北欧デンマークでは、認知症の高齢者や家族をサポートするために、高齢者専門の精神医療と情報共有体制がきめ細かく構築されているという。9月下旬に同国を訪れた札幌の財団法人「つしま医療福祉研究財団」の対馬輝美理事長(58)に、認知症の高齢者が地域生活を送っている実態について聞いた。
北海道新聞 2012.11.1
北欧デンマークでは、認知症の高齢者や家族をサポートするために、高齢者専門の精神医療と情報共有体制がきめ細かく構築されているという。9月下旬に同国を訪れた札幌の財団法人「つしま医療福祉研究財団」の対馬輝美理事長(58)に、認知症の高齢者が地域生活を送っている実態について聞いた。
北海道新聞 2012.11.1
厚生労働省は15日、生活保護の見直しを衆院選後に先送りする方向で検討に入った。来年度予算案の越年編成が確実な情勢になったことに加え、国民の信任を得た新政権の意向を反映させる必要があると判断した。
厚労省は、厚労相の諮問機関である社会保障審議会の部会で、生活保護費のうち光熱水費、食費などに充てる「生活扶助」の水準と低所得世帯の支出を比較し、支給額が妥当かどうか5年に1度の検証作業をしている。結果を受け基準額を改定することになる。
同時に生活保護制度の見直しと困窮者支援を盛り込んだ「生活支援戦略」も策定中で、いずれも当初は年内に結論を出す予定だった。
生活保護をめぐっては、自民党が保護費の削減方針を打ち出しているほか、日本維新の会も医療扶助(医療費)に自己負担を導入する考えを示している。新政権の枠組みによって、厚労省が現在検討している政策が見直しを迫られる可能性がある。
厚生労働省医道審議会分科会は11月14日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師、歯科医師計60人の行政処分の諮問を受け、44人(医師25人、歯科医師19人)の行政処分を答申、決定した。残り16人は、「厳重注意」14 人、「不問」2人。処分の発行は11月28日。
今回の処分では、2006年に奈良県で発生した医師宅放火殺人事件で、犯人である長男の供述調書の内容や心理検査の結果などをフリージャーナリストに漏らし、秘密漏示罪で有罪となった精神科医の崎濱盛三氏も対象。崎濱氏は2012年2月に、懲役4カ月、執行猶予3年の判決が確定しており、医業停止1年の処分となった。
処分が最も重い免許取消は5人で、医師2人、歯科医師3人という内訳。医師のうち1人は覚せい剤取締法違反の罪で2009年11月に東京地裁で懲役1年6カ月の有罪判決を受けた男性医師。男性医師は、2007年にも同法違反で執行猶予付きの判決が出ていた。もう一人は、病院内での未成年に対する3件の強制わいせつ、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの罪で、2011年12月に懲役2年6カ月、執行猶予4年となった男性医師。歯科医師3人のうち1人は、神奈川県内の大学から受け取った投資名目の出資金約5000万円を横領の罪などに問われ、2011年8月に懲役4年の判決を受けた男性歯科医師。残る2人は、強制わいせつや強制わいせつ致傷の罪で有罪となった男性歯科医師。
医業関連での処分を見ると、診療報酬の不正請求で、詐欺罪となったケースも処分の対象になった。2011年10月に詐欺罪で懲役2年、執行猶予4年となった男性医師で、医業停止3年。判決によると、クリニックの患者2人に対して、診療と投薬した事実がないのに、診療報酬を請求し、約18万6000円をだまし取った。悪質さなどが重視され、刑事事件に発展したとみられるが、厚労省は「詳細は不明」としている。そのほか、診療報酬の不正請求による処分は9人で、内訳は医師2人、歯科医師7人。いずれも医業・歯科医業停止3カ月。金額は122万円から654万円だった(金額未確定が1人)。
また、婦人科および美容皮膚科の診療所を経営する男性医師が、診療報酬による売り上げの一部を除外して所得を秘匿するなどして、2年間で8000万円以上を脱税し、所得税法違反の罪に問われ、懲役1年、執行猶予4年などの有罪判決を受け、医業停止1年の処分となった。医療事故で業務上過失致死罪に問われ、有罪になり、処分された事例はなかった。
アルコールによる道交法違反を見ると、酒気帯び運転の罪が確定した3人(医師2人、歯科医師1人)は、いずれも医業・歯科医業停止1カ月。酒気帯び運転に加えて、人身事故を起こした自動車運転過失致傷やひき逃げの罪が重なったケースの4人(医師3人、歯科医師1人)は、停止期間が3カ月から1年と長くなる傾向があった。
