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食物アレルギー対応の研修会 エピペン使い模擬訓練

食物アレルギー疾患のある児童生徒の緊急時に的確に対応しようと、市教委は5日、市役所で市内小中学校の養護教諭、栄養教諭などの専門教諭を対象にした食物アレルギー対応の研修会を開いた。参加者はアレルギー症状を緩和する自己注射薬エピペンの練習器具を使った訓練などに取り組んだ。

 市教委は2005年度、「学校給食における食物アレルギー対応マニュアル」を作成。今回の講習会は東京都調布市の小学校で昨年、アレルギーを持つ女児が給食後に亡くなった事故が発生したことを受け、より実践的な対策を進めようと、開催した。

 研修会では、市保健所の上原里程保健医療監が食物アレルギーについて講演。参加した教諭約180人は、アレルギーやエピペンについて学んだ後、練習用エピペンを使い、打つ練習などを行った。

認知症の食事介助

①脳血管障害を原因とする認知症
 飲み込む機能が落ちているケースが多いためVF/VE検査して飲み込む機能を確認して飲み込みやすい食事(食形態、食事姿勢)を用意する
②レビー小体型認知症
 幻視が現れる。手足が震える振戦が起きることがある。介助している人は、手を支えて安定させる。食器の下にマットを敷いて滑らないようにする
 頭がはっきりしたときに食事の時間が来るように生活リズムを作る
③アルツハイマー型認知症
 一皿ずつ出す。箸やスプーンがうまく使えない場合は、おにぎりやサンドウィッチを用意する。口の中にため込む場合は、飲み込んでから次の食材を入れる。口が開かなくなった場合は、下唇にスプーンを触れると口の動きが出る。
 北海道新聞 平成25年7月4日

朝食抜きは心臓発作の危険 米研究、発症率27%高い

45歳以上の人で朝食をいつも食べない人は、食べる人に比べ心臓発作を起こすリスクが27%高いことが22日、米ハーバード大学の研究者らの調査で明らかになった。研究は循環器雑誌に掲載された。

 朝食を抜くとなぜ心臓発作のリスクが高くなるのかは明らかではないが、研究者らの推定によると、朝食を取らない人はあとで空腹感が強まり昼食や夕食でより大量の食事を摂取する傾向にあり、この結果、体が短時間に大量のカロリーを処理しなければならず、血糖値が急速に上昇、動脈の梗塞を招く可能性があるという。

 研究者らは1992年に45歳以上の2万7000人近くを対象に食習慣を調査、その16年後の経過を比較検討した。その結果、喫煙、飲酒、ダイエット、高血圧などの要因も加味すると、朝食を取らない人は取る人に比べ心臓発作を起こす可能性が27%も高いことが明らかになったという。

生活保護の減額始まる 下げ幅、過去最大 集団訴訟の動きも

生活保護費の基準額が国の予算で1・5%引き下げられ、1日から新たな額での支給が始まった。引き下げは2004年度以来で、食費や光熱費など日常生活の費用に充てる「生活扶助」が対象。15年度までに予算を計670億円(6・5%)減らす。下げ幅は過去最大。

 受給者の一部は反発しており、引き下げは不当として行政不服審査法に基づく審査請求を1万人規模で申し立てる動きが出ている。請求が却下されれば、集団訴訟を起こす方針だ。

 生活保護の支給は毎月1~5日の自治体が多い。金融機関の口座への振り込みや、福祉事務所の窓口などで受け取る。

空間除菌剤の誤飲で呼吸困難

日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会は7月26日、Injury Alert(傷害速報)欄に新たに「ウイルス除去と称されている製品による中毒(No.40)」を掲載した。「空間除菌」をうたうウイルス除去剤の中身を1歳9カ月の男児が誤飲し、メトヘモグロビン血症を起こした事例だ。一時はPICUでの呼吸管理が必要な重体に陥るも、以後は回復し、約1週間で後遺症なく退院している。

 委員会は、製品の仕様に問題があるため改善が不可欠と提案している。使用開始時、顆粒をゲル状にするために15分ほどボトルの蓋をせずに放置する必要があり、今回はこの15分間で母親が目を離した隙に誤飲が起こった。改善案として、ゲル化のために蓋を開ける必要をなくしたり、子どもの気を引くような色や匂いを付けたりしないことなどを挙げている。

