日々の生活の中で不安や恐怖は付きものですが、ことさら歯医者さんに恐怖心を抱く人は少なくないでしょう。それには子どものころの歯科治療体験が少なからず影響しているかもしれません。
子どもが初めて歯科医院を受診した時、長い将来にわたってその時に受けたイメージを持ち続けるかもしれません。つまり、小児歯科医とは単に子どもを診る歯医者としてだけでなく、子どもの心にも影響を与える大きな責任がある。
歯科受診をきっかけに歯の治療を受けた親子が2度,3度と通いたくなるような温かい診療室を作り上げたいと小児歯科医は日々努力し、試行錯誤を重ねている。
宮崎日日新聞 2009.1.30