乳歯列の歯列不正や口唇を閉じにくくすることの原因の1つに指しゃぶりが挙げられますが、乳歯の時期、特に1歳くらいまでの指しゃぶりは乳幼児の自然な行動です。
しかし、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている子供がまだ多くいます。指しゃぶりにはその経緯から大きく二つのタイプに分けられます。1つは、乳幼児からずっと継続している場合です。出生後数ヶ月から始まった指しゃぶりがやめられずに3歳を過ぎても継続して習癖化してしまっているタイプです。
もう1つは指しゃぶりは一度なくなったにもかかわらず、弟や妹の出生や転居などによる環境の変化によって再び復活しているタイプです。
福島民友 2009.6.26