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北京1日滞在=たばこ21本、大気汚染が深刻化

 中国政府が、大都市で深刻化する大気汚染への対応を迫られている。

 国民の環境意識は高まっており、対策の遅れは社会の不安定化につながりかねない。

業務用マスク

 スモッグが重く低く立ちこめる北京市内。何かが焦げたような臭いが街中に漂う。外をしばらく歩くと、目や鼻、のどに違和感を覚え、室内にいても頭にずんと重みを感じる。

 北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高だが、健康被害をもたらす微粒子状物質(PM2・5)の吸引を確実に防ぐのに必要とされる。安価な偽物も出回っている。

 1月下旬、国営中央テレビのアナウンサーが中国版ツイッター「微博」に、屋外で交通整理にあたる警官が「マスク着用を禁じられている」と書き込むと同情論が広まり、公安省は一転、「状況に応じたマスクの着用」を許可した。

アルコール消毒 ノロウイルス効果薄く

病原体となるウイルスには、アルコール消毒が有効なものと、そうでないものがあります。インフルエンザウイルスなどは脂肪でできた膜を身にまとっているので、アルコールが膜を破壊すると、死滅してしまいます。それでも細菌よりは効きが良くないようです。一方、激しい下痢を起こすノロウイルスなどは脂肪の膜を持っていません。なので、アルコールに触れても、すぐには構造に変化が起きません。何時間もアルコールの中にいれば死滅しますが、手をアルコール消毒するような短い時間では全く効果がありません。せっけんを使ってしっかり手洗いして、付着したウイルスを完全に洗い流さなければ消毒したことにはならないです。
                   北海道新聞 2013.1.16

ノロ厳戒続く

ノロウイルスを主な原因とする感染性胃腸炎の流行が道内で続いている。全国的にも過去10年で大流行した2006年に次ぐペースで患者が増えており、1月も相次いで集団感染が発生している。介護施設や医療機関は、恒例行事の中止や消毒を徹底して、予防に躍起になっている。道保健福祉部は、定点医療機関の患者数は減少傾向にあるとする一方で、昨年は1~4月に計79件の集団感染が報告されたことを挙げ「少なくとも3月ごろまでは注意が必要。ピークを過ぎても油断せずに、手洗いの励行などを心がけてほしい」と呼び掛けている。
                  北海道新聞 2013.1.10

 「 がん手術の集約化が進んでいます 」 

日本の有力経済新聞社が実施した「実力病院調査」によりますと、がんの中
で患者数が多い5部位(胃・肺・大腸・肝臓・乳)の手術が年間2,000件を超え
る病院は4施設あり、がん手術の集約化が進んでいることがわかりました。

 調査は、病名や手術方式で医療費を定額とする「診断群分類別包括払い(P
DPS)制度 *」など5つの公開データを集約し、病気別の治療実績や診療体
制の充実度を分析しています。地域の中核病院で、診療データを患者サービス
の向上に生かす取り組みが広がっていることも判明しています。調査対象は全
国の病院約6,000施設。
 がん5部位の手術件数が最も多かったのは、がん研有明病院(東京・江東)。
2011年度は3,458件(胃780件、肺331件、大腸919件、肝臓235件、乳1,193件)
でした。県立静岡がんセンター(静岡県・長泉町)、国立がん研究センター中
央病院(東京・中央)、東京大病院も2,000件を超えています。これ等の病院は
体への負担が少ない手術方式を採用したり、放射線治療や抗がん剤を組み合わ
せたりして治療の効果を高めています。
 他の病気では狭心症で小倉記念病院(北九州市)など3施設、脳卒中で順心病
院(兵庫県加古川市)など2施設が年間1,000件を超える手術を行っていました。
 診療体制の評価では、PDPSの関連係数を使って「地域医療への貢献」な
ど5項目をA~Dの4段階で評価したところ相沢病院(長野県松本市)がオールA。
同病院は診療データ分析の専門職員を置き、医療の質向上に役立てています。
安全確保などに関する日本医療機能評価機構の審査結果は、100点満点に換算さ
れ、嬉野温泉病院(佐賀県嬉野市)が81点でトップ、亀田総合病院(千葉県鴨
川市)などが80点で続いています。

 全国的な有名病院では、設備を充実し海外も含めての「ゴッドハンド」と称
される敏腕外科ドクターのスカウトや、米国の国際病院評価機構の定める認証
を取得して患者の信頼を獲得するなど、積極的な事業展開がみられます。

*診断群分類別包括払い:PDPS(Pre-Diem Payment System)
 従来の「出来高払い方式」とは異なり、患者の病名や症状をもとに手術など
 の診療行為の有無に応じて、厚生労働省から定められた診断群分類点数をも
 とに、1日当りの定額の医療費を基本として全体の医療費の計算を行う制度。
 2012年4月現在、対象となる診断群分類包括払いは2,241分類、対象病院数は
 1,505施設、対象病床数は479,539床となっています。

デイホスポスで気分転換

がんなどで自宅療養する患者や家族が集まり、音楽やおしゃべりを楽しむ「デイホスピス」を、恵庭市の緩和ケアクリニック・恵庭が行い、好評だ。同じ病気を持つ人と交流したり、気分転換することで生活の質が上がるという。看病する家族にとってもリフレッシュするひとときになっている。
                   北海道新聞 2013.1.10

はじめての在宅介護 安全性高め快適な生活

トイレのスペースが狭く廊下に段差があると、車椅子のままトイレに移動させるのも大変ですよね。家の中を介護しやすい環境に整えておくことは、本人のみならず家族にとっても大切なことです。介護保険制度では、手すりの設置や段差の解消など、要介護度にかかわらず20万円まで改修費が支給され、利用者は1割負担します。手すりや段差以外にも該当する工事が幾つかあります。市町村の担当者に確認しましょう。
                   北海道新聞 2013.1.10

訪問看護ステーション 被災地の特例措置

厚生労働省は東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島の3県に限り特例で訪問看護ステーションの1人開業を認めているが、実際には申請しても自治体の認可がなかなか下りないという。復興途上の地域医療を補うための特例措置が機能しておらず、開業希望者は先が見えない状態に不満を募らせている。
                  北海道新聞 2012.12.28

はじめての在宅介護

家族の介護をしているさなか。介護者も冠婚葬祭で出かけなければならないことがあります。体調を崩して介護が一時的に難しくなることもあるでしょう。そんな時に便利なのが「ショートステイ」です。要介護者が特別養護老人ホームなどの施設に数日から1週間程度短期間入所するサービスで、食事や入浴といった基本的なケアを受けることができます。費用は1日単位で、事業所の種類や利用者の要介護度によって異なります。食費や送迎費などもかかります。利用する際のポイントを二つお伝えします。まず、あらかじめケアマネジャーに相談して施設を探し、契約を取り交わしておきましょう。事前見学した時には、施設の雰囲気を確認しておくことも大切です。
                   北海道新聞 2012.12.27

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