行政処分は、年2回実施される。過去数年の動向を見ると、2007年度111人、2008年度104人、2009年度91人、2010年度70人、2011年度89人。今回の処分は2012年度の1回目で44人であり、処分人数には大きな変動はない。
厚生労働省は14日、生活保護受給者の入院医療費は平均で年46万8千円となり、国民健康保険(国保)と後期高齢者医療の両制度の加入者平均(21万5千円)の2倍以上に達するとの調査結果を明らかにした。外来医療費は生活保護受給者が年18万5千円で、国保などの15万4千円より約2割高かった。
厚労省が同日、民主党の生活保護ワーキングチームに提示。2010年度の生活保護受給者の医療費にあたる医療扶助を、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度の加入者らと比べた。
生活保護受給者は、病気やけがで働けない人や高齢者が多い。さらに長期入院が必要になる精神疾患の患者の割合が高いことも医療費が膨らむ原因と厚労省はみている。
医療扶助は10年度で総額1兆5700億円と生活保護費の約半分を占め、そのうち入院に伴う医療費は57・5%に達する。増加を続ける生活保護費の中で、医療扶助の削減をどう進めるかが焦点の一つとなっている。
病院で働き始めた頃は戸惑うことが多くありましたが、たくさんの方に教えられ、励まされながら、人の気持ちやその受け入れ方を学んできました。こちらの「患者や家族のため」という思いが強いほど、相手の思いや心の変容のタイミングを見逃しがちです。「~してあげる」ではなく、「相手が何を必要としているのか」を相手の言葉から聞き取らなければなりません。あのときは相手を忘れ、自分の正義、親切や思いをぶつけてしまったと、いまだに忸怩(じくじ)たる思いになります。
毎年、多くの人がつるつる路面で転んでけがをして、救急車で運ばれます。札幌市消防局によると、多い年ではひと冬で千人近く搬送されるそうです。年齢が高くなるにつれ、転ぶと大けがにつながります。特に足の付け根の大腿骨近位部骨折は寝たきりになる大きな要因になっています。お年寄りはとりわけ注意が必要です。つるつる路面での転倒や骨折を防ぐには、三つのポイントがあります。一つ目は滑りやすい場所や時間帯、状況について知っておくことです。
二つ目は、つるつる路面で滑っても踏ん張ったり、バランスが取れるよう、日頃から軽い運動をして筋力を高めたり、ストレッチして体を柔軟にすることです。転倒を防ぐための道具も活用しましょう。介護する人も伴侶や親が転ぶことを恐れ「いっそ、外出を控えてもらおう」と考えることもあるでしょう。
北海道新聞 2012.11.1
県は6日、県内の公立学校で今季初のインフルエンザによる学級閉鎖を発表した。坂戸市立北坂戸小学校、入間市立藤沢中学校のそれぞれ1学級で、期間は7日から2~3日間。県保健体育課によると、両校の欠席者は15人。学級閉鎖の目安となる学級生徒数の15~20%以上が欠席していた。同課は本格的なインフルエンザ流行を前に、うがいや手洗いなどによる予防を呼び掛けている。毎日新聞社 11月7日(水)
噴門という言葉をご存知でしょうか。胃に食べ物が入ってくる入り口、つまり食道と胃の境目の部分を指しています。確かに解剖して噴門を胃の中から見てみると、肉が円すい状に盛り上がって、その中心に穴があるように見えるので、まるで火山の噴火口のように見えます。「食道から食べ物が噴き出る」というイメージです。この「噴き出る」という感じが、噴門の重要なはたらきです。普段の噴門は、周りの筋肉が強く収縮して硬く閉まっています。これにより、胃の内容物が食道に逆流することを防いでいます。なぜ、それが必要か?というと、胃の内容物は胃液のために強い酸性になっているからです。胃は食べ物を貯蔵して、腸で消化吸収を緩やかに行うように調節する臓器です。食べ物を貯蔵している間に、細菌が繁殖して腐敗することを防ぐために、強い酸で殺菌を行うのです。
しかし、食道は食べ物を通過させるために壁を薄くしているので、この強い酸に耐えられないのです。そこで、普段は噴門を閉じて、胃液が食道に逆流しないようにしているのです。しかし、閉まりっぱなしでは役に立ちません。のみ込まれた食べ物が食道を通過して、噴門を通過する瞬間だけ、周りの筋肉がゆるんで、食べ物の塊を胃へ導き、再び強く締めるという反射が起こります。この噴門の大事なはたらきが不調になっていると、食道の粘膜が胃液に侵されて胸やけなどの症状が出ます。これが逆流性食道炎です。ストレスや過食、肥満などが原因となります。最近、増えているそうです。お気をつけて。
北海道新聞 2012.10.24