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シックハウス症候群 規制強化、厚労省検討 室内濃度指針値、原因物質を追加

厚生労働省は、シックハウス症候群の原因となる化学物質の規制強化の検討を始める。現在は13の化学物質に室内濃度の指針値を設けているが、対象を増やす方針だ。28日からの有識者検討会で議論する。

 シックハウス症候群は、建材や家具から揮発した化学物質で頭痛やのどの痛みなどを起こす疾患。厚労省は対策のため、室内の空気1立方メートル当たりの濃度指針値をホルムアルデヒド0・1ミリグラム▽トルエン0・26ミリグラム▽キシレン0・87ミリグラム――などと定めている。

 関係者によると、今回は床材や接着剤に含まれる「2エチル1ヘキサノール」や水性塗料に含まれる「テキサノール」などが検討対象に挙がる見込み。13の化学物質以外の使用が進み、新改築した建物で体調を崩すケースが新たに報告されているためだ。

 対象物質の見直しは02年以来10年ぶり。指針値自体に強制力はないものの、建築基準法の建材規制や住宅性能評価の根拠、新築校舎引き渡しの基準として活用され、建築業界が対象物質を使わない対策を進めるなど一定の効果を上げている。
毎日新聞社 9月21日(金) 配信

[レセプト] 1ヵ月当たり医療費が1億円超の高額レセが初めて発生  健保連

健康保険組合連合会は9月13日に、平成23年度の高額レセプト上位の概要を発表した。

  1ヵ月の医療費が1000万円以上の高額レセプトは、平成23年度には179件あった。これは、前年度(22年度)に比べて5件増加しており、過去最高である(p1-p2参照)。

  高額レセの疾病別内訳を見ると、循環器系疾患が最も多く64件(36%)、次いで血友病48件(27%)、先天奇形30件(17%)、悪性腫瘍11件(6%)と続く。

  このうち2000万円(1ヵ月当たり)を超える超高額レセプトは17件であった。

  また、500万円以上(1ヵ月当たり)のレセプトも、23年度は4457件あり、前年度から604件・15.7%という大幅な増加を記録している。件数は過去最高である。

  1ヵ月当たりの費用が高いレセプト件数動向を見ると、100万円未満の比較的低額なレセは減少傾向にあるが、100万円を超えるレセは著しい増加を見せている。

  1000万円以上高額レセの中身を見てみると、23年度の最高は、血友病A患者の1億1550万円(1ヵ月の医療費)という桁外れの高額レセである。また、2位は後天性血友病A患者の6699万円(同)、3位は血友病A患者の4720万円、4位は血友病B患者の4250万円、5位は拡張型心筋症患者の2702万円と続いている。

  1ヵ月当たりの医療費が1億円を超えたレセは、健保組合において初めて。また、2位と3位も、22年度までの最高額を上回っており、一部患者の医療費が極めて超高額化している状況が浮き彫りになっている。

  ところで、こうした高額レセが発生した場合、当該健保組合だけで対応することは困難である。そこで、保険料の一部をプールし、高額レセの発生に備える「高額医療給付に関する交付金交付事業」を健保連は実施している。

認知症になっても、安心!?

と き:平成24年10月21日(日)
     14:00~16:00(開場13:30)
ところ:旭川市大雪クリスタルホール 
   大会議室 旭川市神楽3条7丁目     
入場無料!
第1部 :基調講演

 『 認知症になっても安心なまちづくり 』
 演者:  白戸一秀 教授

第2部 :シンポジウム
  事例検討 「認知症のAさん、旭川でどこまで暮らせるのか?」

 「シンポジスト」

1 東光・千代田地域包括支援センター センター長  石山 武浩

2 デイサービス あわせ処            代表  三本雅之

3 訪問介護ステーション ひろがり       所長  下間はるみ

4 旭川市社会福祉協議会            主査  松林 邦昭
       

眼球圧迫 心拍数減り危険行為

パソコンや事務仕事などで目が疲れたとき、目のあたりをマッサージすると、疲れでかすみがちだったのがスッキリ戻るような効果があります。でも眼球自体を圧迫するのは危険です。眼球は軟らかい組織なので、強い圧力が網膜を傷めて視力低下を招く危険があるからです。
 ところが、かつては眼球圧迫を診療に利用していました。アシュネル反射といいます。眼球圧迫で眼動脈の血圧が高まり、反射的に副交感神経が動いて心拍数を下げる効果が得られるのです。それで、神経機能のチェックのために利用されていました。
                    北海道新聞 2012.8.29

医療機関「ゼロ税率を」

消費税が2014年に8%、15年には10%まで引き上げられることが決まった。診療報酬は基本的に非課税扱いなので患者の負担が増えることはない。しかし医療機関は医薬品購入や設備投資などに課税され、診療報酬に転嫁できない消費税分が「損税」となって経営を圧迫すると主張する。日本医師会(日医)などからは「損税をなくすゼロ税率に」との声が上がる。
                   北海道新聞 2012.8.24

待ち時間不満4人に1人 病院の外来、厚労省調査

外来患者の4人に1人が病院で診察を受けるまでの待ち時間に不満を持っていることが11日、厚生労働省が公表した2011年の「受療行動調査」で分かった。

 厚労省は「診察の予約が増えるなど待ち時間は短くなってきているが、引き続き改善を図る必要がある」としている。

 調査は3年に1回。今回は11年10月、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を除く全国の500病院を対象に実施。485病院の外来患者約10万人などから有効回答を得た。

 結果によると、待ち時間に「非常に不満」は6・9%、「やや不満」は18・4%で、合わせて25・3%。一方「非常に満足」と「やや満足」の合計もほぼ同じ24・9%だった。

 実際の待ち時間は「15分未満」21・6%、「15分以上30分未満」22・6%、「30分以上1時間未満」21・0%と、1時間未満が全体の65・2%を占めた。前回の08年調査との比較(被災3県を除外)では3・9ポイント減。

 診察時間は前回と比べ「3分以上10分未満」が53・4%から38・0%に減る一方、「10分以上20分未満」が16・5%から21・8%に増えた。厚労省は「診察がていねいになっているのではないか」としている。

 外来患者に病院からの請求金額の受け止め方を尋ねたところ、3千円を境に「負担を感じる」が「感じない」を上回っていた。

はじめての在宅介護 

食事と体重 増減や症状などチェックを
 暑くなると食欲がなくなりがちです。暑さの中では運動量が不足しやすかったり、冷たい飲料や食べ物ばかりとることにより、何か食べたいという意欲が減退するのです。とは言っても、食欲の有無により体重が大きく増減するのは、健康面で好ましいことではありません。介護を受ける方には定期的に体重を量ってもらいたいと思います。自宅に体重計がない場合は、医療機関を受診した時に量ってもらいましょう。そして体重の増減がわかるよう月1回程度の頻度で、ノートなどに記録しておきます。適正な体重かどうかもチェックしておきましょう。よく使われる指標はBMI(肥満指数)です。
                  北海道新聞 2012.8.16

AEDの日常点検重要

道内でも設置が進んでいる自動体外式除細動器(AED)だが、一部の機器は、付属品の期限切れなどで緊急時に役に立たない可能性がある。AEDが必要なのは救急車到着までの短い時間であるため、不具合があっても直している余裕はなく、すぐに使える状態になっていないと意味をなさない。日常的な点検が重要だ。
                   北海道新聞 2012.8.15

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