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3回目接種後3カ月で、3~5%「ブレイクスルー感染」か

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン3回目接種後3カ月以内に、3~5%程度の「ブレイクスルー感染」が起きるリスクがある――。ワクチン接種後の副反応や抗体価の変化を調べるコホート調査から見えてきた。9月2日、代表研究者の伊藤澄信・順天堂大学革新的医療技術開発研究センター特任教授が9月2日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議(座長:森尾友宏・東京医科歯科大学発生発達病態学分野小児科教授)に報告した(資料は、厚生労働省のホームページ)。

 調査では1、2回目にファイザー製、もしくはモデルナ製のワクチンを接種した後に3回目にファイザー製、モデルナ製をそれぞれ接種した場合の接種後の抗S抗体価の量を調べた。1、2回目がファイザー製だった場合、3回目接種の6カ月後には、3回目接種1カ月後の約3割程度まで抗体価が低下していた。1、2回目がモデルナ製だった場合、3回目接種の3カ月後には、3回目接種1カ月後の約5割程度に抗体価が低下していた

青山こどもクリニック(以下、本院)について教えてください。

このたび、岡山市の北部市街地に青山こども岡山北クリニック(以下、岡山北)を開院されました。開院までの経緯を教えてください。

 本院を開院してから5年ほど経ち、自分が行ってきた医療がある程度地域に認められたという実感があり、さらに診療幅を広げてもいいかなと思っていたところ、国立岡山病院の後輩である、さとう小児科医院の佐藤幸一郎先生から、自分は一線から身を引くことを考えているため、この場所で後を継いでもらえないかという話がありました。長い間、地域の医療を支えてこられたこの医院には、地元だけでなく小児科の医療機関が少ない県北からも多くの患者さんが通ってきていましたので、せっかく続いてきた地域医療の灯を消してはいけないと思いました。

 佐藤先生は1人で診療されていましたが、私のクリニックは365日診療を掲げていますので医師が3人必要です。2021年8月に相談を受けてからさっそく周囲で思い当たる医師に声をかけたところ、ありがたいことに3人の協力者が得られました。

 施設は、さとう小児科医院の建物をそのまま再利用し、間取り、内装などを3カ月かけて改装しました。3部屋の診療室、そのうち1室には簡単な手術ができる設備を整えたほか、COVID-19やインフルエンザといった感染症に対応する隔離室も設けています。

74歳で開業、79歳で2軒目を開院した現役小児外科医-青山興司・青山こども岡山北クリニック理事長に聞く

国立岡山病院(現国立病院機構岡山医療センター)に勤務以来、50年にわたり岡山の小児科・小児外科医療を牽引してきた青山興司氏。79歳という年齢にもかかわらず、5年前に岡山市に開業した小児科・小児外科の青山こどもクリニックに加え、2022年7月に後輩医師や患者たちの切なる声に応えて市内に2軒目のクリニックとなる青山こども岡山北クリニックをオープンした。新たなクリニックとその運営について青山興司氏に聞いた

手足口病、道内で3年ぶり流行 各地で警報レベル こまめな手洗いで拡大防止を

子どもが夏にかかりやすい感染症「手足口病」が道内で3年ぶりに流行している。道立衛生研究所(札幌)によると、8月以降の1定点医療機関当たりの患者は全道で4人超と警報発令基準(5人)に近い状態が続く。新型コロナウイルス流行に伴い感染症対策が広がり直近2年は流行がなかったが、今夏は道央を中心に全道各地で感染が増加。専門家は手洗いなどの徹底を呼びかけている。

 手足口病はウイルスによる感染症で、口の中や手足に水疱(すいほう)性の発疹が出て、発熱や喉の痛みがある。感染者は5歳以下が90%前後を占める。大半は数日で回復するが、まれに髄膜炎など重症化するケースもあり、強い頭痛や意識が朦朧(もうろう)とするなどの症状がある場合は注意が必要という。

手足口病が流行 宮城県が3年ぶり警報

宮城県は25日、乳幼児を中心に水疱(すいほう)性の発疹や発熱、食欲不振などの症状が出る手足口病が流行しているとして警報を出し、注意を呼びかけた。警報発表は3年ぶり。

 県疾病・感染症対策室によると、8~14日の1定点医療機関当たりの患者数が5・19人となり、警報開始基準の5人を超えた。

 15~21日には7・07人に増加。地域別では、仙南を除く4保健所管内で5・00~7・00人となり、仙台市は8・96人だった。

 手足口病は全国的に流行しており、夏に流行のピークを迎える。同室は(1)食事前・排せつ後のせっけんと流水によるこまめな手洗い(2)家族が感染した場合はタオルの共用を避ける-などの対策を促している。

