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入れ歯安定剤で神経障害

入れ歯使用者の増加とともに、入れ歯のぐらつきを抑える安定剤の使用も広がっているが、長期の過剰な使用による神経障害と考えられる症例が、米国で報告されている。
 小松義明広報部長は「普通に使えば心配ないが、利用者は高齢者が多いので家族にも気を配ってほしい」と言う。米国での報告に対応し、添付文書に新たな注意書きを加える方針だ。
 グラクソ・スミスクライン社の推計では、国内の入れ歯使用者は約2820万人。うち十数%が安定剤を使っているとされるが、こまめに入れ歯の調整をしていれば、通常、安定剤は必要ないものであることを忘れないようにしたい。
         読売新聞 2009.8.16