 製品に含まれる二酸化塩素は水中で亜塩素酸塩、塩素酸塩、塩素イオンに分解する。うち亜塩素酸塩がメトヘモグロビン血症を来すことが知られている。なお、次亜塩素酸塩ナトリウムを含み、首にかけて使用するウイルス除去剤「ウイルスプロテクター」は化学熱傷を起こしたことから、消費者庁が使用中止を勧告している。

唾液介して感染、EBウイルス

EBウイルスが感染する経路と潜伏するメカニズムをもう少し詳しくお話しましょう。まず、ウイルスはだいたい口を通じて唾液から入り、上咽頭の粘膜に付着します。そこで、咽頭の粘膜と、そこのB細胞に感染します。B細胞は中でさかんにウイルスを作って、ウイルス粒子を排出します。これらの細胞は細胞障害性T細胞(CTL:Cytotoxic T Lymphocyte)のターゲットになり、排除されていきます。

 EBウイルスの感染症によって「伝染性単核球症」が生じると、末梢血中にリンパ球がかなり増えます。増えているリンパ球ってどちらだと思いますか。B細胞でしょうか。T細胞でしょうか。実はCTLなんですね。T細胞です。B細胞ではなくて、CTLによって免疫反応が起こっているのです。この免疫反応が肝臓の炎症を起こしたり、強い発熱を起こしたりする原因になり、身体を傷害するのです

化学物質過敏症、便利さのひずみ 症状苦しむ女性、呼吸困難も

映画「奇跡のリンゴ」の主人公の妻と同じ、化学物質過敏症で苦しむ女性が福井県鯖江市にいる。普段から重厚なマスクが手放せず、食事制限も厳しい。女性は「化学物質は世の中を便利にした一方で、多くの犠牲者を生んでいる。どんな未来、生き方を選ぶか、考える参考にして」と話している。

 同市新横江2丁目の高橋直恵さん(42)。34歳のとき、介護士として勤務した新築の施設でシックハウス症候群の症状が現れ、立ちくらみしたり、肌が赤く腫れたりした。2年後に嫁いだ住宅で揮発性のシロアリ防除剤によって悪化、化学物質過敏症と診断された。現在は夫の協力を得て実家で暮らす。

 夏場の農薬散布時期に薬を吸い込むと全身が硬直する。田畑から1キロ離れても呼吸困難になるため、散布日の未明に山に逃げ、午後に家に戻る。なるべく無農薬栽培の野菜を食べ、塾講師の仕事中も活性炭入りのマスクが手放せない。香水、たばこ、洗剤、整髪料…。街にあふれる化学物質が体をむしばむ。

 もともとおしゃれ好きで、カップラーメンが好物だった。喫煙もした。今では化粧はもちろん、白髪染めすらできない。

 「健康を顧みず、好きなだけ美容や飲食を楽しんだ。農薬やハウスダストだけが原因でなく、体に負担をかけ続けてきた自分にも責任がある」と高橋さんは考えている。

 手製のチラシなどで化学物質の危険性を訴える中、数多くの過敏症患者と知り合った。「軽度の方を含めれば患者は決して珍しくなく、年々増えている印象。世の中が便利になるのと同時に化学物質が増加しているのだと思う」。現代社会の“ひずみ”に怖さを感じているという。

めったにしないお代わりで…給食アレルギー死

東京都調布市の市立小学校で昨年12月、食物アレルギーのある5年生の女子児童が給食後に死亡した事故を受け、再発防止策を議論してきた同市の検討委員会は23日、教職員の研修強化などの対策を盛り込んだ報告書を長友貴樹市長らに提出した。

 この際、亡くなった女児の両親のメッセージが、調布市職員によって涙ながらに代読された。

 メッセージでは、死亡の原因となった料理の「お代わり」について、同級生から聞いた話として、クラス全体で目標にしていた残飯を出さない「給食完食」に貢献するため、めったにお代わりをしない女児が、お代わりの呼び掛けに手を挙げたという。余っていた料理は人気がなく、希望者がほとんどいなかった。

 女児は、体調不良を訴える直前、級友に「給食の完食記録に貢献したかった」と話していたといい、両親は「何かできることがあれば周囲の役に立ちたいという思いが、このような結果を引き起こすことになろうとは。残念でなりません」とした。
読売新聞 7月23日(火) 配信

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