新型コロナ:新型コロナ カロナール適切な処方を 「第7波」拡大、需要急増

新型コロナウイルス感染者の急増で供給が厳しくなっているとして、医療機関で処方される解熱鎮痛剤「カロナール」の製造元が出荷調整をしている。副作用が少なく、子どもや妊婦らに使いやすいとされるが、不足すると必要な人に届かない恐れがある。厚生労働省は医療機関や薬局に買い占めないよう呼びかけた。専門家は「患者によっては同様の効能がある薬に置き換えられることもある」と指摘している。

 東京都練馬区にある桜台薬局では7月にカロナール錠剤約2000錠を処方した。例年ならこの時期の処方量は多くて500~600錠。需要が爆発的に増えたのは新規陽性者が急増した7月から。8月も数日で1000錠以上を処方した。東京都薬剤師会の会長も務める永田泰造局長は「(コロナ禍の前なら)インフルエンザも流行していない夏の時期にはありえなかった量だ」と話す。

 「カロナール」(一般名・アセトアミノフェン)は発熱や喉の痛みに有効とされ、新型コロナの患者にもよく処方されている。製造元の「あゆみ製薬」(東京都)は7月29日、感染拡大の「第7波」で需要が急増し、注文に応じ切れなくなったとして、出荷調整を始めたと発表した。

 永田局長は「在庫不足に陥っている薬局もあるが、発熱外来の近くなど、在庫のある薬局もある」と話す。加えて解熱鎮痛剤はロキソプロフェンやイブプロフェン系などが成分の市販薬も含めて複数あるため、今のところ、薬が全く出回らなくなることを心配する必要はないという。そのうえで、「必要な人に必要な薬が行き渡るよう医療関係者には患者一人一人に適切な処方を考えてほしい」と冷静な対応を呼びかける。

道内事業者等事業継続緊急支援金について

 新型コロナウイルス感染症の影響による売上の減少に加え、原材料等の価格高騰による影響を受けている中小・小規模事業者、個人事業者を対象とした支援金の給付が始まります。

 対象となるには、下記の2つの要件をどちらも満たしている必要があります。

(1)2021年11月~2022年10月までのいずれかの月の売上が、2018年11月~2020年3月までの同月比で20%以上減少

(2)2021年11月~2022年10月までのいずれかの月に購入した原材料等の単価が、2020年11月~2021年10月までのいずれかの月の単価よりも増加

 給付額は、中小・小規模事業者10万円、個人事業者5万円。受付期間は、2022年7月27日(水)~2022年10月31日(月)となります。
※給付予定額に達した場合は、期限前に申請の受付を締め切る場合があります。

 申請方法等については、電子申請または郵送となり、2022年7月27日(水)から下記専用ホームページより電子申請及び申請書類等のダウンロードが開始しています。
 なお、希望される先生方は郵送用の申請用紙を送付させていただきますので、本会事務局会計課(011-231-0945)までご連絡願います。

道内事業者等事業継続緊急支援金ホームページ(申請の手引き等)
https://kinkyushien-r4-hokkaido.jp/

不明な点などは下記コールセンターにお問い合わせ願います。

北海道事業継続緊急支援金事務局
TEL:011-350-6711(平日8:45~17:30)

医・工「互いの強み さらに」 東工大・医科歯科大統合へ…学生ら「研究レベル向上を」

「東京医科歯科大と東京工業大が統合協議を開始へ」とのニュースが流れた8日、学生や関係者から驚きや期待の声が聞かれた。

 東工大1年の男子学生(19)は「一報を聞いてびっくりした。医学系の授業が開講されたら受けてみたい」と話す。受験時、医師を目指すか迷ったが、人工血管などの研究で患者を支えようと考え、東工大物質理工学院を選んだ。「統合で、研究の連携が進んでほしい」と願っている。

 医歯大医学部4年の男子学生(22)も驚きの表情を見せながら「東工大はノーベル賞受賞者も出し、研究レベルは高い。統合で学ぶ内容や大学のイメージが向上しそう」と期待した。

 統合後の名称が気になる学生もいる。同大医学部4年の男子学生(21)は「東京医科歯科大の名前に憧れて入学した」と語り、東工大大学院修士2年の男子学生(23)も「大学名の文字がにじむ正門の看板は伝統の証し」と述べ、ともに大学名は残してほしいという。

 ある国立大の学長は「世界的な大学ランキングは、理系の教員数や論文数がものを言う。順位の大幅アップは確実だ。国際卓越研究大の認定でも、有利になるだろう」とみている。

 文部科学省の幹部は「統合は単なる足し算ではなく、かけ算にならなければ意味がない。それぞれの強みが生きることを期待したい」、別の幹部は「伝統校の統合は簡単でなく、協議が進まない例もある。今後の協議を見守りたい」と述べた。

 受験生に与える影響はどうか。駿台予備学校の石原賢一・進学情報事業部長は「ロボットを使った手術や画像診断などの医療工学は成長分野だが、単科大では学内での研究が難しかった。統合で、卓越大を目指す旧帝国大にも大きなプレッシャーとなる。通常、統合すると入学難易度は上がるが、今回は最難関大同士なので、受験生に与える影響は小さいだろう」とみている。

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