小さな子どもは、日常生活で予想もしない行動をとることが多い。保護者が目を離した一瞬の間に、ケガ(事故)をすることも珍しくない。意外とも思えるが、乳幼児を持つ親は、歯磨き中の転倒にも注意したい。東京消防庁によると、6歳以下の乳幼児の歯磨き中の事故で、08年中に東京消防庁管内で48人が医療機関に救急搬送されたという。
いずれも歯ブラシで口腔内を損傷したもので、年齢別では1歳児と2歳児で、全体の約7割に達する。要因別では、歯磨き中に歯ブラシを口に入れたまま歩くなどしたため、転倒やぶつかって受傷したケースが多くを占める。
薬事日報 2009.9.7