最も過酷な神経難病」と言われる。推定患者数は国内に約8500人、世界で35万人。発症すると3~5年で80%以上が死亡する。

 東北大の青木正志教授(神経内科学)らのチームは、親から子に遺伝する型のALSで、発症に関わる遺伝子を発見。この遺伝子を操作し、ALSを発症させたラットを作った。ラットに、細胞を増殖させる働きのあるHGF(肝細胞増殖因子)というたんぱく質を投与すると、発症から死亡までの期間が平均で17日から27・5日に延びた。HGFが運動ニューロンの死滅を防ぎ、進行を遅らせたとみられる。
2011年7月11日 提供:毎日新聞社

唾液でも前立腺がん把握 再発・転移でPSA高値

前立腺がんの腫瘍マーカーで血液検査に使われるPSA(前立腺特異抗原)は患者の唾液にも含まれ、がん手術後の再発や転移を調べるのにも有効だとの研究結果を、神奈川歯科大の槻木恵一(つきのき・けいいち)教授(唾液腺健康医学)らのグループが2日までにまとめた。

 PSAはがん以外の前立腺の病気でも数値が上がる。唾液は血液に比べ採取が簡単なのが利点で、槻木教授は「大規模な研究を進め、がん手術後の検査だけでなく、がんを含めた前立腺疾患の検診にも使えるようにしたい」と話している。

 PSAは普通に前立腺から分泌される物質だが、がんなどの患者では血中の濃度が高くなる。グループは、唾液が血液から作られ血液成分を反映していることに着目。唾液を分泌する唾液腺ではPSAが作られないことも確認した上で、前立腺がんの手術をした患者31人の血液と唾液中のPSAとの関係を調べた。

 その結果、術後に再発や転移が見つかった11人は、PSAの血中濃度が1ミリリットル中2・5ナノグラム(ナノは10億分の1)以上と高かった上、血中濃度が上がるにつれ唾液中の濃度も上がっていた。一方、経過が良かった20人は血中濃度が低く、PSAは唾液にもほとんど含まれていなかったという。

旭川地区在宅ケアを育む会 講演会開催のご案内

厚生労働省 老健局総務課 課長 大澤 範恭氏をお招きして下記要領にて講演会を開催する運びになりました。ご多忙のことと存じますが万障お繰り合わせの上、ご出席賜ります様お願い申し上げます。 
日時: 平成23年6月25日(土)15:00~17:00
 場所: 旭川グランドホテル 「彩雲」3F
    旭川市6条通9丁目 ℡ 0166-24-2111
<特別講演>
座長:医療法人社団みどりの里 リバータウンクリニック
院長 鈴木 康之先生
演題:『介護保険制度の 見直しについて』
講師:厚生労働省 老健局総務課
課長 大澤 範恭 氏

特定健診・保健指導の見直し議論スタート/25年度以降の新制度へ

25年度から始まる新たな特定健診・保健指導のあり方を検討するため厚労省は4月25日、「保険者による健診・保健指導の円滑な実施に関する検討会」(座長・多田羅浩三日本公衆衛生協会理事長)をスタートした。
 治療中の人の保健指導や非肥満者への対応、後期高齢者支援金の加算・減算制度など課題は多く、初回から委員が各立場の主張を展開した。
     「国保情報(国保中央会発行)№1006~1007より転載」

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