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胃ろうや人工呼吸器、7割が望まず…厚労省調査

末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかった。

 調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。

 末期がんの場合、水分補給の点滴は61%が「望む」だったが、胃ろうは「望まない」が72%、人工呼吸器も67%が「望まない」と回答。認知症の場合は、点滴も「望まない」が40%で「望む」は47%。胃ろうや人工呼吸器は、7割以上が「望まない」だった。

 治療方針などをあらかじめ記載しておく「事前指示書」は、70%が賛成した。ただし、実際に作成している人は3%だった。

ブログ炎上の県議自殺か 岩手、病院批判し謝罪

インターネットのブログに病院を「ここは刑務所か」と書き込み、批判が相次ぐ"炎上"状態となった岩手県議会の小泉光男(こいずみ・みつお)県議(56)が同県一戸町で死亡しているのが25日、見つかった。県警二戸署は自殺の可能性があるとみて調べている。

 小泉県議は自身が受診した県立病院で「241番の方」と番号で呼び出されたことに立腹し、今月5日のブログに「ここは刑務所か」と記述。また「会計をすっぽかして帰った」とも記した。

 ネット上で「県議にふさわしくない」などと批判が広がり、小泉県議はブログを閉鎖。17日に記者会見を開いて「公人としての立場を忘れ、著しく思慮に欠けていた。治療費は払った。病院の慣行や歴史を考えず、不適切だった」と謝罪した。

元の居住地 介護費持ち

厚生労働省は10日、高齢者が別の自治体の「サービス付き高齢者住宅」(サ高住)に引っ越した場合、介護サービスの費用を、もともと住んでいた市町村が介護保険財政で負担する方向で検討に入った。高齢者が転入先で介護サービスを利用すれば、受け入れ先の自治体で介護給付費がかさみ、保険料も上昇する。居住地とは別の自治体の特別養護老人ホームなどに引っ越した場合、高齢者が以前の自治体の介護保険に加入し続ける「住所地特例」制度がある。この制度をサ高住にも適用するよう自治体が求めている。
                                 北海道新聞 2013.6.11

給食後に小1 一時呼吸困難…東京・町田

東京都町田市教育委員会は17日、市立小学校で給食を食べた1年生児童が、口の周りの発疹やかゆみ、せきなどの症状を起こし、病院に搬送されたと発表した。命に別条はなく、現在は通常通り登校している。

 発表によると、児童は14日、給食を食べ終わると、「気分が悪い」と訴えて保健室に運ばれた。食物アレルギー症状の疑いがあるとみて、救急車で病院に搬送。一時、呼吸困難となった。同日夕には状態が落ち着き、翌15日午後に退院した。

 この日の献立は、ご飯と肉じゃが、野菜のあえ物、果物、ふりかけ、牛乳。市教委が入学時に行った食物アレルギーへの対応を希望するかどうかを問うアンケートに、児童の保護者は「希望しない」と答えており、症状の原因は特定できていない。

終わり方を考える 在宅医療に多職種連携SNS

急速に広がるツイッターやLINE(ライン)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。この仕組みを在宅医療に生かす取り組みが進む。医療やみとりの現場はどう変わるのか。

 「認知症に加え、体調悪く、身の置き所もない」「嘔吐(おうと)した様子がありました」

 今年5月、80代の胆管がんの男性患者をめぐる土屋医院(東京都豊島区)の土屋淳郎院長(44)と訪問看護師のやりとりだ。

 採血データや体温のほか、気づいた点や患者家族との会話内容も投稿する。以前は緊急時に電話やファクスで伝えていたが、2月にSNSを導入後は情報交換しやすくなった。土屋さんは「患者さんを中心に関係者の連帯感が高まる」と話す。一方、患者や家族は今まで次の往診まで聞けなかった疑問や、医師に話すべきか悩むようなささいな内容を気軽に伝えられる。「関係者が情報を共有することで、患者や家族が『分かってくれている』という安心感をもつようです」(土屋さん)

 男性は今月、区内の別の病院に入院するが、入院先の主治医もSNSに加わる予定だ。

 土屋さんらが利用するのは、医療・介護に特化したSNSシステム「メディカルケアステーション(MCS)」。開発した日本エンブレースの伊東学社長は「医療に必要なのはキュア(治療)とケア。MCSはケアに必要な多職種が連携するためのコミュニケーションツールです」と話す。

肥満の変形性膝関節症患者はBMI30未満でもTKA施行に至るリスクが1.4倍

スペイン・カタルーニャ地方の変形性膝関節症患者コホート(KOA)を用いて追跡研究を行った結果、肥満度が高いほど人工膝関節全置換術(TKA)へ進展するリスクが高く、軽度肥満(BMI25以上30未満)群でも、BMI正常群に比較してTKA実施リスクが40%高いことなどが示された。6月12日から15日までマドリッドで開催された欧州リウマチ学会(EULAR2013)で、英国University of OxfordのKirsten Leyland氏らが発表した。

「ここは刑務所か」…病院批判で県議ブログ炎上

読売新聞 6月13日(木) 配信


 小泉光男・岩手県議(56)(二戸選挙区、無所属)のインターネット上の書き込みが「非常識」などと批判を浴び、ブログの閉鎖に追い込まれていたことが12日、分かった。

 小泉氏は読売新聞の取材に「こんな事態になるのは予想外。思慮の浅はかさを反省している」と話した。17日の県議会議会運営委員会などで説明するという。

 小泉氏の5日付のブログには、県立中央病院の患者を番号で呼び出す対応に立腹したとして「ここは刑務所か!」「会計をすっぽかして帰った」などの記述があった。この記事が発端で、ネット上で大量の批判が殺到する「炎上」状態に。記事は削除されて2日後に釈明コメントが掲載されたが、9日にはブログ自体が閉鎖された。

小樽商大、また未成年飲酒…病院で手当て

小樽商科大学は13日、弓道部1年の男子学生(19)が5月に飲酒し、病院で手当てを受けていたと発表した。

 同校では昨年、アメフト部(当時)の1年生部員(当時19歳)が死亡する飲酒事故が起き、未成年者の飲酒禁止を徹底すると公表していた。弓道部の顧問でもある山本真樹夫学長は、13日に記者会見を開き、「大変残念だ。昨年の事故を受け、大学が一丸となってきたが、未成年の飲酒が発覚し、申し訳ない」と陳謝した。

 発表によると、5月11日、札幌市の北海道大学で、弓道の試合が行われた後、弓道場で食事会が開かれた。この席で酒が出され、1年生部員がコップ入りの焼酎を3、4杯飲んだという。この部員は具合が悪くなり、両親に連れられて病院に行き、点滴治療を受けて帰宅した。事実を把握した大学は、弓道部に3か月間の活動自粛を勧告し、1年生部員と上級生10人を厳重注意した。

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