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新型感染の12歳男児が死亡―児童で初、横浜で

横浜市は9月18日までに、新型インフルエンザに感染した小学6年の12歳の男児が死亡したことを明らかにした。男児には気管支ぜんそくの既往歴があった。厚生労働省によると、新型インフルエンザに感染した人の死亡は疑い例を含め15人目で、児童では初めて。
 男児は2日午前に39度台の発熱と嘔吐を呈して、自宅近くの医療機関を受診した。簡易検査でA型陰性だったが、同日夕方にぜんそくの症状があったため、近くの医療機関の紹介を受けて市内の病院を受診。ぜんそくの症状が落ち着き帰宅したが、3日午前にも発熱が続き、意識がもうろうとなったため、同じ病院を再受診して入院した。この時実施した簡易検査でも陰性だったが、重症だったため集中治療室に入った。入院後に心筋炎と診断された。
 10日に血液検査の結果、新型インフルエンザの抗体価が高いことが判明し、PCR検査を依頼。14日夕方に新型インフルエンザ感染が確認された。17日夕方に、頭蓋内出血のため死亡した。
 横浜市の担当者によると、感染源は不明だが、市では夏季休暇終了後、累計で70校82クラスが学級閉鎖となっており、時系列は不明だが男児のクラスもこれに含まれているという。

 厚労省が実施している「インフルエンザ入院サーベイランス」によると、7月28日から9月15日までに入院したインフルエンザ患者892人のうち678人が未成年で、76%を占めている。
 更新:2009/09/18 11:00   キャリアブレイン