大阪府は9月10日までに、新型インフルエンザに感染した45歳男性が死亡したことを明らかにした。男性に基礎疾患はなかった。死因は不明。厚生労働省によると、新型インフルエンザ感染者の死亡は疑い例も含めて12人目だが、基礎疾患のない人では初めて。
大阪府によると、男性は3日にのどの痛みと37度の発熱を訴え、7日に医療機関を受診。簡易検査でA型陽性だったため、タミフルを服用した。この時点で重症化の兆候はなく自宅療養となり、8日には解熱。9日朝にも症状がなかったが、同日昼に帰宅した家族が意識不明の男性を発見、1時間後に病院で死亡が確認された。その後、PCR検査で新型インフルエンザ感染が判明した。
府の担当者は、死亡した時点では新型インフルエンザの症状が回復していたことから、死亡と新型感染の因果関係は不明だとしている。
更新:2009/09/10 11:12 キャリアブレイン